PIAGGIO Beverly 500




Beverly 500 の収納を考えて見る

(2008/07/26)

Beverly500は収納力が国産と比べて大きく劣ります。
スカイウエーブを始め国産の250ccクラスのスクーターは60L以上のメットイン収納を備えますが、ビバリー500は幾らでしょう?
正確に測った人が居ないんじゃないでしょうか?


ぱっと見で30Lぐらいと思われますが、もっと少ない可能性もあります。
そもそもジェット型のヘルメットすら入りませんので、かなり小さいことは確かです。
ですから、それをカバーするためにトップケースが必要になってきます。


問題は荷台の形状ですが、荷台はこなんなんです。





カバーに穴が開いているのは愛嬌として、その下の本体のボルト穴の位置が問題です。






比較のために下の写真は右にオフセットしましたが、主要な3箇所のボルト穴の位置が全く合いません。
一箇所も止めることが出来ないんです。これには参りました。

web上で見るBeverlyの写真にはトップケースを付けたものも沢山見かけますし、勿論、純正じゃなくてGIVI製のトップケースもよく見かけます。
と言うことは、取付金具が別にあるってことですね。

早速検索を掛けて拾ってきました。









これで見るとE341と言う型番でスペシャルキャリアが出ています。
専用設計なので綺麗に付くようですね。





これは新型のキャリアです。
私の旧型ときらべてデザインが変わっているのが判ります。
このフルフェイス用のフックが追加されて、左右に渡るグラブバーが無くなっています。




私はGT商会に発注しましたが、納品は10月だそうです。
そもそも日本では売れていませんからね。ビバリーは。

これだけ納期が長いと言う事は、輸入元のデイトナにも在庫が無くて、イタリアからの取り寄せになったようです。
自分でも加工できそうですが、仕上がりを考えると値段も安いしGIVI純正がいいですね。



ビバリーの美しい車体をトップケースで崩すのは勿体無いのですが、実はこういったシートバッグで代用する手もあります。




これはFZ6-Sのキャリアに積んでいたバッグですが、ファスナーで縦に容量を追加できて、ヘルメット一個分の荷物を積むことができます。
徹底的にノーマルの美しさに拘るなら、この手のバッグをメットインに入れといて、必要になったら取り出すのがいいですね。

FZ6-Sで色んな所を走りましたが、実家に帰省するときぐらいしか44Lのトップケースは使いませんでしたし、26Lのトップケースで殆ど用が足りました。
つまり、ノーマルのシート下の30L程度で実は十分だったりするんです。


もうGIVI E370のシルバーを買ってしまいましたが、積みっぱなしにするかまだ判りません。
ただ、積みっぱなしにすると、ヘルメットを入れっぱなしに出来るってのはいいですね。






でもね。ここまで書いて気が付いたのですが、シート下に入れっぱなしに出来るようにモモデザインのミニモモを発注したんですよね...
よく考えたら、GIVI E370は余計な買い物だったかもしれません。

あると便利だから積みっぱなしにしちゃいそうですけどね。
Agility125がその状態で一年経ってますから。






minimomo到着!

オーストリアに発注したミニモモが到着しました。
支払いはあれで全部かと思ったら、しっかり横浜税関に900円も課税されてました。




郵便局でミニモモの税金を払い受け取ってきましたが、この箱がやたらと軽いんです。
アライのヘルメットと比べると軽さが際立ってますね。




中にはこんなデザインの箱が入っていました。
そういえばアライのヘルメットを買った時でさえ箱は付いてきませんでしたね?
あれはお店が勝手に処分しているからかな?

でも、この箱のデザインからして「おっ!いいね!」と思わず声が出ます。
流石モモデザインですね。
そして箱を開けるとヘルメットと一緒にこんな物が入ってました。





本来はヘルメットの箱なので中に小箱は入ってません。
今回は専用ゴーグルを一緒に注文したので、空いてる隙間に一緒に入って来ました。
あとは保存用の袋ですね。これはアライも同様に付いてきます。


それでは愛用中のアライSZ-Fと比べて見ましょう。
アライは59-60cm用のLサイズですが、MiniMomoは61-62cm用のXLサイズです。





注文前にモモデザインは欧米人種の頭の形に合わせているので、日本人が買うなら2サイズアップぐらいで丁度良いと言うのを聞いてました。
ですのでXLサイズを注文したのですが、こうやって並べて見るとアライの方がでかいです。

だからこそイタリアンなスクーターにはモモデザインが指定されるわけですね。
こいつならシート下に入るぞ! と。


実際に入るかどうか試して見ました。
と言うか入ってくれないと買った意味がありません。




この通り前方を前にして押し込むとシートは閉まります。
でも、入ることは入るのですが、ギリギリ入っているだけで一寸問題がでます。




「押し込むと入る」と言うことは、こういうことです。
頬のあたりの塗装面が収納の壁とこすれて傷が付きます。

これは後でバーナーで暖めて広げないとダメでしょうね。
こんな状態で仕舞っていたらあっという間にヘルメットがボロになっちゃいます。