CYGNUS-X 150SR編






(2005/10/31)
CYGNUS-Xを売却してから大分経ちました。
Gマジェの下取りに出した訳ですが、そのGマジェもKYMCO SOONER 113RSの下取りとなり、今はV-Link 125SRCになってます
今になって考えると結局V-LinkになるならCYGNUS-Xを売る必要が無かったんじゃないか?とも思えます。


ただ、V-Link 125SRCとCYGNUS-Xを比べると、V-Linkの方が物は良いです。
ただし、ノーマルのV-Linkはダメ。SRシリーズとノーマルは台湾では別なスクーターです。


V-Link 125SRCはCYGNUS-Xよりもメットインスペースが深くて使いやすいですよ。
CYGNUS-Xは浅くて容量が足りません。私の使い方ではかなり不満が残るポイントでした。
エンジンの性能についてはまだ慣らし運転中なので断言できませんが、同等です。


でも出足はV-Linkの方が軽いですね。
これはCYGNUS-Xが12inタイヤなのに対してV-Link125SRCは10inと言うタイヤサイズの違いが効いてます。
どうせ125ccでは高速道路に上がれないので、12inのメリットはあまり生かすことができないと思います。
12inだと乗り心地は良いんですけど、街中での機敏さではやはり10inの方が上です。


そのせいか台湾ではCYGNUS-Xとほぼ共通のボディに10inタイヤを履いたGTR125ってのがリリースされてます。



写真を見ても判りますが、ヘッドライト周り及びテール周りのデザインが違うぐらいで、こいつらは紛れもなく兄弟です。
バーハンドル仕様の写真を比べると、パット目には違いが判りません。



それから私は150ccにボアアップ済みの車体を購入しましたが、最近180ccにボアアップして売ってるお店があります。







名前がCYGNUS 180X-SRとひねったネーミングになってますが、ベースは台湾物の125SRエポリューションです。
空冷とは言え180ccまでボアアップすれば相当速い車体になっていると思います。
個人的に200ccぐらいにボアアップしたかったので、こっちがその当時に出ていれば間違いなくこれを買ってました。

もっとも駐輪場サイズではないので、結局売却してると思いますが、少なくともGマジェは買う必要が無かったんじゃないかな。
まあ、色々乗り比べられたからいいけど.....




<<土日の足を捜せ:CYGNUS-X編>>


購入までの長い道のり

ちょっと遠出も出来て、駐輪にも困らない小粒なスクーターと言うことで、平成15年の秋口から色々と物色していました。
CYGNUS-Xは駐輪場でも50ccと間違えてくれそうなコンパクトサイズで第一候補だったのですが、125ccなので赤ナンバーと言うのが欠点でした。
なんせナンバーの色で簡単にバレますから話しになりません。かといって他に候補が出てこなかったので、なかなか物欲が沸きませんでした。

ところが最近(平成16年春)になってやっと良いのが見つかりました。
スクーターファンVol.27を2月に買って見ていたら、出てるじゃないですか新車情報が(^-^)
台湾からの輸入物コマジェを扱ってYSP資格を剥奪された?ジェネシス目白の広告に、CYGNUX-X 150SRと125SRが載ってます。 しかも、日本国内物より値段が安い。更にスクーターファンの後ろのほうにはこれの試乗記録が載ってます。
これがなかなか良いんですよ。150ccは原チャリではなくて陸運局のナンバーですから、ここなら習志野ナンバーです。
駅の駐輪場は習志野市の運営で、停まってる原チャリは殆どが「習志野市」ナンバー(^0^)
しかもCYGNUS-Xの車体はちょっと大きい50ccという程度なので、同じ白ナンバーなら黙って停めておけばバレることもなさそうです。

これは神様からのお誕生日プレゼントだなと言うことで、昨日、早速ジェネシス目白に出かけていって試乗してきました。
乗った感じは....普段GSX-Rに乗ってるせいで「かったるい」の一言です(-_-;;
でも、これをレーサータイプの1000ccと比較すること自体が間違っているので、こんなものでしょうと納得しました。
後は、来週の火曜日に出来上がるのを待つのみです。

ちなみに、諸経費等をすべて含んだ乗り出し価格は33万円でした。かなり安いです。


<<後日談:2004/04/29>>

挑戦しようと思い駐輪場にもって行きました。
でも、びみょ〜にサイズがデカイ。
回り全部が小さいところに一回り大きな車体が居座ると目立つんですよ。
と言う事で諦めました。JOGもマフラー交換したし、まだまだ元気ですので、暫くはJOGで通勤します。



<<スタイル>>




左側面から見るとこんな感じで結構グラフィックが目立ちます。 街中で走ってても国内モデルに赤は無いのでかなり目立つのですが、更に黒のグラフィックですからね、バイク屋さんに遊びに行くとお店の人が珍しそうにジロジロ見ていきます。



このフロントスカート部分の三連音叉マークが良いですね。おなじみのYAMAHAのマークですが、最近の車種にはこれ程ハッキリと入ってないので、これも好きなポイントです。
あとはSRのグラフィックですね。これも台湾仕様らしく派手に入ってて目立ちます。



前方から見るとウインカーのクリアレンズがなかなか良いですよね。
このヘッドライトが台湾仕様のままなので、レンズカットが国内向けと逆に右上がりってんですか?、センターライン側の光軸が前方まで伸びて、左側の光軸が手前でカットされるため対向車にパッシングされるかも。



フロントブレーキですが、レバーを握ると「ジー...」と音がします。
1,000ccのYZF-R1も同じ音がすると言ってましたので、YAMAHA共通の癖なんですかね?
効き具合は、可もなく不可もなくって程度ですが、急制動を掛けたいときにはストッピングパワーが足りないと感じます。





シート下のメットインケースですが、結構広いですよ。
フルフェイスも入るそうですが、手持ちのArai RX-7は入りませんでした。
もっともこのバイクに乗るときはゼニスのジェット型(写真の)を被るので、全然余裕です。見ての通り仕舞ってもガラガラです。





後方から見ると、やはりクリアレンズが目立ちます。
これは国内仕様だとオレンジのウインカーレンズになるので、台湾仕様の方がかっこいいですね。
国内でもこれに付け替える人が結構います。




<<ロードインプレッション:CYGNUS-X 150SR編>>


この150SRは、一般道路を走る限りはパワーは申し分ないと思います。
実際、横浜から国道1号で帰ってきましたが、スカイウェーブの400ccとずっと並走してました。
流石に相手は400ccでしかもかなり手を入れてる奴なので加速では負けましたが、途中で一緒になったマジェスティなら80Km/h付近まではこっちの方が速かったですね。
お店の人も80Km/hまでならこいつは国内のスクーターではトップクラスだよと言ってましたが、本当かも。

ただし、絶対的なパワーで負けてますからマジェスティやスカイウェーブには80Km/hを超えたあたりで追いつかれて、おいてけぼりにされます。
まあ、車体の軽い50ccが信号グランプリではダッシュ力で勝つのと同じです。これは排気量並みと諦めましょう。
それよりも問題なのは高速での追い越しですね。80Km/hから110Km/hまで加速するのに10秒近く掛かります。
150ccなんてお情けで高速に上がらせて貰っている身分なので仕方ないのですが、いくら引っ張っても110Km/hしか出ないってのは辛いです。

これは今後ウエイトローラーの変更などで調整したいですね。
本当は200ccにボアアップしたいんですが、キットが出てませんからね。





<<だんだん飽きてきたCYGNUS-X 150SR>>


3月に購入して今日は7月17日ですから約4カ月経ちました。只今のオドメーターは2,090Kmなり。
この間、長距離と言えば横浜まで行ったのと、銚子の手前まで利根川沿いの水郷ライン(R365)を走ったぐらいですね。
横浜に関しては、国道15号を往復したので最高速は100Km/hも出せれば良いほうと言うこともあり、なんのストレスも感じずに走れました。
一緒にスカブ400やマジェCと走ってましたが、80Km/hまでのダッシュなら負けていないので「なんか良い買い物したな〜」と思いました。

ところが水郷ラインでは評価がガラッと変わりました。
なんせ行けども行けども信号が無い。スタートするといきなり100Km/h超で流れるため、CYGNUS-Xでは一杯一杯の状態がず〜っと続きます。
こうなるとダメですね。まるで高速道路にのった時のように流れに乗れず身の危険を感じるようでは疲労の程度が一気に高まります。

元々「小粒で高速にも乗れるから」とこのスクーターにしましたが、駐輪場に置くのが難しいとなると高速に乗っても流れに乗れないデメリットが強くなりました。 本来の使い方ではGSX-Rとの関係から市内〜郊外までの中距離用でしたが、荷物が積めないGSX-Rの代わりにも使いたいとなると、やはりマジェスティかフォルツァあたりが欲しくなります。
そこで一念発起しいろんなお店にフォルツァを買うから下取りしてくれと交渉しました。
ところが、どのお店も「次のお客様に責任が持てないから買い取れません」と冷たく断られました。
行きつけのレッドバロンでも125SRなら正式輸入が決まったので台湾からの並行輸入物でもOKとのことでしたが、150SRはそもそもカタログにない仕様であり部品の供給ルートが無いからダメなんだそうです。

実際、この150SRはジェネシス目白が独自に発注した仕様なので、故障したら私は修理にも困ってしまいます。
こうなってくると益々嫌になってくるもので、ついにジェネシス目白に電話をしました。

「もしもし。CYGNUS-X 150SR飽きたからGマジェに買い換えたいんだけど下取りいくら?」
「何キロ走ったの?」
「2,000Kmちょいです。」
「そうだねちょうど売り頃だね。今の状態なら20万円で下取りできるけどどうする?」

なんと他所では値段もつかないCYGNUS-X 150SRですが、流石に買ったお店は違います。高値で引き取ってくれる事になりました。
私としても20万ならなんも言うことがありませんので、「今から行きます」と答えてGマジェの購入手続きしてしまいました。
ついでにバイクは一杯もってるので、下取り車にへんなキズが付いて値が下がらないように置いてきました。

これは多分今だからなんですね。8月になれば国内仕様の125SRが販売開始されますので、来月に売りに出したらもっと低い金額になっていると思います。
ラッキーでした(^-^)


※後日談(2004/07/14)
2004/08/20頃から125SRが国内に投入されるそうです。
でも、リアのウインカーは透明じゃなくてオレンジでした。あんまりカッコ良くないですね。
あと、色んなお店で買い替えの交渉をしてわかったのですが、こいつは台湾から直接引っ張ってきた物なので車体番号がフレームに刻印されていません。
本来なら足元のカバーを外すとフレームが見えて、そこに車体番号が刻印されているのですが、こいつの場合はフレームが見えなくてプラスチックの車体カバーの上に車体番号が印刷されたプレートがビス止めしてあるだけです。
写真に取っておけば良かったのですが、生憎電池切れでデジカメ撮影できませんでした。


ところで、下取りに出した150SRですが、契約の翌日に住民票を持っていったらなんとお店の中古車コーナーに並んでました。
更に、その3日後にグランド・マジェスティを引き取りに行ったら無くなっていました。
3日で売れたって事ですね。
新品の価格が\268,000ですので、\200,000で下取りしたものを「8ヶ月の自賠責付きの現状渡し」で\220,000ぐらいで売ったのだと思います。

びみょ〜な値段ですが、新車に自賠責付けて買うことを考えたら6〜7万円は安く買えるので、飛びつく人は居そうですね。