DT125Rのモタード化(その1:前後スプロケットの520コンバート)
2006/08/08現在の途中の姿
<<スプロケットの交換>>
入れ替えに当たって純正のチェーンを520サイズにコンバートしようと思っています。
私は余り詳しくないのですが、色々見てると純正の428サイズは重くて伸びやすい?と書かれてますね。
ならば520サイズに変えて軽量化も果たしてしまえと。
ま、それ以前に限りあるパワーを有効に使うには純正の減速比じゃダメって感じている現状があります。
純正の二次減速比は3.117。歯数はフロント17。リア53です。
これを加速重視に変更するのですが、520サイズにコンバートするとスプロケットの歯数も変わります。
アファームの適合表の一部を引っ張ってきたので確認してみます。
これで見ると520コンバートの場合はフロント14、リア44で二次減速比3.14となり純正とほぼ同一になります。
これを加速側に振るとなると45-46、54、56の4種類が選べます。
46に変えた場合、減速比は3.28なので殆ど違いは判らないですね。
なので54にしましょう。これだと3.85ですから相当変わります。
6速のギアが高すぎて殆ど使い物にならないんですが、ここまで減速比を変えれば充分使えるギアになります。
なんせ減速比が3.117→3.857ですから、6速で10,000回転まで吹けきった状態で約100km/hしか出ない計算になります。
ちょっと下げすぎかな?
狙っているのは6速で10,000回転まで吹けきった状態で120km/hになることです。
となるとフロントを13、リアを46にすると、減速比が3,538になります。
これだと標準で120km/hだせる状況で105km/hしか出ませんので5速で10,000回転まで吹けきれます。その時の速度がほぼ105km/hです。
6速は今の5速のイメージでエコランに使えば良いですね。
チェーンはRKのGPスーパーシルバーか、DIDのS-BRIGHTにするつもりですが、リンク数の108にピッタリのものが無いので110コマを購入して切断ですね。
どちらを購入しても売値は11,000円ほどです。
問題は切断、カシメ用のツールが15,000円ほどするってことかな。
これは.....108コマになった状態のものを購入したほうが良さそうですね。
スプロケット購入時にチェーンも加工してもらって一緒に買ったほうが良さそうです。
多分、加工賃はそんなにしないはずなので。
(2006/08/02)
今日、二輪館に行ってスプロケットとチェーンとかしまる君を発注してきました。
自分で交換する前提で作業手順をおさらいしたら、オフ車はサスの上下動が大きいのでチェーンガイドを付けなくちゃダメという事が判明。
これがパチンと自由にロックしたり解除できるような作りなら良かったのですが、一体成型されたガイドを通す作りになっています。
という事は、最初から繋いだものを購入してしまうとガイドにチェーンを通せなくなってしまいます。
この写真で白く見えるプラスチックの部品がチェーンガイドです。
元々のチェーンがクリップ式の接合方法になっているので、これで全然問題ないんですね。
ペンチでクリップを外せはチェーンが簡単に外せますから。
ところが520サイズにコンバートすると基本的にかしめ方式になるので(私が使いたいDIDの場合)、なにかしようとするとチェーン切断→かしめて接合をやらなくちゃいけません。
であれば、自分で出来るように『かしまる君』を買っておこうと言う事になりました。
製品概要は大同工業のホームページで見てもらうと良いのですが、今後FZ6-Sもチェーン交換が必要な走行距離になったのでちょうど良かったですね。
今回注文したのは以下のとおり。
AFAM フロントスプロケット(21203+_13T) \3,150
AFAM リアスプロケット(13511+_46T) \7,245
DID 520VM-110L \10,914
かしまる君 \14,280
AFAMのスプロケットは国内に在庫がありました。
でも、お店には何時来るんでしょうね?来週ぐらいには来る予定ですよとは言われましたが.....
届きました。本当に一週間かかりました。
取り敢えずは、今日取り寄せた部品がこれです。
AFAM フロントスプロケット(21203+_13T) \3,150
AFAM リアスプロケット(13511+_46T) \7,245
DID 520VM-110L \10,914
かし丸君 \14,280
合計で35,589円でした。
かし丸君が価格を押し上げてますが、こんどFZ6-Sのチェーン交換も自分でやるので元はとれますね。
<<前後スプロケットとチェーン交換(520コンバート)>>
(2006/08/12)
今日は早起きしてさっさと520コンバート作業を済ませる予定でしたが、『かし丸君』の使い方がそもそも判って無いこともあり、先ずは部屋の中でチェーンのリンク数を110コマから108コマに短縮する作業をやってみました。
最初から108コマのリンク数でチェーンが売られていれば早いんですが、なかなか上手く行きませんね。
さて、私の場合新品チェーンへの交換は初めてなので、先ずはチェーンのコマ数ってなんだ?と言う所から確認しなくちゃいけません。
指でプレートの数を確認していくと54枚?
と言う事は接続用のコマを入れて55枚になり、ピンの数が110本。なるほどピンの数ですね。
であればプレートを一枚外せば2コマ減るので、練習を兼ねて一番最初のピンを外してみます。
意外と簡単に抜けるものですね。
位置あわせもカチッ!と音がして定位置で止まるので不安がありません。
つづいて2本目のピンも同じ手順で抜きます。
この抜くためのピンが、梱包を解いた状態ではねじ込むボルトの先端に裏返しになって入っているので、『あっ!これ不良品だ。部品が足りない』と電話をしかけました。
でも、それも変な話なのでじっくり見ていくと、このクルクル回る奴は抜けるのか?と疑問に思い、抜いてみたらピンが裏返しに入ってたと。
まあ、上手い作りになってますね。
変なところで感心してしまいました。マニュアルにそう書いてくれてるともっと感心したんですが.....
上の3枚目が作業終了状態の写真です。
この真ん中の凸型のピンが右のぶっといボルトの先端に埋まっているんです。梱包状態ではね。
抜き終わったピンは使えませんが、]リングは使えそうですね。
さて、さっそくリアホイールを外してスプロケットを交換します。
作業は慣れたせいもあって取り外しに5分、スプロケットの取り外し→取り付けが10分程度で終わりました。
取り外したものを新品と並べると、一回りでかいですね。
そして組み付けは規定トルクの3.5kgで行います。
ステンレスのキャップボルトにしてあるので錆びる心配もないし、見た目も綺麗ですね。
次の作業はフロントスプロケットの取り外しです。
でも、ここではたと困りました。
フロントスプロケットがクルクル回るんです。
完全に作業手順を間違えてます。
先にチェーンが繋がった状態でフロントスプロケットのナットを緩めないとダメです。
ギアを入れてロック状態で回す荒業も考えましたが、それって故障の原因になるので中止。
色々と考えた結果、チェーンをスプロケットに通しサイドスタンドにチェーンを巻きつけて固定してからナットを回しました。
これだとエンジンには影響がでません。多少、スタンドの塗装に傷が付く程度です。
取り外したフロントスプロケットと新品です。
こちらは一回り小さくなってます。
しかも厚みが半分ぐらい
おやっと思って車体側を見ると、ちゃんとチェーンラインが出るようにカラーが付いてますね。
これが取り付けた状態です。
ロックワッシャは新品を必ず付けて下さいとサービスマニュアルには書かれてますが、手持ちが無いので流用です。
まだ2,000kmしか走って無いので許してください?
あとはチェーンを巻きつけて、
かし丸君でぐりぐりと圧着&リベット締め。
なかなか作業性はよろしいですね。→かし丸君
これで520コンバート作業は終了。
何て言うか.....そのうちエンジンを170ccにボアアップするかDT200Rのエンジンに積み替えてしまいそうな気が.....