DT125Rのモタード化(その3:フロント・リアブレーキの強化)



2006/08/08現在の途中の姿







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<<フロントのラジポン化>>

<<リアブレーキの強化>>





<<フロントブレーキの強化>>

ど〜しましょ。
色々と探してますが見つかりません。ポン付けできそうな強化タイプが。
そもそもサイズも良く判っていないと言うこともあり、今朝、サイズを測ってみました。




すると、定規の目盛りで判りますが70mmになっています。
でも、変ですよね?
70mmというキャリパーピッチは余り聞きません。
それ以上にビックリなのがディスクのPCDです。




なんですか?
今まで色んなの見てきましたが、固定用のボルトの位置が不等間隔で並んでいるのは始めて見ました。
これに合うディスクって社外品であるんでしょうか?


これは一体どうなっているのか?
もう一度ブレーキを確認すると、蚊が二匹ほどとまってますが、カバーを持ち上げた指先にボルトの先端が見えます。
それと対になるボルトも下に見えてますね。




このボルト間のピッチがどうも83mmですね。
蚊が気になって定規をきちんと当てられませんでしたが、間違いなさそうです。


とは言っても、ここが83mmのキャリパーって.....あんまり意味無いかも。
ここにFZ6-Sから外したキャリパーをつけるとすると.....ピンと来ない。
そもそもDT125Rってフロントフォークの中心線上にアクスルシャフトが付いてないから、とんでもない位置にキャリパーが来ちゃうし...


ディスクローターはBRAKINGのハイスタンダード見つけました。




型番を見ると『YA06FI』となっていますね。
これが適合するほかの車種って何だと検索すると....こんなのがありました。






当然のことながらYZ125の1985〜88年物など色んなものが見つかります。
キャリパーもこの年代のYZ125、YZ250から純正流用するのが良いみたいですね。
でも、物があるのか?

でも、ブレーキングならリアも揃うってのがこれで判りました。
下の画像はブレーキングの日本法人のサイトから拾った画像です。



と、ここであることを思い出しました。
そ〜いやヨーロッパにゃDT125Xがあったっけ......あれって確かブレンボの4ポットキャリパー積んでたよなぁ....
ネットで検索すると確かに4ポット。
ピンスライドの方押しで実質2ポットでしょうけどね。




じ〜っと見てると、ハブが違う。
ディスクサイズが298mmなので当然の事ながらハブは別物です。
でも、取り付け角度が変わってますがキャリパーピッチは同じっぽいです。

ただし、298mmのディスクに合わせた角度なので230mmのディスクを積んだDT125Rに転用するのは無理っぽいです。
やるなら純正ハブと純正のディスク+キャリパーを入手して、フロントのリム組みをやり直さないとダメでしょう。

10万円コースかな?



と、諦めていたんですが、ガルファーに適合品が無いってのも変だな......
と思いつき、じっくりネット検索をやりました。
するとありましたよ。DF457ってのが適合してます。





適合表を見てると、2004年まで生産してたDT125REの他にも色々と載ってます。
DT125REは私が購入した'99年式の3FWAと同一品です。
なので、海外のショップからなら取り寄せが可能って感じですね。



参考までに、ヨーロッパで売ってる125ccですが、XT125Xと言うモデルには260mmのディスクが乗っている様です。
オーバーサイズではない標準を置き換えるシリーズの中にXT125X用があり、デザインも結構いいです。
出来ればこれが欲しいと思えるぐらいのデザインです。











<<モタード化に向けて部品集め>>

モタード化するにあたって手を入れる部分が大体きまったので、ヤフオクで部品を調達します。
なんせ部品を新品で注文すると高いし、そもそも付くかどうかも判らないものをそんなに気安く買えません。
付きそうな部品に目星をつけて、価格優先で落札を狙います。


まずはフロント周り。
これは現用中の車体をその都度バラしてたんでは時間が勿体無いし、そもそも土日も仕事に借り出される状況では弄っている暇も無いからです。
フロント周りがそっくりリビングに持ち込めれば、帰宅後に酒を飲みながら弄り倒せるじゃないですか。
なので真っ先にDT125Rのフロント周り一式を狙いました。


でも、意外とあるもんですねぇ
こんな都合のいい物が出品されていましたよ。
希望価格10,000円の所、8,800円で落札しました。




フロントアクスルやメーターギアも付いてますので、フロントホイールを入れればそっくり再現できます。
フロントホイールは今注文しているエクセルリム+BT-29との入れ替えで余りますから、そっちは問題なし。
フロント周りであと足りないのはブレーキディスクですね。
これもヤフオクで狙います。


実際に落とせたのはDT200R用のディスクとトリッカー用のディスクです。




これが新品で2,900円。ただし、互換品であって純正ではありません。
タイあたりでTW125とかが売れているので、そっちの工場から引っ張ってきたのでしょうね。
問題は、これが220mmのディスクだって事。
デザインで同等品(ヤマハが得意な他車種への流用)と考えてましたが、実は10mm小さいディスクでした。





これがDT200Rから取り外したもので、実走行2,500kmのものだそうです。
写真で見る限りまだまだ使えますね。
ほとんど減っていません。
こっちはDT125Rと同じ型番なので、直系が230mmです。


これがたったの900円でした。
先に買ったトリッカー用のディスクが無駄になりましたね。
ちなみに2つ重ねると大きさの違いが判ります。




デザインがそっくりなのにサイズだけが違うとは思っても見ませんでした。
この部品を入札中に『SEROW用のモタード用パーツがあれば転用できるなぁ』と気が付いた訳ですが、じゃあ社外品でなんか無いのかと探してみました。
すると、モトマスターから出てましたね。これそのまま使えそうです。




ただ、不等間隔にボルト穴が並んでいる関係で普通のデザインじゃないのが気になります。
果たしてこれに交換して幸せになれますかね?



ブレーキングでも、ガルファーでも、モトマスターでも何処でもいいんですが、やっぱり最低でも280mm以上のオーバーサイズのディスクが欲しいです。
当然、キャリパーサポートもセットで用意して欲しいけど、その際のキャリパーは純正じゃなくてブレンボかベルリンガー。
ま、無理な相談かな。

そもそも数が売れて無いし。





次に狙ったのはブレーキシステムです。
ただし、何が付くのか全然わかりません。
とりあえずキャリパーピッチ83mmなら少なくともリアには転用できると思うので、83mmをキーに物色します。
そこで見つけたのが『FZR用?』とタイトルが付いたキャリパーです





対向2ピストンのキャリパーですので、今の方押し1ピストンよりは若干制動力が上がります。
それ以上にピストン径が一回りデカイのが気に入りました。
これがなんと800円。


キャリパーピッチ83mmのR1-ZとかFZR250RとかRZR250とか、あの手のスポーツタイプならフロントにポン付けできます。
でもDT125Rは70mmなのでキャリパーサポートを自作するか、リアに付けるしかないですね。
ただし、トリッカーとかXT250Xがフロントに積んでるキャリパーがどうも83mmっぽいんだな。





この画像にはセロー250とトリッカーのフロントブレーキを載せてます。上がセローね。
これで見ると確かに同じデザインで220mmと245mmのディスクが存在し、セローは245mmになっているのが判ります。
僅か15mmとは言え、現行より外形が大きくなるのは良いですね。


そしてキャリパーのデザインを見ると、どちらも同じキャリパー使ってますよね。
もしかするとFZ系やRZ系のブレーキを流用するよりもセロー系を使ったほうが早そうです。



と言う事で、トリッカーのフロントブレーキシステム一式を落札しました。




なんとこれで2,300円です。
なんかヤフオクが癖になりそうです。
普通に新品で注文するとこれでも2万円では収まらないはずですからね。


でもってこのトリッカーのキャリパーピッチを調べてみると、なんと70mmでした。
という事は、DT125Rのフォークにポン付け?


早速試してみました。




予想通り、ポン!と付いてしまいました。
あっけないですね。流用のヤマハとはよく言ったもので、純正品が流用できるのはありがたいことです。

付けて見ると幅がちょっと広いんですね。




キャリパー取り付け面からセンター方向に50mmの厚みがあります。
純正は40mmですので、1cmも奥に入り込んでしまいます。
でも、トリッカーもセローもフロントホイールハブは『34X-xxxx』で始まる型番なのでDT125Rと同じです。
並べてみると、


DT125R(3FWA) 34X-25111-02-35
XT250 SEROW(3C51) 34X-25111-02-35
XT250X(5C11) 34X-25111-02-33
XG250 トリッカー 34X-25111-02-98


少なくとも現行型セローのフロントホイールハブは、DT125Rと全く同じ部品を使っています。
なのでSEROW 250のブレーキを流用するのが最も安全で、XT250Xもほぼ同じと思って良いでしょう。
トリッカーは....キャリパー入手したけど、遊ぶだけ遊んでお終いかな?



とりあえずハブの予備が無いので、折角入手したDT125Rのフロント周りがまだ有効に機能していません。
トリッカーの部品が付くことを確認できただけでも大きな収穫ではありますけどね。



まあ、付けて見ない事には何ともいえないのですが、最悪でもリアに転用できるだろうと踏んでたトリッカーのキャリパーがヤバイかもしれません。




DT125Rのリアブレーキの裏側からの写真を今日撮ってみたら、スポークとキャリパーの隙間がほんの5mmぐらいしか開いてません。
トリッカーのキャリパーは10mmほどセンター側に突き出すので、このままだとスポークに干渉してしまいそうです。
キャストホイールならこんな事は考える必要もないんでしょうけど、まいりましたね。


しかも、リアブレーキも型押し1ポットのピンスライドなんですよね。
キャリパーサポートの転用ができるんでしょうか?
なんか無駄な買い物をしてる気がしてきた.....




(2008/08/09)

昨日の時点でDT125Rのエクセルリム化は終了してます。
という事は、元々付いてたオフロード用のタイヤ一式が余っている.....

これは是非手持ちのフロント周り一式に組み込んで実験環境を作らねばと思い立ち、今朝作ってしまいました。






組立時間3分。
あっという間に実験環境の出来上がりです。



と言う事で、次にトリッカーのフロントブレーキをばらします。




ピンスライドの2ポッドなので、指でむにゅ〜っと分解。
早速、実験環境に分解したキャリパーブラケットを組み込みます。




すると....入らない。
写真で見ても判るとおりブラケットが厚すぎて定位置に収まりません。
キャリパーピッチは70mmで同一なのは既に確認済みですし、実際にポン付けできてましたから、削って厚みを調整すれば付きます。


計ってみると、トリッカーのブラケットの厚みが20mm。
対する実験環境の隙間は17mm。
たった3mmなので削れないことはないですね。


ただ、センター調整のためにシムを追加して0.5mm〜1.5mm程度ずらす事はあっても、削ってセンターを合わせるってのは聞いたことが無いです。
やっぱりトリッカーのブレーキは断念するしかなさそうです。
ヤフオクに出品ですね。


とりあえず、トリッカーのキャリパーを試してみて、ダメならセローの純正キャリパーを一式購入と考えていましたが、基本的に同じ車体構成なのでセローもダメでしょう。
しばらくの間はDT125Rの純正をそのまま使用するしかなさそうです。






と、落ち込んでいる暇もなく次のキャリパーを物色します。
落札して使い物にならなくても、900円とか2,300円ぐらいなら外で一杯飲むより遥かに安いので気にしないことにします。
もともとお買い物でストレスを発散するタイプですし。


さて、次に落としたのはドラッグスター1100のフロントキャリパー(\1,000)とT-MAXのリアキャリパー(\1,000)です。






上がドラッグスターのフロントキャリパーです。
YAMAHAの83mmで良く使われる片押しピンスライド2ポットキャリパーですね。
これの黒塗装バージョンがFZ6-Sやグランドマジェスティ、T-MAX等に使われています。


下がT-MAX用のリアキャリパーと言うことですが、どうも上のドラッグスター用と言ってる奴はT-MAXのフロントっぽいですね。
同じ人から落札したのですが、恐らくこの人も自分のバイクに流用目的で入手したけど不要になったんじゃないかな?
最初の放出者がT-MAXを新車で買ってブレーキシステム全交換→純正品放出。こんな感じなんでしょうね。


訂正です、4WMの刻印が気になったので再度部品検索をしました。
するとフロントキャリパーはXV1600ロードスターの物でした。
しかもキャリパーピッチが100mmですよ。


これは要らないな。
ドラッグスターなら83mmだから使いまわせると思って入札したのに、これではゴミを増やしただけです。
悔しいので早速分解してキャリパー清掃の練習台にしてしまいます。




流石ピンスライド。部品点数が少ないね〜。
T-MAX用も気になったのでキャリパーピッチを計ってみると、こっちは110mmもあります???
なぜに?


全然つかえねぇじゃん!
これも分解する? 面倒なので後でまとめて売却ですね。
2つで合計2,000円も無駄になりましたが、キャリパーの分解・清掃の勉強が出来たので良しとしましょう。



(2006/08/10)

ルネッサのフロントキャリバーをヤフオクでゲットしました。




かなり使い込んだキャリパーですが、1,000円で落とせました。
なんでこんなもの?

それはキャリパーをブラケットに取り付けているボルトのピッチが83mmじゃないかなと思ったからです。
ここのピッチが83mmならフロントのブラケット間のピッチが83mmなので流用できるはず。
または、向きが前後逆になりますがブリーダーが都合よくバンジョーの後ろ側に来るので、リアにも流用できそうですよね。



続いてマジェスティの新車外しのフロントキャリパーもゲットしました。
こちらは3,000円もしましたが、外観はFZ6-Sに積んでるキャリパーそのものですね。
前に落としたロードスターのキャリパーも外観は一緒でしたが、キャリパーピッチが100mmで使えませんでした。
でも、マジェスティのキャリパーピッチは83mmだと言うことが判っているので、安心して入札できました。




現物をしげしげと見ていると、これも流用できそうに無いことが判明。
確かに83mmピッチなので最悪でもリアには流用可能かなと思ったのですが、リアのサポートに付けるとキャリパー本体が明後日の方を向いてしまいます。
これも失敗かな。


どうも上手く行きませんね。
よくよく見ていくとキャリパー本体のピッチは100mmか110mm、115mmになっていて(ピンスライドの場合はスライドピンのピッチ)、ブラケット側でフォークに取り付けるピッチを83mmか100mmにしてますね。
80年代の車種はそのままボルトオンできる事が多かったのですが、現在ではそんな簡単にはいかないようです。




(2006/07/14)
さて、最後に狙うのはフロントのブレーキマスターです。
実は既に入手してます。ヤフオクで\12,500円でした。




'05のGSX-R1000から取り外したNISSIN製のラジアルマスターです。
私が乗ってた'03のGSX-R1000にも同じものが載ってた気がします。
R1000はラジアルマウントキャリパーでしたので、ブレーキの利きは抜群でしたね。

パイが19mmなのでFZ6-Sにも使えますが、これってあれか?




サイズを測ってみると確かに105mmの高さがあるので、ここに載ってる19mmの物と同一品です。
これだとハンドルを交換しないと付かないんですよね。
と言う事でDT125Rで使うことにします。


ブレーキホースは買っても安いから新品ですね。
装着時にフルードと一緒に購入します。



キャリパーがなかなか見つからないので、とりあえずラジポンで凌ぎましょう。
タイヤも小径化してブレーキが利きやすくなっていますし、それ以前にハイグリップタイヤですからブレーキの利きも良くなってます。
ここに強力なマスターを組めば、取り敢えずは何とかなるでしょう。





(2006/0819)

DT125Rのマスター交換を考えていくうちに交換の手順や注意点など、色々と勉強になりました。
そこで判ったのはNISSINのラジアルマスターでは径が太すぎると言うことです。
シングルディスクの片押し1ポットに19mmは余りにも太すぎてカチカチなタッチになると判りました。
そこでNISSINのラジポンはFZ6-Sに転用できることも試してみて判ったので、もう一個ラジポンを仕入れることにしました。


選んだのは'04年式のYZF-R1に純正採用されているブレンボのラジアルマスターです。
ハンドルに対してちょっと斜めに入っているのでデザインは気に入らないのですが、マスターとレバー自体は直角に入っているので問題ないですね。





これが15,000円。
交換用レバーとリザーブタンクの予備が付いてましたので、ま、仕方ないかって感じ。
純正品なのでレッドバロンでも二輪館でも注文できるんですよね。
その値段が13,000円弱なので、高い買い物をしました。


酔っ払って『ポチッ!』と押した時は『やったー。ブレンボだ〜♪』と思ったのですが、後で素面でみたらR1純正かよ。
値段は最初から知ってて買わなかった奴なのに....反省。









<<フロントブレーキマスターの交換>>

(2006/09/04)

今日はマンションの配管を高圧水で洗浄するのに立ち会わなくてはいけないのでお休みです。
昨日、仕事で会社出てたから許してねと。

さて、事前に仕入れたのはエア抜き用の注射器セット980円と、SWAGE-LINEのブレーキホースセットです。






SWAGE-LINEのステンメッシュブレーキホース1325mmと両端につけるバンジョーとボルト、フルードのセットです。
全部で7,560円。シングルなので安いですね。
これをヤフオクで仕入れたYZF-R1用のラジアルマスターに仮組みします。





小さな部品を屋外で弄ると無くしちゃいますから、組めるところまではお部屋で組むのがいいですね。
ここまで組んだらDT125Rのブレーキシステムを取り外します。
すると直ぐに問題発生。ブレーキスイッチが外れません。
一般的な赤/黒2本の線を外すのではなく、なんかガッチリとはめ込まれています。







この部分を外してみると、なんとここにスイッチが組み込まれているじゃないですか。
外した途端にポロポロッと小さな部品がこぼれて側溝に.......
やっちゃった.....ま、どうせ使わないから良いか。配線をブレンボに合わせて加工してしまうし。





気を取り直して一式を車体に仮組みしたのがこれです。
仮組みね。これが後々に問題を起すのであった。


先ずは説明書のとおり注射器でキャリパー側からぶちゅ〜っとフルードを入れていきます。
1回では全部入らないので2回目を入れようとしたら.....?
手元からダラダラとフルードが漏れてきます。
良く見ると逆止弁の所が割れてしまってフルードが漏れているんです。


いきなり予定が狂ってしまい、通常通りマスター側から入れなおすことになりました。
それは別に良いのですが、何時まで経ってもレバーに感触が戻りません。スカスカのまま。
手順どおりキャリパー側のブリーダー側からエアを抜いているのですが、余りにも時間が掛かりすぎるので度々部屋に戻ってはぐぐってみます。





色々とコツとか書いてあって、握る時はゆっくり。レバーを離す時は素早く。握った時にブリーダーからエアを素早く抜く....
全然ダメなんですよ。
どうもマスター側のエアが全く抜けていないようです。


なんで〜?
と思い最初からじっくりと確認しながらやってみると、キャリパー側からやたらフルードがしたたり落ちているのに気が付きました。
よ〜く考えてみると仮組みした後、バンジョーボルトは規定のトルクで閉めましたが、バンジョーはホースにしっかりと締めてませんでした。
気を取り直して各部をしっかりと締めなおして再挑戦。


それでもやっぱり手応えが戻ってくる気配がありません。
と言う事で最後の手段。マスター側のブリーダーからエアを抜きます。





これが良かったみたいですね。
ちょっとだけ緩めてデッカイ注射器でぐぐっと抜くと、ぶくぶくと泡が出てきます。
これを暫くやってからマスター側をしっかり締めてキャリパー側から抜いてみます。


すると3回目のエア抜きで手ごたえが来ました。
ここまで来れば後は一本道。
じっくりとエア抜きをします。


そして出来上がったのがこの状態です。







最後にキャリパーを握った状態で放置プレイです。
この状態で放置してからエア抜きすると良いらしいです。
一回では完全に抜けないから2〜3日かけて抜くぐらいで考えた方がよいのだそうです。



問題は右側のミラーですよねぇ......
リザーブ一体式マスターだったので、ミラーの取り付け穴がマスターに付いているんですよ。
これを何とかしないと....
それとブレーキスイッチの加工(と言うかハーネスの加工ですね)。これも今日中にやってしまいます。



先ずはハーネスの金具の部分を切断します。金具の形が違うからいらないし。
そしてペンチで皮むきをして平型金具を電工ペンチで取り付けます。
微妙に手持ちの平型では小さいので買って来ましたが、今度はちょっと大きい。
仕方ないのでペンチで寄せて形を整えてガッチリ入るように加工します。
そして2本とも加工が終わったらマスターのスイッチに差し込みます。







どうですか?なかなか良いですね。
今日は朝9:30からスタートして12:30までエア抜き作業をやっていました。
この午前の部が3時間かかったわけです。


その後昼食を摂って平型金具を買いに行き、4:00頃に電極加工を開始。
これが30分ほどですね。
合計3時間半です。意外と早かったですね。
電極の加工が終わったらマンションの駐車場でグルグル回りながら制動テストをやりましたが、思った以上に止まります。


これで後日エア抜きを完成させればもっと良くなると思います。
最後に残った問題はミラーですね。
どっかにアダプタありませんかね?






<<リアブレーキの強化>>

ここから先はもうちょっと時間がかかりそう....

とりあえずブレンボのリアマスターを2個入手ずみです。
どちらもヤフオクですが、1個1,000円で別々に入手しました。


早速、現在のNISSINのリアマスターと交換できるか確認したところ、キャリパーピッチは同一でしたがネジの径が違います。
純正はまたも4mmヘックスのキャップボルトで、ネジ径は6mmでした。
でも、ブレンボは5mmヘックスのキャップボルトでネジ径が8mmなんです。



つかえね〜
マスターは諦めるかぁ.....


キャリパーはやはりピンスライドでブラケットが汎用品じゃないのでかなり難しそうです。






このブラケットが下の写真のように付くわけなのですが、ブラケットからピンが出てますよね。
ピンスライドなので当たり前なんですが、これが有るためにカニブレンボなどの汎用品がつきません。
ここを何とかすればリアキャリパーも強化できるんですが、もうちょっと時間がかかりそうです。




(2006/08/13)
と言う事でまたまたヤフオクでゲット。




DT125Rのリアブレーキとサポートです。
ブレーキには用がなくてブラケットだけ欲しかったのですが、都合よくそんなもの出品されていないので一纏めで500円でゲットしました。
まあ、500円なら要らないキャリパー部分を捨ててもいいかなと。


※まだ届いてませんので加工はしてませんが、スライドピンを抜いてボルト穴を確保した状態にルネッサとマジェスティのキャリパーを組み込んでみたいと思ってます。

→これダメでした。
→ピンは単純にヘックスで抜けたのですが、このサポートはピンスライド式のブレーキの一部なんですよね。
→このピンを抜いたボルト穴を流用することはできませんでした。





(2006/11/28)
私のDT125Rは現在放置プレイ中ですが、部品集めは少しずつ進んでいます。
今日、ヤフオクで落札したのはTDR125のリアブレーキ(サポート+キャリパー)です。






なんでこんなもの?

実はDT125Rに流用出来そうだったから。
ですが、実はダメでした。てんでダメ。
DT125Rは、リアタイヤをセットする時の画像を見てもらえば判りますが、キャリパーサポートにカラーの役割も持たせています。
なので、そのカラー部分を持たないTDR125のキャリパーサポートは使えません。
(考え方を変えればカラーを調達して追加すればいいんですけどね。とっても単純。)



でも、このキャリパーは使えます。さすがに6,800円も払っただけあってカニブレンボが付いてます。
ここでふと思ったのは、前に落としたDT125Rのキャリパーサポートに使えるんじゃない?ってこと。
早速ためしてみました。


先ずはDT125Rのキャリパーサポートを用意して、ベンチを使って無理矢理スライドピンを引っこ抜きます。(勿論回して)




いいですねぇ。同じサイズのネジが切られています。
ここに取り外したカニブレンボを付けて見ましょう。








正面から見るとちゃんと付いたように見えます。
ですが、パッド面が全然あっていません。約10mm内側に入り込んでいます。

でも、これぐらいならスペーサーを噛ませればいいので、流用は可能です。
問題はパッドが当たる位置ですね。
純正キャリパーと比べて40mmも外側に出てしまっています。
つまり純正が220mmのローターなのに、こいつは260mmのローターを用意しないと使えないってことです。


ど〜しましょ。
カラーを用意してTDR125のサポートを使うのが王道ですかね?


まだまだ先はながい...