獣道探検隊:DT125Rで行く横尾林道、高山林道、松節林道編



(2006/07/16)







<<横尾林道へのアプローチ>>

(2006/08/02)

横尾林道は今日の一番の目的でした。
恐らくここが千葉で一番長いダートコースの残った林道なんじゃないでしょうか?
とにかく走り応えがあります。


この横尾林道は、国道410号線から侵入できます。
国道410号線の長狭街道から君鴨トンネルまでの区間はFZ6-Sで走ると非常に気持ちの良いワインディングですが、その君鴨トンネルの2kmほど手前に進入口があります。




入り口に通行止めの標識が出ていますが、これは三島トンネルのことであり横尾林道は通行止めではありません。
入り口を入ると幅員が3mぐらいに狭まり、所によっては2m程度まで狭くなるポイントもあります。
入り口から君鴨トンネルまでの2kmぐらいは国道410号線に沿って走っており、所々にビューポイントがあります。




さて、ビューポイントを過ぎて君鴨トンネルの直前まで来ると高山林道への分岐点があります。









高山林道はこの後ろで紹介しますので、このまま通り過ぎて横尾林道に本格的に入っていきます。
この辺りまでは舗装されているんですが、横尾林道の本線に入るとダートコースに変わります。









入り口から当初はフラットなダートが続きます。
割と明るくて平和な林道ですね。







この辺まで来るとそろそろ横尾林道も終点となり大幡林道になりますが、この杉の木が立ち並ぶ地点まで来てギョ!っとしました。
ある日、森の中、熊さんに出会った?....

真っ黒い四足の生き物がのしのし歩いてるじゃないですか。
私の実家は山形ですが、熊は普通にでます。
朝起きると、庭の梨の木が折られて梨を食われてたとか、ぶどうの木が折られてたとか、よくありました。


なのでヤバイ!と一瞬身構えましたが、千葉には熊は居ないはずだけど.....と思ってると、実は真っ黒い野犬でした。
林道といってもこの辺は里山ですから、近所の飼い犬が逃げたんでしょうね。
数百メートル下れば水田ですし、民家もありますからね。





ここが横尾林道の終点になります。
ここから先は大幡林道になりすぐ下の長狭街道に降りていきます。
こっちは余り興味が無いので、右に分岐する松節林道に入ります。




<<松節林道は廃道?>>

この分岐点にはこれといった道路案内板がなくて、三郡山方面を示す杭が打ってあるだけです。
最初、こっちが横尾林道の続きかなと思いましたが、どうもここは廃道らしいですね。
帰宅後に地図を見直しても、持って行ったツーリングマップルをみてもこの林道は載っていません。


なので、道路状態は酷いです。
まあ、これこそダートコースと思えばいいんですけどね。
そういう意味ではダート万歳な人には堪えられないと思いますよ。是非アタックしてください。











実はこの途中で道を塞いでいるものがありました。
岩?と思って近づいていくと猪です。
ガサッ!と足元で音がするので見てみたら、なんとウリ坊です。(猪の子供ね)


とっさにヤバイ!と思いました。
猪の母親が子供を守るために突進してきたらひとたまりもありません。
こんなDT君なんぞあっという間にフロント周りが大破してしまいます。

ドキドキしてるとウリ坊が森の中に消え、母親も居なくなりました。
まさか猪の親子に遭うとは思っても見ませんでしたが、いい経験です。


ここが三郡山の山頂広場らしいです。
トラックが10台ぐらいとまれるほどの広さがあります。






この広場から元来た道をみると整備されていないのが良くわかります。
草が茂り放題、道は荒れ放題。はっきり言って楽しいです。


この広場から反対側に降りていく道がありますが、どこに向かっていくのか全然わかりません。
どこにも標識がないんです。
まあ、この辺じゃ死ぬことはないだろうってことで先に進みます。








降り口付近こそ荒れていますが、あとは普通の林道です。







この辺は蟻谷国有林と言うんですね。麓まで降りてきたら表示がありました。





麓まで降りてくると松節林道の表示が出ていました。
でも、ほとんど放置状態の林道ですね。
この表示板の右手方向に行くと県道88号線の大山林道になります。


県道88号線からのアプローチはここが目印です。





実はこの近辺には猿が居ます。
林道の中でなんか黒っぽいのが枝になってる?と思ったら猿でした。
猿も犬歯が鋭いので危険な生き物です。
気軽に手を出すのは止めましょう。犬とは違いますから。



県道88号線にはこんな湖もありますのでキャンプにもいいですね。
実は田取林道の入り口の近くにでてくるんですよ。








<<高山林道へのアプローチ>>

横尾林道からのつづきです。
ビューポイントを過ぎて君鴨トンネルの手前で高山林道に分岐します。
この林道はとても短くて、山の裏手を走る柚の木林道への連絡道路の性格をもちます。




今日(2006/08/02)現在、入り口には通行止めの看板が掛かっていましたが、封鎖はされていないので進入してみます。







進入するとダートコースなんですが、所々舗装面があったりします。
でも全体の8割はダートですね。












この高山林道は全体で2kmも無いんじゃないかな?
あっという間に柚の木林道に合流します。
柚の木林道はとても良く整備された林道で、ハイキングコースにもなっています。
また、ビューポイントも多く、休憩所も所々にありますので家族連れにもいいですね。


高山林道はこの柚の木林道側には通行止めの表示がありませんが、横尾林道側に再度戻ったら封鎖されていました。
普段は通行止めなのかと思ったら、柚の木林道がこの先で土砂崩れを起こしており、そのための封鎖措置でした。
なので、以前走った時の写真を使ってページをおこすつもりです。