PEUGEOT 206CCが欲しい!







思い立ったたが吉日

2004/11/27(土) 晩御飯代わりのお酒を飲りつつ思案中....

バイク(GSX-R1000)の売却が思うように進みません。
もしかするとこのまま引き取るってことも覚悟ですかねぇ...

こんな事を思いながら何気にバイクの中古相場を検索していました。
その時、魔が差したと言うか「オープン」と言う言葉に目が留まりました。
中古相場で検索かけたらカーセンサーが引っかかった様です。



そ〜言えばマーチのクーペ・カブリオレって何時ごろでるんかな〜と思いつつ眺めていると、「船橋」の文字が...
無意識にプジョー206CCを選び、中古車情報を一覧表示してたんですね。
お店は「ブルーライオン船橋」
巷で評判が悪い「株式会社ファミリー」の「ブルーライオン」は習志野演習場の側なので、こことは別のお店のようです。

実際には後で調べたらファミリーの系列でしたが、その時は「こっちのブルーライオンなら応対は良いだろう」と思い、出かけてみることにしました。
でも、よ〜く考えると近所にブルーライオンが2店舗もあるってのはビックリです。
トヨタ、ニッサンならありえますが、外車のディーラーですからね。




実物はしょぼいけどかっこいい?

お店に出かけたのは2004/11/28(日)です。
よく晴れて気温も上がり、オープンカーで走るには絶好の日和でした。

お店の外の展示スペースに飾ってあった206CCは、2003年度の登録でシルバーでした。207万円ね。
オープンカーにシルバーってどうなんでしょ?
個人的には「しょぼい」としか思えません。実物を見てもそう思います




とりあえず気を取り直して車の周りをグルグル回ってみます。
タイヤは195/55の15inですか。「しょぼい」ですね。でも1600ccのATだからこんなものでしょう。
内装は...この年式だと皮シートなんですね。かっこいいです。
テールランプはプジョーらしくてかっこいいですが、中に水滴が....ラテン車だねぇ

ざっと見ての第一印象は、「タイヤを履きかえれば、まあまあかっこ良くなる」でしょうか?
バンパーについたかすり傷がちょっと気になりました。
でも、この年式(2003)まではバンパーとドアトリム等がブラックなんですね。
これはちょっとマイナスポイントです。どうしても安っぽく見えますから。



次にショールームに入って新車を眺めます。
アデン・レッドの206CC カラーラインです。
流石に赤は映えますね。やはりオープンカーには派手なカラーが似合います。

シートに座ってみると...かなりシートが低いですね。
前方視界は悪い部類に入ります。
今乗っているのがオデッセイですので、視点が50cmほど下がる勘定になるんでしょうか?




スイッチ類は高級感はありませんが、特に安っぽい訳でも無し。
スイッチの配置は.....エンジン掛けていないのでチェックしてません。
情報ではターンシグナルとワイパーのスイッチが逆とのこと。
これは慣れるしか無いですね。

でも、目から30cmぐらいの所にフロントウインドウの端が来るってのはどうでしょ?
走っているうちに気にならなくなるのでしょうが、かなり近いですね。



さて、見ているだけでは判らないのがルーフの開閉です。
こればっかりは勝手には出来ないので、セールスマンを呼んで開閉してもらいました。
時間にして20秒ですが、あっという間ですね。 ↓こんな感じで開きます。




実際には両側のAピラー部分のフックを外す作業があるので、走行中には無理でしょう。
停車中に腕を伸ばしてフックを外し、発進までにフルオープンにするって感じでしょうか?
これを交差点でやったら目立つこと請け合いです。



それからこのデモカーについていたのがトノカバー?です。
後席に上から蓋をする感じで取り付けますが、荷物置き場代わりに使う後席が目隠しされるのでなかなか良いですね。
ただし、リクライニングが制限されるので、私自身はこの車を買っても付けないでしょうね。

とりあえず、実物を見て結構気に入りました。
買うかどうか別にして、カタログを貰い今日は一旦引き上げます。



マーチと比べてみる

自宅に帰って最初の作業はマーチCCとの比較です。

元々はモーターショーに参考出品されたマーチCCを待つつもりでした。
国産であれば価格的にも廉価であろうと考えたからですが、現在のマーチのフロントマスクが好きってのもあります。
そこでネット検索で見つけたのがこの画像です。





両方とも「response」からの頂き物ですが、なかなかかわいいじゃないですか。
マーチはどちらかと言うと「かっこいい」じゃなくて「かわいい」車なので、このデザインは合ってますね。

この車がクーペボディになるとこんな感じです。





クーペボディはやはりいまいちですね。
206CCもクーペにするとオープン時のかっこ良さが無くなります。
この変はおあいこってとこでしょうか。

マーチCCの屋根の開閉は206CCとほぼ同じです。


マーチCCは日産の製造ですが、問題は時期と価格です。
今、オープンカーが欲しい私にとって、マーチを購入できるのが2005年秋以降ってのがネックになります。
となるとまた10数万払って車検を通すことになりますので、ちょっと勿体無いですね。

さらに国内生産じゃなくてイギリス工場での生産になると思いますので、ノーマルボディの価格帯がほぼ同じ206と同程度の金額で輸入されると思います。
と言う事は、約240万円ぐらいでしょうか?
マーチにこの金額を出す人は居るのでしょうか?

とりあえず今回は選択肢から外して206CCで行くことにします。




試乗してみる

2004/12/04

翌週の土曜日です。午後3時頃になってしまいましたが、試乗に出かけました。
試乗コースは、お店を左に出て直ぐ右折し、1kmほど道幅の広い車の通りも少ない道を走ります。
そのあと左折して1km、また左折して1kmという感じでぐるっと回って帰ってくるコースでした。

走り出して気が付いたのは、思ったよりフロントウインドウの先端(ルーフの先端)が気にならないってことです。
これは前方に意識が集中するからですね。
頭上の開放感もバッチリで、時々上をみると空が広がるのは気持ちが良いです。

やっぱり「バイク乗りにはオープンカーが良い」と再認識しました。
渋滞を気にする必要が無いときはオープンカーで走り、急ぐ必要があるときはバイクで走ると。


次にスイッチ類ですが、ウインカーとワイパーが国産と逆に付いているので慣れが必要ですね。
最初の右折でいきなりワイパーを動かすところでした....


短い試乗でしたが、発進時のパワー不足も気にならないレベルですので買うことに決めました。
今乗ってるオデッセイもパワーが無くて1.5tもありますから似たような物です。
生活環境を大きく変えたいと思っていましたが、マンションの買い替えは資金的に不可能ですので、せめて車ぐらい変えます。





見積もりを取る

見積もりには最初から5万円の値引きが入ってました。
色々な所で情報を集めると、最大で15万円の値引きに成功した例もありましたが、平均は10万円以下と言うところです。
早速、交渉を開始します。

ちょうど低金利キャンペーンをやっていましたが、これはプジョー本社が今年の登録台数を稼ぐために補填しているとのこと。
言い換えると、年内登録に間に合わない12月20日以降は通常金利にもどると言う事です。
この金利だけで8万円前後の経費節減が可能です>

でも15万円の成功例があるので、もうひと押ししてみました。
すると下取りの上乗せと、85,943円の値引きが出てきました。
国産と比べると渋すぎる値引き幅ですが、これ以上は無理なようですのでこれで決定です。


低金利キャンペーンでのお得分が88,227円。
9年乗ったオデッセイの下取りが100,000円。普通、これだけ乗ったら金払って引き取ってもらうんですが...
そして値引き分が85,943円

合計すると、274,170円相当の値引きになります。


ところで今回利用した低金利キャンペーンですが、頭金100万円を投入して残り180万円で利用しました。


180万円の残高をディーラーのローン等で払った場合の比較

金利 回数 支払い利息
1.9% 60回 88,227円
3.9% 60回 184,114円
5.5% 60回 262,926円
6.5% 60回 313,144円


1.9%が今回プジョージャポンが用意してくれたキャンペーン金利です。
金利を全部合わせても88,227円って言うのは、ただ見たいなものです。
なんせ5年掛けて支払いますって金利ですから。(^0^)

3.9%は国内の低金利を売りにするお店や、プジョーのキャンペーン以外の金利です。
今回は12/19(日)までがキャンペーン適用で、それ以降は年内登録にならないのでこっちの金利になります。

5.5%はトヨタのキャンペーン金利です。
ここは知らないで契約すると損しますね。
今流行の「残価設定による半額のローン」は購入金額の一部を売却時に精算する前提で据え置きができます。

ここで問題なのは、その計算方法です。
300万円の車の半額を残価として設定した場合、見かけ上150万円のローンで済むのですが、事実は違います。
この据え置いた150万円に対して5.5%の利息が掛かるんです。

ところが支払い部分の150万円に対してキャンペーン金利と称して3.9%のローンを組ませるので、購入者は残りの150万円にも利息が掛かることを忘れてしまうのです。
5年払いでローンを組んで支払いが終わり、さあ残価部分の精算となった時に金利が42万円も上乗せされていることに気が付くんです。
ローンの仕組みを理解できない人は現金払いにしないと損しますよ〜。




購入決定

殆ど買う気で行ったので、後はどれぐらい値引きするかの交渉だけでした。
ただ、叩けば良いってものではありません。
国産ならガソリンスタンドでも殆どの整備が可能ですが、プジョーの場合はちょっと違います。
BMWもそうですが、最近の国産も含めて、整備にはメーカーが用意するコンピューターが必須です。

プジョーの場合、本国のサーバーにアクセス権を持った整備機器がオンラインで繋がっており、整備対象の車のEUCにコードを繋いではじめて何処がどうなっているのか判る仕組みになっています。
昔は整備箇所をひとつずつチェックしていきましたが、今はEUCから読み取ったログを元に何処を整備するのか指示が出てきます。

ですので、並行輸入も良いのですが、一旦故障が発生すると整備が困難になります。
正規ディーラーのブルーライオンも、本国から並行輸入物への整備は目視で出来る範囲と決められているそうです。
ですので、並行物を購入してブルーライオンに持ち込んでも本来の整備は絶対受けられないってことです。


こういった購入後の事を考えると正規ディーラー以外では購入できませんので、ここで買うことに決めました。
納車は約2週間後とのことです。