KYMCO SOONER113RS
2005/04/02撮影の通勤バトル必勝號!
(2005/10/30)
今日、SOONER 113RSを売却しました。と言うか下取りに出しました。
7万円で下取りに出したら、翌日(10/31)には139,000円で売りにでてましたよ。
買い換えたのは同じKYMCOのV-Link 125SRCです。
価格差は約5万円ですが、品質はそれ以上違います。
ベースが10万円のSOONERと20万円のV-Linkを比べるのもなんですが、作りが根本から違うって感じです。
胸のすく加速感を味わいたいなら113RSですが、建付けの悪さと言うか雑な作りがやっぱり20万円と言う定価には合ってませんね。
100ccのSOONERの中古を5万円程度で手に入れて、ユーロチャンバーなどでキッチリとチューンした方が良いです。
色んな意見は有ると思いますが、コンプリートマシーンに20万円も払ったのに、たかが100km/hで5分ほど走ったら焼きつく様ではガッカリです。
だったら自己責任でカリカリにチューンした方が絶対に楽しいと思います。
その代わり何度もクラッシュする覚悟は必要ですし、金銭面でも覚悟は必要ですね。
自分でやりだすと「これが最後」って歯止めが利かなくなりますから.....
とは言え、ダメージが最小限で収まる辺りはコンプリートマシーンの面目躍如かな。
自分でやったらクランクからピストンから全壊してます。
2stは目茶目茶楽しいんだけど、怖い。
このスクーターはある程度自分で弄れるだけの知識がある人にお勧めです。
あと、メーカー指定のオイルよりもさらにグレードの高いものの方が安心でしょうね。WAKO'S 2CTでさえ耐えられませんでしたから。
若しくはオイルの混合量を調整するかですね。
保険にガソリンに混合するってのもありですね。この手のマシンになると。
お金と時間に余裕があるなら、徹底的に弄ってクローズドコースでレースでもやってみたいスクーターです。
それはYAMAHA JOG ZRとか、SUZUKI ZZとかも同じですね。
本当はそういう楽しみ方をするスクーターなのかも知れません。
通勤用じゃなくて、ベースマシンとして購入してここから更に手を入れるのが本当の使い方なんでしょうかね。
113RSほどの過激なマシンを必要としていない人は、是非V-Link 125SRCのページも見て行ってください。
この一つ上のページから入れます。
これも通勤用にはいいスクーターですよ。
<<はじめに>>
この先頭にある写真が今回通勤バトル用に購入したKYMCOのSOONER113RSです。
SOONERは、メーカーの本国(台湾)では50ccとして売られて居ます。
でも、日本にはSUZUKI ADRESS V100と言う通勤バトルの王者が居ますので、エンジンを100ccに積み替えた100Sと言うモデルを日本限定で販売しています。
このモデルを仕入れて113ccボアアップキット(シリンダー+ピストン+スポーツマフラー)を組み込んだのが113RSですが、当然、メーカー製ではありません。
G1 PRODUCTSという会社が出しているコンプリートモデルです。
でも、不思議なことにKYMCOの販売代理店で普通に注文できるんですね。
ニッサンで売ってるオーテックモデルとかメルセデスで売ってるAMGみたいなもんでしょう。
<<ライバルとの比較>>
さて、折角なのでADRESS V100と比較してみましょう。
街の王者はこんなスペックです。
これは日本のホームページデータですので、クランク軸で計測した値ですね。
これで見るとたった9.0PSです。
同じSUZUKIのZZが50ccで7.2PSなので、大したことないエンジンです。
でも、この小さくて軽いボディが馬力以上に速さを感じる秘密になっています。
お次はSOONER 113RSです。
でも、スペックシートがないんです。
仕方ないので100Sのスペックシートとボアアップ後のエンジンのパワーカーブを載せます。
ベースモデルの100SはADRESSと比較してもサイズ的にほぼ同一。
馬力も9.0PSに対して100Sは9.2PSと誤差の範囲です。
113RSはスペックシートがありませんが、これをダイナモに乗せてパワーカーブを比較したのグラフから推測すると、こんなかんじでしょうか?
100S [6.3PS]:113RS [8.4PS] →1.33倍の出力向上
100Sのカタログスペック9.2PSを単純に1.33倍すると12馬力強になります。
前に乗っていたCYGNUS-X150SRが12馬力弱でしたが、あれよりは確かにエンジンが強力です。
CYGNUS-X150SRも速かったことは速かったのですが、4stですので回転の伸びでズルズルと速度が上がっていく感じで、2stみたいにパワー感が無かったことは確かです。
まだ慣らし運転中ですが、SOONERは出足こそ一瞬もたつくものの気持ちよく加速していく「これぞ2st」と呼べるパワー感があります。
<<使い勝手などなど>>
まずはメットイントランクです。
前後左右に余裕がありませんが、深さはあります。
ただし、真ん中が出っ張っておりメットを逆さまに入れることができません。
ここにフルフェイスを入れてみます。
GSX-R1000用に購入したARAIのRX-7で、一番大きいサイズになっています。
右側が今回試した奴
ずっぽり入りました。
シートを閉めると若干ぶつかるかな?と言う感触がしますが、問題ないようです。
ただ、このトランクのみだと日常の通勤で支障が出ますので、GIVIのトップケース(E260)を付けました。
26Lと手頃な大きさですが、A4サイズのショルダーパッグが無理なく入るので重宝しています。
毎週火曜日はコナミスポーツに通うため色々とトランクに保管しておきたいので、メットインとGIVIがあれば鍵付きで安心できます。
<<SOONERの観察>>
新車のうちに写真撮っとかないと綺麗なのを残せないので、あちこち撮影しました。
3方向からの写真です。
台湾で売っているJOGにちょっと似てますね。
あちらではフロントフェンダーの左右に細長くウインカーを入れるのが流行っているらしく、色んなメーカーがこのフロントマスクになっています。
後ろから見ると、既にハイマウントストップランプが外されてGIVIのトップケースがついているので、この時点でかっこよさとは無縁のスクーターになってしまいました。
まあ、現チャリなんて日常の足ですからね。いかに便利であるかが大切ですから、かっこは二の次です。
さて、次はリアタイヤ周りです。
スポーツマフラーが付いているのですが、ノーマルそっくりのデザインなので警察に呼び止められることも無いでしょう。
エアクリーナーは交換部品リストには入ってなかったのでノーマルですね。
タイヤは普通の100/90 53 10です。馬力が上がっているので120/70 56 12ぐらいに変えたいのですが、都合よくこれが入るホイールなんて身近に売ってませんからねぇ。
これはフロントブレーキです。
サイズの割には制動力が結構あります。
でも、どうせなら220mmのディスクとか、ペータルディスクに変えたいですね。
<<勝手に改造>>
まずやらなくちゃいけないのはフェンダーの白帯です。
原付2種であることを示す白帯ですが、無くても問題はありませんので取っちゃいましょう。
(2005/03/27)
注文していたSOONER用の200mmフローティングディスクが届きました。
本当はCAROU用の220mmディスクが欲しいんですが、SOONERには付かないそうです。(下の写真がCAROU用ね)
それ以前にキャリパーサポートも無いし、CAROUは2ポットキャリパーなのでそもそも同じ物は付かないってのがあります。
でもホントかな?
廃車になった奴が手に入れば部品を比べて見たいですね。
さて、ディスクを交換する前と、後を並べて見ましょう。
右が交換後です。
午後5時半を回ったのでフラッシュで撮影しました。色調がちょっと変わっちゃいましたね。
天気が良くないので同じ明るさではありませんが、取り直しました。
出来るだけ正面から撮ったので、今度はリムに対するディスクの大きさがわかると思います。
まだ交換したばかりであたりが出てませんが、それでも結構な制動力ですのでかなり期待できます。
(2005/04/02)
あたりが出てきました。
ロックするほどの強烈な効きではありませんが、とりあえず満足できます。
220mmのローターが入らないかじっくり見ましたが、現在の200mmでも既にキャリパーがリムにスレスレまで接近してます。
キャリパーサポートを特注してもちょっと無理って感じです。
もし、220mm or 230mmを入れるならディスクの取り付け位置を外に追い出さないとダメですね。
ハブの交換という事になるのでしょうか?
同じ10inのタイヤを履くV-Link125SRにはメーカーオプションで230mmのディスクがあるぐらいなので、V-Linkのホイールとハブを組み込むって手はありますね。
でも、そこまでやるなら新型のV-Link125SR AFIを買って150ccにボアアップした方が面白そうなので止めときます。
暫くはKYMCOの販売店に近寄らないほうが無難かも。(欲しくなっちゃいそうで...)
ついでにクラッチスプリングも強化タイプに変えました。
元々馬力はあったのですが、スタート直後の2〜3秒ほどは低回転域でもたつきを感じていました。
でも、これを組み込んだらそれが無くなったんです。
これは気持ちが良いですね。
特に中間加速時にスッとタイムラグ無しに加速していくあたりにその効果が現れています。
前に乗ってたJOGに組み込んだときはもっと違いが出ましたが、これはこれで使いやすいです。
近所の大学生がかなり手を入れたJOGに乗っていて、いつも信号が変わると同時に凄いスタートダッシュで逃げていくんですよ。
強化クラッチスプリングを組み込む前は追いつくまで50mぐらい掛かりましたが、今は20mも走ると楽に追い抜けます。
以降、製作中。次はなんだろ?
たぶん、ウエイトローラーの軽量化ですね。
<<エンジン停止>>
(2005/10/16)
先週の日曜日。
いつものとおり、午前中にコナミスポーツで汗を流して午後から空いた時間を使ってGILERA RUNNER 125VX4Tを試乗してきました。
その帰り道で事件が起こりました。
以下、発売もとのG1 PRODUCTSへのメールと返事です。
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※※様
メールありがとうございます。
今回頂いた情報だけでは断定は出来ませんが、
スーナーシリーズに点火カットする様なリミッターはありませんので、
確信はないですが、おそらくエンジンの軽い抱き付きだと思われます。
※※様の今回の使用方法ですと、オートバイのコンディション
(走行距離や使用しているエンジンオイル、ガソリン、プラグ)等により
今回のような症状が出ることも考えられます。
まずは現在使用しているオイルよりも油膜の強いオイルを使用することをお勧めします。
>「通常は近距離中心なので、100km/hなんてスピードはほんの一瞬だけ出れば良い
ほうで、直ぐに80km/h前後まで落ちます。」
おっしゃる通り、私どももこの様な使い方を想定して各種テストをしております。
実際にはテストコースにてもう少し過酷なテストもしておりますが、
スーナー113の走ることが出来る日本の公道で制限速度50Km以上のところはありませんので
>「100km/h程度まで速度が上がった状態での連続走行が5分程度続いたという点でも初めてです。」
今後、私共としても公道でこの様なテストは出来ません。
また、※※様も危険ですし道交法違反にもなりますのでこの様な使用はおやめ下さい。
ただ、もし公道以外でこの様な使用をする事が有るのであれば、エンジンオイルの見直し、
キャブレターセッティングなど行ってあげると良いと思います。
ただし、今回の様な使用方法及び公道以外での使用は保証書にも有るように
保障の対象外となりますのでお気をつけ下さい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
株式会社 G1 PRODUCTS
TEL 048-990-7670 FAX 048-990-7671
info@g1pro.co.jp
http://www.g1pro.co.jp/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
----- Original Message -----
Subject: SOONER 113RSのエンジン停止について
> G1プロダクツ様
>
> 今年の2月に船橋市のピットクルー経由で113RSを購入した※※と申します。
>
> 一昨日、千葉市郊外を100km/h程で走行中にいきなりエンジンが停止しました。
> 今までには無かった症状です。
> この日は初めて片道20kmの遠距離まで出かけたため、100km/h程度まで速度が上
> がった状態での連続走行が5分程度続いたという点でも初めてです。
>
> 通常は近距離中心なので、100km/hなんてスピードはほんの一瞬だけ出れば良い
> ほうで、直ぐに80km/h前後まで落ちます。
>
> この日、エンジンは停止してますのでアクセルには全く反応が無く、惰性で走っ
> ている状況になりました。また、追い越し車線を走っていたのでかなり危険な目
> に逢いました。
>
>
> この原因はなんでしょうか?
> 惰性で走って路肩に止め、セルを回すと普通にエンジンがスタートします。
> そのまま走って問題は無いようでしたのでまた速度を上げたのですが、やはり
> 100km/hで走行中に停止しました。
>
> でも、エンジンはまたかかるんですよ。
> もしかしてCDIでエンジンカットする仕様なのでしょうか?
> ありえない仕様ですが、もしそうなら命にかかわる重大な欠陥だと思います。
>
> 速度を抑えるってなら話は判るのですが、停止後にエンジンが直ぐかかることと
> と、突然火が消える(ガソリンがカットされた感じで)こと、更に100km/hぐらい
> に達したときに停止することを考えると、キャブにゴミが詰まったとは考えられ
> ません。
>
> ゴミならそれまでに何度も停まっているはずです。
> ガソリンを詰めてから100km近く走ってますので。
>
>
>
> どうにも腑に落ちないので、エンジン停止の原因を教えてください。
> 車体番号はRFBTxxxxxxxxxxxxxです。
>
>
何ていうか優等生の回答が返ってきたので結論がでませんが、やはり軽い抱きつき(焼きつくまでは行かないってことか?)なんでしょうね。
2stで怖いのはやはりエンジンの焼きつきです。
放熱が追いつくかどうかよりも、油膜が切れるか切れないかですね。
どこかのページでも書いた記憶がありますが、24時間耐久レースの予選中に300km/h近いスピードで焼き付いてコントロール不能になってクラッシュする映像を見たことがあります。
あれはショックですよ。あれを見たら素人がエンジンに手を出すのはかなり危険だと判ります。
知り合いが357号を走行中に焼き付いて後輪を左右に振った際に、隣のトラックの後輪に巻き込まれそうになりました。
単独自己なら良いんですが、流れている中での焼きつきはヤバイです。
この近所を乗っている分には現在でも問題なく走ってます。
なので、ほんの一瞬油膜が切れたんでしょうね。
普通はクラッチが繋がっていますので、ピストンがシリンダーに抱きついたらクラッチかクランクかどこかが壊れる筈です。
これを2回繰り返して未だに普通に走れるってのが不思議。
まあ、超ラッキーと言う事にしておきますが、危なくてこいつで100km/hまで引っ張るのは考え物ですね。
この近所は住宅密集地なので、幹線道路よりは裏道を走ることが多くなります。
一番長い直線で80mってとこでしょうか?
まず、どんなにアクセル捻っても80km/hも出たら良いほうです。
オイルは指定のWAKO'S 2CTを使ってますが、これでも油膜が切れるなら分離給油じゃなくて混合にしないとダメですね。
これを買うときにお店でも言われましたが、100ccのSOONERにユーロチャンバーを入れたほうが上まで回るそうです。
ただし、回りすぎて油膜が切れて焼きつく人が多いので、113RSの方が使い勝手が良いですよと。
取り敢えずはこのまま走りますが、2stは止めようかと思う今日この頃です。
次のターゲットは同じKYMKOのV-Link 125SRCです。
今月号のスクーターファンにプレゼントとして乗ってたので勿論応募しました。
当たればラッキー。
当たらなくても年内には次のスクーターに乗換えを検討します。