DT125Rのモタード化(その1:エクセルリムの検討)



2006/08/08現在の途中の姿









<<はじめの一歩:ホイールの17in化>>

(2006/07/01)
引き取った初日にリアタイヤがズバッ!とスライドした時点で『これダメじゃん』と唸りました。
かといってDTで林道を色々と走ってみたいとも思っています。
林道をのんびり走る分には十分なパワーがありますので、オフロードとしてはこれで良いと思います。


でも、林道を走らないときはちょっと辛いよね。このタイヤじゃ。
かと言ってオンロード向けのタイヤに変えると、今度はぬかるんだ林道ではスリップして立ち往生してしまいます。
また、片側が沢になっている様な場面では『下り坂でグリップを失って沢に転落』なんて事も考えなくちゃいけません。


つまり、オンロードで楽しみたい時はモタード用の17inを履いて、林道に出かけるときには標準に履き替えるのがベストです。
多分、林道は買って最初の2〜3ヶ月で飽きてしまう筈なので、その後は17inでずっと走ることになると思います。



さて、DT125Rに履けるモタードキットは存在するか?
無いんだよこれが....
となると特注するしかないよね。


通常、エクセルリムでモタード化する場合はリムとスポークを新品で購入して、手持ちのハブに組み付けるらしいんです。
でもそうなると作業は一日がかりになりそうですし、変えた後はオフロードを走れなくなってしまいます。
じゃあもう一台行っとく?


そんな金は無いのでオリジナルは保管しておいて交換用にタイヤセットを一組購入するのが良さそうです。
となると中古のDT125Rの前後ホイールが必要になりますね。
早速オークションで探してみました。






結構な値段がするものですね。
前後で26,000円ですが、必要なのはハブなんですよね。
じゃあ新品で取り寄せたらいくらになるねん?













フロントが17,201円、リアが22,845円ぐらいですね。
正確な部品はちよっと違うんでしょうけど、見た目で必要な部品を選ぶとこの金額です。


これにエクセルリムとスポーク、タイヤが加わると一体いくらかかるんでしょう?
いくつかのお店にお見積もりを依頼しましたが、その金額は...


レッドバロンにも見積もりをお願いしましたが、タイヤなしの状態で14万円ですと言われたので却下しました。
レッドバロンの弱点はアフターマーケットのパーツが安くならないことと、工賃が高いことですね。
まあ、本体を購入するなら全国チェーンのレッドバロンは絶対のお勧めですが、アフターマーケットのパーツを付けるなら自己解決が良いですね。




(2007/02/24)
詳細は書きませんが、色々あったのでコンテンツを一部削除しました。


ただ、WRのフロントハブ用にスポークを注文して判ったのは、ハブとリムはどんな組み合わせでも大丈夫ですが、DT用のリムは6mmのニップルを使うことを前提に設計されているらしいと言うことです。
ここに6.5mmのニップルは入りますが、全く隙間の無い状態で組みあがるので、お勧めしませんとのことでした。
この辺は専門家の話をじっくりと聞いたほうが良いですね。
その上でどの辺までリスクを取れるのか自分で判断する必要はありますが。


こんど時間が取れたら一からホイールを組みますが、素人でも大体半日あれば調整できるようです。
モトショップ五郎さんがホイールの組み方を丁寧に教えてくれているので、それに倣って組んでみます。





<<外形寸法の違い>>

オフロードタイヤからモタードに変えた場合、タイヤの外形寸法がかわるのでスピードメーターに誤差が生じます。
車検の無い125ccと言えどどの程度の誤差が出るのか知っておくに越したことはありません。
標準で付いているのはブリジストン製のタイヤで、オーナーズマニュアルではフロントがTW25、リアがTW44となっています。
ここで疑問が発生!確か付いてるのは違うタイヤだったはず.......




これですよ。実際についているのは。
このマニュアルはセルなしの3FW1〜6のタイヤサイズがそのまま載っていますね。
マイナーチェンジ後のセル付き車両は軽量化のためにタイヤサイズが小さくなっているので実物に合わせます。
と言う事でフロントが2.75-21で、リアが4.10-18です。


これの外形寸法をカタログから拾ってこようとしましたが、実はメーカーのホームページでも寸法が出ていません。
ですが、ホームページには同一サイズのプレミアムシリーズとしてBATLE WINGが設定されていますのでそれのサイズを参考にします。




まずフロントのサイズですが、これぐらい違います。

BW-201:689mm
BT-39 :587mm

結構違いますね。102mmも違います。
BT-39は外形寸法で85.19%に縮小されるため、スピードメーターが100km/hを指してても実際には85km/hしか出ていないことになります。
各速度でどれぐらい違うかというと、こんな感じ。


 40km/h →  34km/h
 60km/h →  51km/h
 80km/h →  68km/h
100km/h →  85km/h
120km/h → 102km/h
140km/h → 119km/h


やった!〜140km/h達成!〜 なんて喜んでると、実は119km/hしか出てなかったと言う事になります。
あとガソリンの消費量にも誤差がでますね。
オドメーターで140km走ったからそろそろガソリンを....と考えると実は120kmしか走ってなかったので思ったより入らないとか...



次にリアタイヤですが、リアは殆ど一緒です。

BW-201:643mm
BT-39 :621mm

3.5%だけ外形寸法が小さくなるだけなので、ほぼ誤差の範囲です。
これだと履き替えても加速が良くなったとは感じられませんね。


リアもオーナーズマニュアルでは4.60-18のTW44が付いていることになってますが、実際には4.10-18が入ってます。






(2006/08/08)

前後ホイールの17in化は作業終了です。