YAMAHA GRAND MAJESTY







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購入前に悩んだこと
燃費
ロードインプレッション:高速道路編
ロードインプレッション:ワインディングロード編
ロードインプレッション:街中編
SP忠雄編
収納力について
カスタム



<<売却しました>>

2005/01/23
昨日、会社に休日出勤したのですが、いつものとおり駅までJOGででかけ、駐輪場でふと下回りを覗いたところ、オイルがポタポタと落ちてました。
以前から自分が何時も駐輪する付近にオイル漏れの後が沢山あったので気にはなっていたのですが、現実に自分のスクーターから漏れているのを見るとがっかりします。
5年前に購入して既に4万kmは走っていますので、オイルが漏れるぐらいは当たり前なんですけどね。

とりあえずこのままでは走行中にいきなり焼き付いて転倒も考えられるので、以前から欲しかったKYMCOのSOONER 113RSを買うことにしました。
ただ、金が無いんですよ。
FZ6-Sも買ったし、peugeot 206CCも買いました。既にサイフはカラカラです。
そこで「Gマジェでも処分するか」と思いついた次第です。

peugeot 206CCはオープンカーで風を感じて走る点でバイクに通じるものがあります。
今日、レッドバロンに見に行ったら奥にコペンが停まってて、私の206CCが手前に。更に手前にはマツダのロードスターと、レッドバロンに車で実に来た客が全てオープンカー乗りでした。
つまり、オープンカーはバイク好きがのる車だと言うことですね。

それはさておき、車を買い換えた今となってはGマジェは車と競合する部分が多くて、最近は「余分だなぁ」と思うことが多くなっていました。
そのせいもあり、今回、売却することになりました。
売却益は当然KYMCO SOONER113RSの原資になります。

でも、57万円したスクーターが半年で30万円です。
ちょっとバイク屋は儲け過ぎかもしれませんね。




<<GRAND MAJESTY購入の経緯など>>

GRAND MAJESTY買っちゃいました。平成16年7月23日になります。
購入したお店はCYGNUS-X 150SRを買ったお店と同じ「ジェネシス目白」です。
購入に至った直接の原因はCYGNUS-Xのページにも書いてますが、巡航速度が上がる郊外の道路ではパワー不足が顕著になり、乗っていて疲れることです。
となれば、次のスクーターは最新モデルのGマジェかフォルツァZになります。
スカイウェーブという選択肢もありますが、すでにモデル末期ですので食指が動きませんでした。


フォルツァZに関しては、やはりSマチックの存在が光ります。
ヤマハの開発陣は、インタビューで「250ccにこの手の変速装置は不要と考えてます」と言い切りましたが、トルクの低い250ccだからこそこの手の変速装置が生きてくるんじゃないでしょうか?
馬力・トルクの無さをミッションでカバーするのが乗りこなす醍醐味じゃないかと私は考えてます。
そういう意味でフォルツァZがどうしても欲しかったのですが、ジェネシス目白(旧YSP新目白)でホンダ車を買うわけには行かないので諦めました。
お店にも「おかげさまで2年連続YAMAHA車売り上げ日本一」とか書かれているし...


さて、候補には挙がったフォルツァですが、CYGNUS-Xを引き取ってくれるお店が無ければ先には進めません。
結果として購入したお店(ジェネシス目白)で引き取ってもらい、フォルツァZに後ろ髪を引かれつつも、GRAND MAJESTYを購入しました。
でも、満足してますよ。高速での安定性ではフォルツァより上で最高速も10km/h近くこちらの方が速いですからね。
横浜や横須賀まで気軽に遊びに行けるのが良いですね。


さて、このページを書いている時点(H17.08.09)では、950kmを走行し初回点検に出すタイミングになっています。
購入してから今までの2週間で房総半島や横浜、筑波山と走ったおかげでGSX-R1000との比較もできるようになりましたので、記憶が鮮明なうちに記録しておこうかと思います。





<<購入前に悩んだこと>>

何を悩んだかと言うと、なんと言ってもサイズです。
動き出せばどってことないのですが、まず、駐輪場(マンションの駐輪場に許可無く勝手に置いてます)からのスロープが途中で直角に曲がっていることと、曲がっている付近に放置自転車が沢山あって通るのが大変というのが問題になりました。
こればっかりは許可無く置いている身分ですので、「ここに置くな」とは言えません。


CYGNUS-Xは車体が小さいので全く気にならなかった通路ですが、前後に30cm長いだけでかなり気を使います。
実際、曲がるときに一旦降りて自転車をどけてから通ることが多くなりました。






こんな感じでスロープの下、自転車置き場の裏のスペースに潜り込ませてます。
置くときも、サイドスタンドで壁の向こう側に倒れるようにして、出来るだけ邪魔にならないように気をつけてます。



エントランス側からの進入口です。
この通路の奥が直角に曲がってスロープに繋がります。




これがいつもの状態で、この赤い自転車がいつも後輪を半分ぐらい突き出して停めてますので、偶にケリを入れてます。




通れるように移動した状態。
ここまでやらないとホイールベースが長いので横っ腹をこすってしまいます。





<<燃費>>

燃費は非常に良いですね。
7,000回転までに抑えた状態なら29km/Lは走ります。
でも、全開走行でも26km/L走りました。

全開走行のルートですが、今回は以下のルートを選択しました。

初日のルート
上野〜横浜:上野から昭和通りを南下して国道15号に入りそのまま横浜まで一般道を走行。約50km
横浜市内 :横浜市内を途中数箇所でお茶休憩しなからグルグルと20km程度走行。
横浜〜船橋:湾岸高速で帰宅。約70km。大森近辺で渋滞に捕まったが、それ以外では140km/hで走行。

二日目のルート
船橋〜土浦:国道16号で柏まで行き、そこから常磐道で土浦北まで走行。約75km。うち高速は60km。
筑波山近辺:高速を降りてから直ぐパープルラインに入り3往復。約20km。
土浦〜潮来:国道125号で潮来まで走行。約55km。道中の平均速度は70km/h前後。


今回は殆ど渋滞に巻き込まれなかったため、かなりの燃費を記録しましたが、渋滞しててもすり抜けますからあまり変わらないと思います。
これがマフラー交換でどのように変わるかですね。
ちなみに初回点検後に房総半島を一周しましたが、その時は30km/L走りました。





<<ロードインプレッション:高速道路編>>

高速道路については、辛口の評価になります。
他のビッグスクーターと比較してませんので、あくまでこの車体について評価します。

基本的にフレームがしっかりしていてギャップの通過やレーンチェンジでふらつくことはありません。
乗ってて安心できるスクーターです。
ベイブリッジやレインボーブリッジなど、横風を受けやすい道路でも車体が流されること無く安定しています。

ですが、120km/hを超えた辺りからフロントの接地感が薄くなり、路面やスクリーンの影響を受けやすくなります。
トンネル内での走行では145km/hまで出しても安定してたので、あくまで路面の影響と考えますが、周期的に揺れを感じる場面がありました。
なお、レッドバロンで試乗した車体も120km/h付近から周期的な揺れを感じました。ただし、路面は結構荒れてました。参考まで。

120km/h走行時の回転数は、およそ7,200回転になります。
140km/h走行時の回転数は、およそ8,400回転です。
145km/hまで引っ張ったときは8,600回転まで回っていましたので、レッドゾーンが始まる9,000回転まで回せれば150km/hは行きそうですね。

回せればと書いたのは、今回思いっきり回したつもりなのですが、8,600回転以上には行けなかったためです。
考えようによっては、エンジンを使い切れる絶妙な設定になっていると言えます。

あと、スクリーンはこれでも十分ですが、400ccにオプション設定されているロングスクリーンを試してみたいですね。
街の小僧達は意味も無くショートスクリーンにしてますが、やっぱりロングでしょう。
ショートスクリーンで長距離移動は考えたくも無いですね。





<<ロードインプレッション:ワインディングロード編>>

バイク乗りの方々には叱られるかも知れませんが、ビッグスクーターで筑波山を走りました。
筑波山のパープルラインは、暴走車両が横行したせいで随所に「段差」が設けられており、快適に飛ばせるワインディングでは無いのですが、勾配やカープの半径などを考えると、日本の一般的なワインディングロードの指標に出来るのではないかと思います。
今回、筑波山も全開走行を行いましたが、所詮はスクーターですので全開には程遠い走行になりました。

GSX-Rの場合、筑波山なら2速でガンガン攻めて行けるのですが、Gマジェはギアの選択ができません。
その結果、出来るだけ回転を落とさないようにノーブレーキで突っ込んで、ガバッと車体を寝かせることになります。
この状態を維持して次のコーナーに移る分には70km/h以上をキープできますが、コーナリング途中でガリガリとステップを削ってしまいますし、すべてのコーナーでタイミングが合うわけでも無いので、どうしてもスロットルを戻す場合がでてきます。

そうなるともう駄目ですね。立ち上がりの再加速でスピードがガクッと落ちます。

素直に寝てくれる良い車体なのですが、こういう場面ではギアを固定できるフォルツァZの方が良い結果を出せるでしょう。
もっとも、ビッグスクーターでこういう走り方をすること自体間違っている気がしないでもないですが,,,,


ワインディングロードのページにも写真を載せますが、筑波山からの眺望です。



この写真に「段差」が写っています。
白線が3本続いた後の黒い線3本が段差です。
高さは10cm程度と低いのですが、かなりの衝撃を受けます。
バイクで120km/hぐらいで突っ込むと転倒の危険性が高くなります。丁度フルバンクから起き上がる辺りってのも辛いですね。



ついでにもう一枚。奥にコーナーを飛び出した車があります。
先月末に走ったときは無かったので、この2週間の間に筑波を攻めた車両ですね。






<<ロードインプレッション:街中編>>

これは一言で言えば「硬い」です。
アルミフレームを採用したおかげで高速域での安定感は抜群ですが、代わりに低速域ではフレームの硬さが直接伝わってきます。
路面の段差を直接伝えてくるので、結構、内臓に直接響きます。

アクセルのレスポンスに関しては、クラッチミートのタイミングが早いため、狭い道路での切り返しなどでは特に苦労することはありません。
車体が大きいのですり抜けが大変かと思いましたが、慣れの問題ですね。
大型トラックが並ぶ間をすり抜けるのも、問題なくできるようになりました。

ただし、原チャリのように止まっている車両の鼻先をすり抜けて左端から中央に移ったりするのは大変です。
ホイールベースが長いので、内輪差が意外と大きいのが原因です。





<<小物編>>

現在工事中





<<SP忠雄編>>

これから購入します。






<<収納力について>>

本を見るとA3のアタッシュケースとジェットヘルが入るとか、収納力についてはかなり評価されています。
でも、実際に使ってみると奥行きはあっても形が良くないですね。
奥の方が先細になっていて(横幅じゃなくて上下幅)箱物を入れようとするとかなり無理があります。
スーパーなどでのお買い物袋なら形が自由に変わりますからビックリするぐらいに入るんですけどね。ちょっと残念です。





奥行きは十分にあり、12本入りのトイレットペーパーがすっぽり入ります。
しかし、下の写真のように上方向はまだまだ余裕があるのに、実はこの写真で見えてる部分はシートを閉じると上から押しつぶされます。
ちょうどこのはみ出している4cmぐらいでしょうか。シートを締めるとトイレットペーパーの芯が軽く歪んでいました。




幅も結構あります。実測で38cm+αあります。
ですのでトイレットペーパーが横に収まります。(勿論、シートは閉まりません)




これはシートを裏側から見ると良くわかりますが、じつは「おわん型」の蓋が閉まる構造(ヘッドルームに余裕がある)ではなく、おわんを逆さにして蓋をする構造だからです。
防水用の溝が車体側トランクルームの周りについてますが、ここにぴったりの形でシートが被さるので、少しでもこの線からはみ出したら潰されます。




また、A3のアタッシュケースが入ると書かれていますが、奥に行くほど高さがなくなるので、最大でも38cm×40cm×13cm(横幅×奥行き×高さ)の物しか入りません。
ただし、10cmまでの高さなら前後方向に若干余裕があるのでA3版の奥行き42cmは入ります。
この写真でもトランクの下の部分が方形になっているのが判ります。
この方形部分の高さが13cmという事です。


ヘルメットの収納については、フロント側もリア側もフルフェイスが余裕で入ります。
私の手持ちはAraiのRX-7 RR4とSZ-Fのラージです。



フロント側にジェットヘルを収めるとこんな感じです。(フルフェイスはGSX-R用)
この部分はシート側がおわん型に窪んでいるので防水用の溝から飛び出していてもヘルメットが収まります。




リア側にフルフェイスを収めるとこんな感じです。
収納はこの方向にしか入らず、逆にするとアゴがつかえて入りませんので、防水用の溝からはみ出します。







<<カスタム>>

と言うほどの物ではありませんが、ハンドルは変えてあります。
購入した「ジェネシス目白」で既に交換されてある物を買ったためです。
オリジナルのあのプラスチックのカバーがついたハンドルではかっこ悪いし使い勝手もよくありません。
でも、このハンドルセットは悪くないのですが、もう少し絞った上でタレ角が付いているほうが疲れないと思います。

と言う事で、購入して1カ月でY'sギアのハンドルに交換してしまいました。
ジェネシス目白で付けたハンドルは、オリジナルに比べてグリップの位置が低く遠いので、どうしても腕が伸びた状態になります。
でも、Y'sギアのハンドルはパイプ一本分ですが高く手前に引いた位置にグリップが来ますので、楽です。
できれば後5cmぐらい手元に引きたい所ですが、とりあえずは満足してます。



これはジェネシス目白版




次にやったのはグラブバーへのフックボルトの取り付けです。
グランドマジェスティのトランクは高さが十分でないことと、二分割タイプなので大きな物は入りません。
となればタンデムシート部分をキャリアとして活用するか、リアボックスをつける事になります。

とりあえず伊豆半島を一周してみてリアボックスまでは必要ないと感じたので、フックボルト+ラバーシートで荷物を固定することにしました。

先ずはフックボルトを取り付けるためにタンデムシートを外します。
グランドマジェスティはタンデムシートの後部をめくった所にヘキサゴンボルトが付いてますが、これを外すだけでシートが外れます。



シートを外し、グラブバーも外した状態がこれです。
奥にバッテリーが見えます。
グラブバーは口径6mmのボルトで止まっており、これもヘキサゴンです。
ただ、締め付けトルクが1.8kgと強いため、シートを外した六角レンチでは外れませんでした。
仕方が無いのでスーパーロングの六角レンチを探しましたが、(長いとテコの原理で力が入る) 6mmの鋼材ではどのみち無理だろうと言う事で、グリップが30cmもあるラチェットハンドルと6mmのヘキサゴンソケットを買いました。
これが合計4,700円。やはりそれなりに値が張ります。




グラブバーを外したところがこれです。



アルミ合金でしょうか?かなりズッシリとしてます。
ここに購入したフックボルトをつけるとこんな感じです。






折角なのでリアキャリアを付けるためのボルト位置も確認します。
グラブバー上部のセンター部分はABS樹脂製で、裏側から2本のネジで止まっています。
このカバーを取り払えば、ここにリアキャリア取り付け用のボルト受けが3本現れます。




ボルトが付いた状態を横から見るとこんな感じです。
パッセンジャーから意外と邪魔にならない間隔でボルトが付きました。