獣道探検隊:DT125Rで行く嶺岡中央林道編



(2006/07/16)







<<嶺岡中央林道編:1号線>>

(2006/07/16)
今日は雨が降りそうな天気でしたが、一週間に一日しかないお休みなのでお出かけしてきました。
今月は祝日も出勤なので、雨が降っていない限りはバイクに乗りたいですね。


さて、嶺岡中央林道ですが、この道は太平洋側は鴨川市、東京湾側は富岡町と房総半島を横断する林道で、私が好きな長狭街道の南側の山の上を走っています。
実は長狭街道の全景を撮るためには『あの山の上に登れたらなぁ....』といつも思っていたのですが、何のことは無い、林道が走ってました。
これはFZ6-SやR1000だけに乗っていたら絶対に気が付かない道でしたし、気が付いても怖くて走れません。
道幅が3mしかない道で途中から引き返す事になってもDT125Rは楽勝ですが、FZ6-Sではかなり辛い思いをしますからね。
そもそもチャレンジする気になれません。





それは置いといて、今回は嶺岡中央林道の一部しか走っていません。
上の地図の真ん中辺を紫の太いストライプが走っていますが、これが嶺岡中央林道です。
房総を縦に走る道路としては国道410号がありますが、こことの交差点から進入しました。


この交差点には日本の酪農発祥の地があります。








この建物に向かって行くと直ぐ左手に大きな駐車場が在るので、車で遊びに来ても良いですね。
牧場にはヤギなどが放牧されているのですが、ゲートを上げて柵の中に入っていくことが出来ます。
好きな人はヤギと一緒に遊べますよ。


この牧場の直ぐ北側に『左折して』自衛隊の峯岡山分屯地へ向かう入り口があり、ここが嶺岡中央林道への入り口になります。
正確には自衛隊専用道路を経由して嶺岡中央林道1号線へ向かう入り口ですね。




そしてこの国道410号からの入り口の20mほど先に『右折して』嶺岡中央林道2号線に向かう入り口があります。
※詳細は後ろでまとめて紹介します。



この道が『さすが自衛隊専用道路だね』と言えるぐらいに綺麗に整備されています。




この道を1kmほど走ると、国道410を挟んで鴨川の海へ向かう林道が見えます。
こっちも嶺岡中央林道の一部です。




更に1kmほど走ると長狭街道を見下ろす地点まで来ます。
目の前がぱっと開けて景色が良いポイントです。
この辺は路肩の雑木も綺麗に伐採されてて、良く整備されているのがわかります。












国道410号から3kmちょっとでこの整備された林道は終わりで、航空自衛隊の分屯地に突き当たります。
奥に守衛代わり?の隊員らしき人が居て、侵入者を見張っています。







この写真の位置から右に分岐するのが嶺岡中央林道1号線です。
ここまでの道は自衛隊専用道路なので林道扱いではないんですね。






この道をず〜っと走っていくと『さすがに林道』両側から草木がせり出してきて雰囲気たっぷりです。
途中に『嶺岡苑』と言う石碑があったので登ってみました。
見晴台かな?と思って期待したのですが、たんなる広場でした。




全体的なイメージはこんな感じの林道です。
林道なので下草を刈るなどの整備は、当然のことながらされていません。




そしてもう少し行くとコスモクラッシックのゴルフ場の上に出てきます。
途中で太田代に降りていく林道もありますが、太田代は日本の棚田百選に選ばれたところで、見事な棚田が見られます。
ちょっと寄り道して棚田を見学します。



棚田倶楽部なんてものがありました。
私はオーナー様駐車場からこの写真を撮りましたが、凄い沢山の人が居ました。



棚田はとても綺麗ですね。
ただ、作業性が悪いので人出がかかります。
恐らくここは一枚一枚を希望者に販売して農作業もやってもらっているんですね。


退職後は農民になるのが夢なんて人は多いですから。






さて、本線に戻ってこの棚田への分岐点から200mほど行くと公園らしきものがあるので覗いてみました。







ちょっと期待外れですね。
眺望の良い公園を期待してたのですが、ハイキング客の休息所って感じです。

そしてそのまま公園を通り過ぎて真っ直ぐ行くと、この林道はゴルフ客が毎日通るためか広くて明るいですね。





嶺岡中央林道の終点がここ。
コスモクラッシックの入り口でもあります。




麓に下りてもと来た方角を眺めてみると、牧場があります。
この画像には写ってませんが、右隣がコスモクラッシックでした。
房総は山が低いから造成しやすいですよね。






<<嶺岡中央林道編:2号線>>

(2006/08/13)
モタード化したDT125Rで林道を走ってみようと思いここにやってきました。
走ってみると既に殆どの林道は全面舗装が完了しているので、モタード化してても全然問題ありませんでした。


さて、ここが嶺岡中央林道2号線の入り口です。



--------------------(2006/08/27)------------------------




嶺岡中央林道の1号線と2号線はこんな感じで国道410と交差してます。
クラウンが1号線から2号線に入ってこようとしてますが、2号線は結構車がとおりますね。


--------------------(2006/08/27 ここまで)----------------



この林道は、国道410号線の標識にも入り口が表示されているぐらいなので、非常に判りやすいです。
日本の酪農発祥の地と大きな看板も出てますから目印には困ることがありません。







入ると最初の辺りは木が生い茂っていてちょっと暗めです。
そして500mほど行くと水田大臣誕生の地とか書かれた看板があります。
上の写真はちょっと振り向いて撮った写真になりますが、ここから200mほど坂を下りていくと資料館があります。
駐車場が2台分ぐらいありましたね。





そこから1kmほど行くと山の稜線をそのまま走っていく林道と、両側に下っていく道の分岐点があります。
ここはそのまま直進です。







基本的に嶺岡中央林道は1号線もそうでしたが走りやすいですね。
整備されていない林道は両側から草がせり出してきて、道路の中央部分がやっと通れるぐらいに空いているだけなのですが、嶺岡は下草が刈られていて見通しも良好です。


そしてこのまま2〜3kmほど走ると日本テレコムの無線中継所が見えてきます。
という事は、この辺りでは高い山だってことですね。
その脇に林道がありましたのでそこを下ってみます。
※雲行きが怪しくてカミナリが落ちそうだったのでこの先の2号線は後日。







この日本テレコムの横から落ちていく林道は凄い急勾配です。
エンジンブレーキが利かない2stにはちょっと辛いですね。
ただ、眺めは良いです。

ここをずっと下って平地に降りて、そのまま直進すると長狭街道にでます。
そこを左折すると500mほどで国道410号線と長狭街道の交差点になります。
次回はここを逆に走って林道を駆け上がり、嶺岡中央2号線を終点まで走ってみます。



(2006/08/27)

帰って来ました〜。
と言う事で逆方向から急勾配を登っていきます。
あえてカメラを水平にしてどれだけ登っているのか判りやすいようにしました。







冗談抜きで1〜2速しか使えません。
上の写真は長狭街道からみた嶺岡の山で、このまま真っ直ぐ行くとこの林道に入ります。
山の上に鉄塔が見えますが、あそこまで一気に登るわけです。




さて、中央林道2号線に戻って鴨川方面に走っていきます。
500mほどでしょうか?鴨川に向かって進むと左手が急にパッと開けます。







最初何なのか判りませんでしたが、ハンググライダーがテイクオフする場所のようです。
鴨川まで行った帰りに通ったら、でっかいリュックを背負った人達が沢山集まってました。





とても見晴らしが良い場所です。
ホント不思議な地形なんですよね。長狭街道沿いってのは。
どんなプロセスでこの地形になったのか興味があります。











ここから暫く走ると市内に落ちていく分岐が増えてきます。
最後の写真は3つ目の分岐です。
そんな感じですから林道沿いに民家がとても多くなります。

道には野良猫も多くなるし、犬を連れて散歩している人まで居ます。
もうこの辺は林道と言うよりも生活道路ですね。







この近辺まで来ると林道から海が見えるポイントが増えてきます。
いくつもあるんですが、天気が良くなくて写真写りが悪かったから2枚ですね。







ここはもう終点に近いです。
魚見塚一戦場公園と展望台が直ぐ傍にあります。
ここら一体はホテル街になっていて、結構洒落た雰囲気になっています。







そしてこのまま進むとT字路になりますので、右折すると県道89号線に出ます。
県道89号線を500mも行けば国道128号線です。
鴨川市街地を千倉方面に行くと太海トンネルだったかな?があるんですが、この林道はその上を走ってます。








この嶺岡林道を走ってみて思ったのは、『凄くいい』の一言です。
東京湾から太平洋まで稜線をずっと走るのは快感ですよ。
多分、広葉樹の葉が落ちる11月末〜3月が一番気持ちがいいのではないでしょうか?





<<嶺岡中央林道編:4号線>>

この4号線ははっきり言って『残念』です。
思ったほど楽しくないですね。全長1kmちょっとでしょうか?
入り口は県道88号線にあります。





4号線も全て舗装済で、ダート区間は残っていませんでした。
まあ、途中景色のいいところがちょっとだけあったぐらいかな?




ちなみに起点はこっちね。
中央林道の1号線を出て左折してから800mぐらいかなぁ?
右手にそれらしい入り口があるので判りやすいですよ。







<<嶺岡中央林道編:3号線>>

(2006/08/27)
これでやっと全線通れると思ったら.....土砂崩れだってさ。








入り口は判りやすいです。
先程の4号線と国道88号との交差点を左に数百m行くと右に分岐する道があります。
安房勝山方面と書いてあるので直ぐに判ります。


そこを右に右折して300mぐらいかな?この入り口があります。
でも残念ながら全面通行止め。
ぐらいで引き帰す訳ありませんね。そのまま構わず進入します。







この入り口から入ると最初の辺りには民家もあって林道と言うよりは生活道路に近いですね。
林道の南側には山の上を切り開いてゴルフ場が作られています。
こんな大規模な土木工事をやってしまうんですから、林道を作るのなんてもっと簡単でしょうね。







入り口から1kmほど走ると分岐点が現れます。
右に行けば嶺岡中央林道ですし、左に行けば林道伊予ヶ岳線です。
伊予ヶ岳線についてはこの後ろで簡単に紹介するので、嶺岡中央林道を進みます。





3号線の入り口にも土砂崩落のため通行止めと書いてましたが、ここにも書いてます。
これって何時ごろに崩落したんでしょう?
渕ヶ沢奥米林道も最近の雨で崩落しているので、多分、同じぐらいの時期かな?









いや〜いいですよ。ここって気持ちがいいです。
開放感という点では林道の両側に開けた部分が少ないので『なんとか及第点』のレベルですが、雰囲気がいいです。
道の両側は谷なのでちょっと木立の上の部分を落とすだけでかなり開放感のある林道になるのですが、その点だけが残念かな。
林道の紹介で「スカイライン」と称されていますが、出来立ての頃は恐らく木立も低くて見晴らしが良かったんだと思います。







終点が近づくとモーターハウスがポン!と置いてあったりします。
中に入るわけには行かないのでフェンスの間から写真を撮りましたが、景色がいいですよねぇ。
方角的には真南になるのかな。
曇っていなければ山の向こうには海が見えるはずです。丸い水平線が。ぜ〜たくな場所だなぁ


どんどん先に進んで残り1kmぐらいの場所に来ました。









この辺までくると東京湾が至る所で見ることができるようになります。









そ〜言えば崩落の現場ってどこだ?
そろそろ終点だけど.....


と思ってたらありましたよ。崩落現場が。
終点(勝山側の入り口)から1km程でしょうか。
残りの1kmって里に降りた状況での距離も含むので、ほぼ終点あたりで起こってます。





実は崩落って言っても大した事ありません。
オフ車なら楽々通れます。
私もモタード化したDT125Rで簡単に通れました。









ほんとね〜。天気が良ければもっといい写真が貼れるのに。残念です。










この林道は気持ちが良いですね。
定期的に走りたいと思える林道です。


この林道の東京湾側の入り口が判らなかったのですが、降りてきて国道127号線に合流して初めて判りました。
『なんだここかぁ』と思う場所でしたが、一度覚えれば二度と忘れることはないですね。
また秋になったら走りに行きます。








<<林道伊予ヶ岳編>>
(2006/08/27)

鴨川側の入り口から入って1km程の所にある分岐点が林道伊予ヶ岳線の起点になります。




入ってビックリ。ここはダートコースです。
ただ、伊予ヶ岳線自体が1.5kmぐらいかな?とても短いコースで、所々(特に急斜面)が舗装されているのでモタード化したDT125Rでも全然平気です。
そして終点にはなにゴルフか知りませんが、パターゴルフよりはクラブをもう一本ぐらい持ったほうが良さそうなコースがありました。


このコースについてはこれと言って感想も無いので写真だけべたべた貼ります。