YAMAHA FZ6-S Fazer



2005/09/29 伊豆スカイライン:亀石スカイポートで撮影





<<最近気に入らない部分(2005/05/03)>>

サスのプリロードを5→7に上げました。一番硬い設定になります。
でも、車体の無駄な動きが抑えられてて結構気に入った硬さになっています。※2005/10/01現在は「2」で走ってます。こっちの方が良いです。
そこで次に気になったのが...ステップです。

普段、ブーツを履いてますが、ステップバーに土踏まずを載せると右足の踵がリアブレーキの支点に乗ります。
最初は気が付かなかったのですが、箱根、熱海を走り回っているうちにどうも右足が落ち着かないのに気が付きました。
なんでだろうと調べてみると、踵が支点の上に乗ってしまうため、無意識に外にずらして足を置いていました。
すると、その影響でくるぶしで車体を締め付けることが出来なくなり、ニーグリップが甘くなっていたんですね。





これは、ほんの少しの違和感が運転にも影響が出ると言う良い例になります。
この部分はブーツを土踏まずが無いタイプに変えれば済む話ですが、バックステップキットへの変更でも対応できるので、どっちかで考えることにします。



次に気になる部分はシートです。
なんせ硬い。全体重を掛けても1cmちょっとしか沈まないハードタイプのウレタンで作っていますので、長距離を走った後はホントに辛い状態になります。
と言う事で、改造することにしました〜(笑)





<<シートの改造>>

(2005/05/03)
お友達に注文していたタキテックフォームが届きましたので早速改造して見ました。
タキテックフォームとは、パリダカ出場の二輪車のシートに採用されている野口美装さんのシートに採用されている低反発ウレタンです。
早い話が低反発枕のウレタンの兄弟です。


このウレタンの特徴は手触りがしっとりしている点で、他の低反発ウレタンとはちょっと違います。
また、厚さは3cmですが、2枚重ねの6cmにしても軽く押すだけで1cmを切る厚さまで縮みます。
と言う事は、1枚だとバイクのシートにはちょっと使えないなぁ.....重ねて使いましょう。


先ずはシートをバイクから外してきます。
そして、ステープルプーラーでホチキスをタンデム側の直前まで外してしまいます。
ちなみにプーラーは「ジョイフル本田」で\298でした。
これがあると外すのに僅か2〜3分しか掛かりません。
非常に作業効率が良いので是非買いましょう。







さて、半分ほど皮を剥いたら普段座っているお尻の最後端にあわせて切断用のラインを書きます。
この辺は趣味の世界なので「俺はひたすら削る派」の人は削ってもらえれば良いだけです。
私の場合は作業効率最優先なので、ここで切断します。






切断方法は色々ありますが、今回は単純にカッターナイフで切り落としました。
他には熱線で切り落とすとか、極細のワイヤーで切り落とすなんてのも有りでしょうね。
ワイヤーに刃が仕込まれたカッターもありましたね。
これだと上から「よいしょ!」とあっという間に切れます。まあ、お好み次第と言う事で...


切断してビックリしたのは、なんとウレタンの厚みが6.5cmもあったことです。
そして、これが硬い。1cmへこますのも大変なぐらい硬いウレタンを使っています。





この状態でも作業は出来ますが、もっとも薄くて加工が大変なのは股座の部分です。
この部分のウレタンをタキテックフォームで作り直すのは至難の業なので、今回は純正を流用します。
と言う事は、切り落としたウレタンのうち、股座部分を更に切り落としてシートベースに貼り付ける必要があります。





先ずは先ほど切断したシートを更にカッターで切り落とします。
先ほどもそうですが、基本は垂直に切り落とすことですね。
シートベースにではなくて、車体にセットした時に切断面が垂直になっているのが良いと思っています。(あくまでも個人の趣味です)



切断が終わったらシートベースに貼り付けます。
この状態で仕上がり状態を予想し、当初のイメージと合っているかチェックです。


次にすることは、この先端部分の加工です。
このままでも問題は無いのですが、若干厚みを削ったほうが好みに合うと思っていたので、削ります。
勿論、ウレタンですので粗目のサンドブロック(#120ぐらいの粗い奴で、ジョイフル本田では98円也)でガシガシ削ります。
ただし、これを素直にサンドブロックで削ったのでは作業効率が悪いので、ハサミとカッターで先に切り落とします。
作業時間は1〜2分程度ですが、全てサンドブロックで削ると30分は掛かるところを全部で10分程度で終わらせることが出来ます。





下が作業後ですが、あっという間に成型が終わりました。



次はシートベースへの取り付けです。
上で削った先端部分をセットしてタッカーで固定します。
そしてタキテックフォームを間に挟んで、はみ出る部分をカッターとハサミで切り落とします。
体重が掛かると思いっきり沈むので、一番下には切り落としたときに出来た端布部分のウレタンを敷いて厚めに仕上げます。




あとは、あまり難しいことを考えないようにして、ひたすらタッカーでカバーを止めてしまいます。
タッカーもジョイフル本田で買いましたが、\498でした。
ただし、これにセットされている針は長さが8mmなのでダメでした。
裏からシート生地を止めると針が飛び出すんです。(ちょっと長すぎと)




仕方が無いので、近所のロイヤルで6mmの針を仕入れてきました。
1,000本で\161ですから安いものです。

そして仕上がった状態がこれです。




なかなか良くないですか?
早速試乗してみます。






<<シートの乗り心地>>

(2005/05/03)
タキテックフォームで張り替えたシートに試乗します。
折角ですので、近所を一周と。

まず跨って思ったのは、「あれ? いつからアメリカンになった?」
と思うぐらいにシートが低くなりました。

元々6.5cmあるウレタンが殆ど沈まなかったのに、タキテックフォームだと5.5cmも沈みます。
つまり、上体はハンドル位置を5.5cm上げたのと同じ乗車フォームになるんです。
これは変化が大きいですね。


そして走り出して感じるのは、やっぱりシート位置が低いことによる違和感です。
これでワインディングでも攻めればはっきりするのでしょうけど、ウレタンが柔らかすぎて操作感が変わってしまっています。
コーナー手前でひょいっとお尻を浮かして、両踵で車体をホールドしながらお尻をスイッと旋回方向にシフトするのですが、あれ?
なんか太ももの内側の感覚がフニャフニャしてます。



ダメですね。これ。
私のコーナリングフォームには感覚的に合わないようです。
また、シート高が高いバイクで慣れたせいもあって、ここまで低いと完全にフォームが変わってしまいます。
と言う事で、戻します。


ただ戻すのでは芸が無いので、当たって痛い部分を削った上で一枚タキテックを入れてみましょう。


つづく.....かも。



(2005/05/04)
あの状態では終われないってことで、今朝は7:00からシートの加工に励みました。
とは言っても8:00には箱根に向けて出発なので、最低限の加工のみです。
今日削ったのは中央部分のウレタンです。
既に、先端を削ったのでその高さにあわせて削りました。

作業は一旦位置あわせのあと、大体の削る量をマーキングします。
後はハサミとカッターで大雑把に削ってから、サンダーブロックでゴシゴシ削ります。
朝の忙しい時間なので全体で15分と見当をつけて作業しましたが、概ね時間内におわりました。




お尻に手を当てて、「いつもここが当たるから...」と確認しながら削ったらこうなりました。
「ウレタンの角が立つ」
表現すると標準のシートはこんな感じです。
硬いので、太ももの裏側。特に足の付け根の部分が圧迫されて痛いんです。


さて、削り終わったら次にタキテックフォームをウレタンの形に切り出してセットします。




タキテックは3cmの厚さがあっても、軽く体重を掛けるだけで0.5cmに圧縮されます。
なので、ハサミでチョキチョキとおおよその形に切るだけで十分です。
仮止めも不要で(ウレタン同士だと摩擦係数が高いから動きません)そのままカバーを被せます。




仕上がった状態を見ると、なんかふっくらとしてますね。
3cmのウレタンを仕込みましたから当然です。
でも、全体として、何処を押しても2cm以上沈み込むシートになりました。



そして、今日一日走った後の感想ですが、前よりは全然良くなっています。
ただ、やはり元のウレタンの柔らかさが足りない感じですので、これ以上を望むならウレタンそのものを他の材質に変えないとダメですね。
一日400kmの私のペースなら、この改造でもとりあえず十分です。
今までのような痛みは感じませんでしたから。

でもね。Gマジェのシートは500km走っても全然疲れ知らずですわり心地抜群だったんですよね。
あのウレタンを調達する方法を考えましょうか?



(2005/06/11)
どうもイマイチなすわり心地です。
色々やってみて感じたのは、削るのは前じゃなくて後ろじゃないかと言うことです。
足の付け根。太股の裏側が痛いと感じるのですが、どうやら原因はお尻の上のほうらしいのです。
シートが後ろに向かって跳ね上がるデザインになっているのが原因で、後ろの方ほど圧迫されるみたいですね。


と言う事で、後ろもバッサリ削っちゃいました。
既にカバーを被せてしまったので写真は取ってませんが、この状態で400kmの遠距離走行をやった結果は上々です。
ほぼ、不満が無いシートになりました。
新品を入手して綺麗に作り直したいところですが、まあ、これで良しとしましょう。






<<タイヤの特性>>

(2005/05/04)
最近、車に乗ってないな〜。バイクばっかり。
と言いつつシートのすわり心地を確かめに伊豆の亀石峠まで走りに行く私...

タキテックを入れた状態でも操作感覚が変わらないことを確認して、いつものように7往復もしてしまいました。
走りこんだ直後はもっと荒れてたのですが、自宅に帰ってタイヤを確認するとこんな感じです。



このタイヤはダンロップのD252Fです。
ブリジストンの車両もありますが、私のはダンロップが付いていました。
前に乗っていたGSX-R1000はブリジストンのバトラックス012でしたが、あれと比べるとグリップ力は良くないです。

でも、コントロール性能は満足できると思います。
途中で腰が砕けることも無く、一定のレベルで膨らんでいく感じです。(滑っているとも言う)
過渡特性が穏やかで乗りやすいのですが、タイムを削る走りには向いてません。
でも、価格と性能のバランスは取れていると思います。


※「腰が砕けることもなく」と言うよりはいきなり限界を超えてズバッ!と滑らないと言う事かな。
※グリップはしているのに、早い段階からズルズルと膨らんでいく感覚です。
※タイヤが「無茶したらアカンよ」と言ってる訳ですね。



これ以上過激な走りをしたかったらソフトコンパウンドのタイヤにして、スプロケットを変えるんでしょうね。
最高速を犠牲にして低〜中速域でのエンジン回転数を上げる方向でセットすると楽しくなる筈。
でも、そういう走りをするとタイヤがあっという間に坊主になりますけどね。

私はとりあえず夏場まではこれで走る予定です。
秋になったらミシュランでもはいて見ましょうか。





<<現在4,800km!フロント周り変えたい...>>

リアサスのプリロードを「4」に下げました。
一番硬い「7」は思いっきり攻めるときは良いんですが、日常では硬すぎてダメです。
あれから色々と変えながら走ってみて、一番車体の動きが気持ち良いのが「私の場合は4」だと判りました。


車体の前後・上下動をガチガチにしてしまうと、重心の移動をきっかけとしたコーナリングがしずらくなります。
今日は4に戻した状態で走りましたが、湯河原の椿ラインも気持ちよく走れました。
椿ラインは、梅ラインや亀石峠と比べると中低速コーナー主体で、しかもブラインドコーナーが多数あります。
そういった事もあって、R1000だと忙しすぎてあんまり楽しく走れないんです。
それで敬遠してたのですが、FZ6-Sはギアが合いますね。2速固定で楽しく走れます。

※中低速コーナーと言うほどでもないんでしょうけど、フルターンに近いコーナーがそっちこっちにあります。
※ブラインドコーナーに入って出口が....おいおいフルターンかよ!みたいな感じです。
※亀石峠は先のコーナーまで見えるので安心してスロットルを開けられるのが良いんですよ。
※フルターンと言わなくてもブラインドだと先で事故っている可能性も考えてアクセルを開けづらいんですよね。


そしてお気楽に走りたい時は3速固定でも走れてしまいます。
3速だとエンジン回転が一段落ちるのと、レスポンスが2速よりダルな感じになるので、逆にガバッと開けられるので楽なんです。
これはR1000でも一緒。2速はアクセルコントロールがシビアになるので気を抜くとガックンガックン車体が前後に揺れて不安定になります。
FZ6-Sはパワーが無いから2速でもそれほどアクセルに気を使う必要が無いのは楽ですね。


これでもう少しローギアードな設定に変えると凄く楽しくなると思います。
あとタイヤもね。
ま、夏までには8,000kmぐらい走っていそうなので、8月の6ヶ月点検時に交換ですね。




それから2003-4年モデルのR6のフロントフォークとMOSキャリパーがそのまま転用できる様なので変えてみたいですね。
ブレーキはやっぱり物足りないです。
連続して走っていると効きはそんなに悪くないので我慢できますが、2速フル加速でコーナーを出た後に次のコーナー手前で減速するのがちょっと辛いです。
最近エンジンも調子が良くて2速で目一杯引っ張ると、あっという間に150km/hになりますから、うっかりするとガードレールを飛び越えそうになります。


フロントのサス設定も色々とやってみたいし、フロントフォーク変えちゃおうかな...
変えた状態の写真ってこれです。前にネットで拾った奴ですが...



このバイクは2003/2004型のR6のフロントフォークとキャリパー、フロントアクスルを移植しています。

社外品のチタン製のフロントアクスルでも160ドルですから、純正だともう少し安いのかな?

このR6のフロントフォークは、この年代までは正立型でブレーキも通常のタイプです。
伸び側と縮み側の調整が出来るフルアジャストタイプですね。

2005年型になると倒立型+ラジアルマウントキャリパーになるので、そのまま流用って訳にはいかなくなります。
部品が潤沢にある今のうちに変えるのが吉かも。
さ〜て幾らかかるんだ?





<<現在6,100km!夏向けに小物を少々>>

(2005/06/25)
今日は梅雨の中休みと言う事で、暫くぶりに遠征ができます。
何時ものとおり箱根新道経由で熱海峠から梅ラインを下り、海岸線で伊東市の亀石峠まで出かけてきました。

現地到着は10:00
今日は結構なハイペースで走って来れました。
芦ノ湖スカイラインで道草食ってこなかったせいもありますね。


さて、今日は気温が30度を超えたようです。
バイクに乗っててクラッ!と来たので亀石峠は11:00で撤収しました。

バイクの怖いところは、風を受けながら走るので、汗で水分が失われても直ぐに乾いてしまうこと。
つまり、脱水症状になっていることに気が付き難いことです。
今日はクラッ!と来た後なので伊東のマリンタウンでKIRINの「激流」を一本飲んでから食事を摂りました。


一年で一番寒いときにバイクを購入して、今は夏。
暑くなればなったでバイクに対する感想も変わります。
今日は気温が30度を超えたせいでしょうか?
ダメダメだと思ってたダンロップのD252Fも結構な食いつきを見せてくれます。
ロングライフ設計なので全然期待してませんが、FZ6-Sとの組み合わせなら20,000kmぐらい走れそうですね。




上の写真はリアタイヤの右側なんですが、けっこうドロドロに溶けた跡が残ってます。
実際に以前より旋回性能が上がっていて、前は「あ〜〜膨らむ〜」と嘆いてた場面でもグイッ!と曲がったりして気持ちが乗ってきます。
この状況ならスプロケットを加速重視のフロント14/リア46 最終減速比 3.285 ぐらいに変えてみようかなと思ったりします
現在はフロント16/リア46 最終減速比 2.875 の標準ですが、タイヤがこれだけ食いついてくれればもう少しパワーを掛けられますね。

来月の6カ月点検の時に変えてみましょうかね。




私のFZ6-Sはツーリング用にトップケースを載せられるようにしてありますが、夏場のツーリングに荷物は殆ど必要ありません。
突然の雨対策にレインウエアを持っていくのと、ヘルメットを脱いだ後に被る帽子を持っていくぐらいです。
偶にはデジカメとかも持って行きますが、全部あわせても4L程度の小さいバッグで十分です。
GIVIにこの容量の小さいトップケースがあれば買うのですが、見当たりません。

そこで買ったのがシートバッグです。
デイバッグの小さいものをリアシートの上に固定する感じですが、非常に良く収まりました。






容量的には4Lぐらいなんでしょうね?
大きいサイズのペットボトルが並んで2本入るサイズです。
これぐらい有ると身の回りのものは殆ど入りますね。
跨るときにちょっと大変ですが、タンクバッグよりもこっちのほうが私的には好きです。



ついでに、高速でのETCカードのやり取りが楽なように、チケットケースもタンクに載せました。





最初はハンドルにプラスチック製の物を付けてましたが、振動でガタガタしだしたので、振動で飛んでいく前に交換です。
このケースはハンドルに巻きつけるタイプなのですが、それだと開く方向が逆で使いづらいので余っているマグネットを使ってタンクに載せました。

使い勝手は抜群ですよ。

ついでに今日は写真を撮りに箱根ターンパイクまで出かけたので走った直後のタイヤを撮って見ました。
攻めた後は結構表面が荒れますね。ロングライフ設計のタイヤでもこうなっちゃうと。



でも、高速を使って帰ってくると均されて綺麗な表面に戻るんですよ。








<<現在9,5000km!少々遅めの6ヶ月点検>>

この夏に田舎まで帰ってきました。
先月はプジョーで帰ったのですが、夏ならやっぱりバイクでしょ!ってことでFZ6-Sにしました。
往復800kmもあるので一気に距離が伸びてしまいましたが、もっと大変なことがありました。


それはタイヤです。
今回は気温が33度もある中で思いっきりぶっ飛ばして往復しました。
特に福島〜佐野の間は山間部なので気持ちよ〜く道路が蛇行してます。
ついつい160km/hぐらいでコーナーを楽しんでたらタイヤがあっという間に減りました。


センター部分は元々一番酷使する部分なので減るのは早いのです。それは判ってます。
でも、この前まで『これなら20,000kmは走れるね』と言ってた山が残り2mmになっちゃいました。
どこがロングライフ設計なんだよ。
この調子で減ったらあと2,000kmで限界に達しそうです。
折角だから同時にチェーンもスプロケットも全部とっかえましょうか。
今のペースだと9月の終わり〜10月頭頃なのでミラノショーの辺りですね。


さて、さすがに9,000kmも走るとそっちこっち気になる部分が出てきます。
特に最近では高回転の伸び上がり方に鋭さがなくなりました。
これはエアクリーナーですね。多分。
今回の点検項目に入っているので洗ってもらいましょう。
もっと効率の良い社外品があれば買いたいところですが、どうなんでしょね?探してみましょうか。


あと、ブレーキ!
フロントがやっぱりダメダメですよ。
指2本で軽く停まれないと怖いですね。
椿ラインのフルターンになる所で止まりきれずにセンターを飛び出しそうになりました。
リアはロックしてお尻を左右に振っちゃうし、怖かったですよ。
無意識に踏み過ぎないよう、ペダルを下げているんですけどねぇ...


でも、ブレーキはホントに考えないとダメでしょう。
今のフロントフォークはブレーキのマウントが83mmでしたっけ?一つ前のYAMAHA車の仕様ですよね。
このままでは装着できるパーツに限りがあるので、R6のアウターチューブとフロントアクスルを入手して交換できませんかね?
さすがにR6のフロントフォークやブレーキを一式組み込むとなると高く付きますから、可能な限り安くしたいです。


そこで入手したのがこれ。






上がFZ6で下がR6です。
でも、これを見てもパーツから組み立てることは出来ますがサイズが判りません。
結局使い物になりませんでした。

まあ、R6のフロントフォークを手に入れても突き出し量とかのデータが無いので、きちんとしたセッティングを出すまで苦労しそうです。
普段から自分で整備している人じゃないと無理ですね。




(2005/08/25)
レッドバロンに6ヶ月点検に出しました。
結果としては「エアクリーナー綺麗にしておきました」の言葉どおりエンジンは調子いいです。
虫でも吸ってたんでしょうね。山ばっかり走ってるし。


あと、フロントブレーキのR6化は止めます。
お金が勿体無いと言うことと、普段は全然問題が無いって理由からです。
実際、困った状況になるのは峠の登りであって、峠の下りでは問題は出てません。
こいつはパッドが熱い状態(又はローターか?)ではガツンと食いつくので、下りでは不満が無いんですよ。


初期制動時の特性を変えれば良さそうなのでパッドの変更で解決しそうです。
ただ、コントロール性の向上も考えたいので、ステンメッシュのブレーキホースに交換したいですね。
パッドはカーボンロレーヌのSBK3が使えそうなので、それで価格交渉してみようかと思っています。
※二輪館に置いてあったカーボンロレーヌのカタログでは、FZ6系はSBK5の表示でディバージョン600と共通って書いてあったが、あれは間違いだよね?

(2005/08/29) 再度、二輪館に行ってカタログを見てきました。 やはり最新のカタログでwebでも適合表に載っていないFZ6が載っています。
商品名も『SBK3』じゃなくて『SBK5』で間違いありませんでした。
価格は6,138円だったかな?結構高い価格設定です。



ま、そのうちガルファーのペータルディスクとラジアルマスターポンプも考えましょうか。
ミラノショーや東京モーターショーで600ccクラスに『食指が動きそうなのが出てこなければ』ですけどね。








<<ブレーキホースの交換>>

(2005/08/31)
どうも気になってしょうがないのでブレーキに手を入れることにしました。
レッドバロンに相談したらホースの交換だけで3万円+αかかりますねぇとのこと。
更にパッドを交換すると1万円追加ですね。ちょっと高すぎ。


と言う事で色々と探したら、そもそもFZ6用のブレーキホースキットが何処からも出ていません。
SWAGELINEとかGOODRIDGEとかEARL'Sとかキットを出している会社は色々とあるのですが、FZ6用は無いんですねぇ...
仕方が無いのでドライバーズスタンド2りん館で現物合わせで組みました。


ブレーキに手を入れる場合、通常はブレーキパッドを交換し、それで満足しない場合にホース交換をするのが普通です。
それでも満足できなきゃラジアルマスターポンプに交換し、キャリパー交換は最後の最後です。
でも、パッドを先に交換するのはどうなんでしょう?
価格が安くて効果が出やすいってのがその理由なのですが、基本的な機能をレベルアップするなら先にホースを交換して次にポンプじゃないでしょうか?


パッドは消耗品ですよね。
ハウジングというか簡単に交換できない部分を整備してから消耗品をあれこれ交換する。
この方が本当にピッタリなものを見つけやすいんじゃないかと思います。


さて、今回のホースの取り回しですが、純正のように『Y型』の取り付けを考えていました。
ところがキットが出ていないので、メーカーに問い合わせながら現物に合わせていくと『h型』が良いですねということになりました。
この型は前に乗っていたGSX-R1000と同じです。
一旦右のキャリパーに直接入って、そこから左のキャリパーに分岐する型です。


上のSタイプってのがh型と同じです。


しかしここで問題発生。
FZ6-Sのキャリパーで分岐させるのはちょっと無理ってことになりました。適合する部品が無いとか言ってましたね。
それじゃあってことで『Y型』で部品を集めたら今度はメーカーの勧めで取りやめと。
なんでもPLOTのSWAGELINEはY型でパイピングすると3WAYアダプターのところからフルードが漏れやすくなるとのこと。
GOODRIDGEなら問題ないのでそっちで行きますか?と聞かれたのですが、とりあえずPLOTのままでマスターポンプの所から分岐することにしました。




この方が直接マスターポンプからキャリパーに繋がるので問題が出にくいと思ったことも事実です。
ただし、パイプ長が2割ほど長くなるので、ダイレクト感はちょっと落ちます。
まあ、『言われてみればそうかな?』程度ですけどね。
実際に取り付けてみると純正よりは気持ちだけ良くなったかな?という程度ですね。
前から見ると確かに上から2本ぶら下がる形になってますね。





ただし、実際に150km/hまで引っ張った後で急制動をすると効きの違いが分ります。
パッドは変えてないので制動力自体は変わっていません。
なので、効き方と言うよりはどれぐらい握ると効くのかという感じですね。
純正だと「うにゅ〜〜...ギュッ!」てな感じで最後で効くんですが、ホースを変えたらその「ギュ!」がいきなり来なくなりましたね。


制動力自体は確かに悪くないんですよ。純正も。
シンタードのパッドなんでしょうね。ローターに黒い皮膜が付いてます。
でも、初期制動能力はやっぱり低いですね。
これでパッドを色々と交換してみて好みのパットを見つけることにします。






でも、その前に自分でパッドを交換できるようにならないとね。
今度お店で交換するときに色々と教えてもらいます。







<<タイヤとタンクバッグ交換>>

(2005/09/19)
昨日の夜、タイヤを交換しました。
今度のタイヤはミシュランのパイロットスポーツです。
そして今日、一皮剥くために亀石峠まで行ってきました。


感想は....「なんかねばっこい」ですね。
通常走行時にも地面に貼りつく(粘りつく)感覚があります。
一皮向く前に無理は禁物と言いながら、ついついアクセルを開けると...ズリッ!


滑りますよとは言われてましたが、オイルに乗って滑るんじゃなくて、消しゴムのカスにのって滑った様な感じです。
あれっ?と思ってタイヤを見ると結構毛羽立ってきました。

このタイヤは寿命が短いかもしれません。
前のダンロップD252Fとは大違いです。

そのまま暫く峠を走って4往復した後の写真がこれです。



初日で抑えて走っていてもこれですからね。
コーナリング中のグリップも前とは段違いですので気に入りました。
でも、恐らく6,000kmで坊主になりますね。このタイヤは。



前のD252Fは10,600km走れました。
スリップサインが出てから600kmほど走りましたが、危ないので取り替えました。
寿命は10,000kmでしたね。



(2005/09/29)
天気も良かったのでまたまた伊豆スカイラインを走ってきました。
その帰りに椿ラインを2往復したのですが、まだちょっと滑りますね。

でも、そんなことよりトラクションのかかり方がイマイチかな?
グイッ!と寝かせてコーナー出口でガバッ!とアクセルを開けるとズルッ!ときます。
おっかしいな〜と思って途中でタイヤを見てみたらこんな感じです。



タイヤが空転した痕が残ってますよね。
グリップしきれなくて横に滑ったんじゃなくて、エンジンの出力に負けて滑ってます。
寝かせすぎた?んでしょうか。

そんなことは無いはずなので、リアサスのプリロードを変えてみます。
私は体重が90kgあるので、ノーマルタイヤの時は標準より固めの方が調子が良かったのですが、今度のタイヤは柔らかい方がトラクションを掛けやすいかもしれません。



(2005/10/01)
折角のお休みでしかも晴天。お出かけしない手はありません。
出掛けに悩んだ分、スタートが遅れてターンパイク到着が朝の10時。
軽く流してみたら....パトカーが!
気分が悪いので椿ラインへ避難しました。


しかし、椿ラインも何時もターンする場所に下るまでに40台以上のバイクとすれ違いました。
登りも同様に30台はすれ違っています。
ここまで混雑してると楽しくないですね。
前のバイクと付かず離れず走るのですが、私の後ろにもやはり付いてます。
なんか気分が乗らないんですよね。
前走車もしとどの巌やで逃げちゃいました。


それは置いといて、やっぱりRのキツイコーナーでガバッ!と開くとちょっと滑りますね。
ただ、ここではスピードも上がらないし判断できないので、亀石峠に移ることにしました。


亀石峠での実感。
ノンストップで上下5往復した感想です。
最初の1本目は滑りました。ちなみにプリロードは「2」に変えて有ります。
2本目。ちょっと耐えてるかな? でも、左ターンでちょっと心もとないですね。
3本目。滑らない。グリップしてます。
4本目。お〜!バッチリじゃん。
5本目。右ターンも左ターンもガッチリとグリップしてます。

最初、と言うか椿でも左ターンで特に滑る傾向がありましたが、これは無意識に左ターンの方が曲がりやすいからアクセルを開け気味にしてるせいだと思います。
右ターンが苦手ってことは無いです。むしろ好きですから。

どうも、温度が上がるとグリップが良くなる。当たり前の事を再確認しただけに終わってしまいました。
今日の気温は18度でしたから、夏場と比較してグリップ力が増すまで時間がかかるようです。
一度グリップしだすと気持ちいいんですけどね。


それから帰ってきてからバロンでオイル交換をして、ついでに空気圧をチェックしてもらいました。
その結果、窒素充填ですが、前2.1kpa、後ろ2.4kpaでしたので、元の2.5kpa、2.9kpaに調整しなおしました。
かなり高い空気圧ですが、窒素は高速を走っても殆ど空気圧が変わらないのでこれで良いらしいです。
普通に空気を詰めると、冷却時に後ろ2.5kpaだったものが高速走行後は3.0kpa+αまで上がるそうです。

つまり、ちょっと低かったってこと?
本当は低めのほうがタイヤが潰れてグリップ力が増す物なんですけどね。
次に亀井峠を走ると違いが判るかも。




(2005/09/24)
タイヤ交換の時にしげしげと眺めていたのがタンクバッグです。
待ってる間暇だったからと言うのもありますが、もう一寸使い勝手が良くなればと思ってたのも事実。


カメラをシートバッグに入れていると、撮影したい時に体をひねってリアシートに付けたバッグから取り出さなくてはいけません。
これがめんどくさいのよ。
落としたりしないようにファスナーを開けたり閉めたり、荷物の片寄りを整理したり…。

タンクバッグにカメラと財布と携帯を入れたい。
日頃からそう思っていました。

今回見つけたのは、この3点が丁度良く収まる1Lサイズのタンクバックです。
ゴールドウインの製品で『ATTACHMENT BAGF GSM7407』(\4,095)と言います。
通常のタンクバッグは12〜14Lは有りますから、これはホントのミニマムサイズです。
製品の寸法は、190mm×130mm×40mmですからA5サイズですね。小型のタンクバッグの約半分です。






この写真を見てもわかりますよね。
2ツ折タイプの小さい財布とデジカメと携帯が隙間無く収まります。
この下には振動避けが代わりにティッシュパックを敷いてます。

気休め程度ですが、ぷちぷちが捨てるほどあるので、後で敷いときましょう。
丁度良い具合に、底面が二重底みたいになってて、タンクと接する部分が滑り止めになってます。
この底面と『本体の底面』との隙間に物が挟めるので、ここにぷちぷち(エアキャップと言いますね)を入れます。


そしてこれに決めたもう一つの理由がこれです。





上がマジックテープでガバッと開くんです。
開いたフラップ部分にはECTカードが綺麗に収まるし、取り出しやすいのが気に入りました。
今まで付けてた物と遜色ない取り扱いやすさです。


更に、開いた部分が巨大なコイン入れになっています。
これだけ大きいと何でも入りますよ。
この辺の痒いところに手が届く製品作りがゴールドウインの良いところですね。


亀の子みたいに荷物室を重ねて使いやすさを考えた製品も各社から出てるんですが、機能を盛り込み過ぎですよね。
肝心の「カードの取出しの容易さと仕舞い易さ」を両立してるバッグは殆ど見かけません。

色んな機能を盛り込みすぎてゴチャゴチャとファスナーコードが10本ぐらいぶら下がってる製品が多い中で、この割り切りはいいですね。
本当に使いやすいです。
ただし、地図を見たい人には全く役に立たないので、私みたいに地図を見ない人向けの製品です。



実際にタンクに乗せた写真はこれです。








一番下の写真でも判りますが、このサイズがハンドルと干渉しないギリギリの大きさです。

(これはハンドルロックの状態で撮った写真です。)

また、タンクの中央が盛り上がっているため、このサイズでも盛り上がっている部分から若干はみ出しています。
磁石が入っているフラップを垂らすとほんのちょっと隙間ができるのですが、手で動かしてみると底面の滑り止めの効き目もあってガッシリ固定されていますので問題はありません。

上部のフラップを開けると丁度いい位置にフラップが立ってカードの取出しが楽です。
コイン収納部にカードを入れても良いですね。
私はフラップの裏側にあるカードポケットに入れるつもりです。

この部分は高速のチケットも問題なく収まるサイズなので、高速道路では重宝しそうです。
また、コイン収納部も大きいのでETCカードが使えない有料道路では重宝するでしょうね。



多分、B5サイズのタンクバッグも問題なく載るんでしょうけど、ガソリンの給油口を塞ぐ形になるので私は遠慮したいですね。





<<現在13,000km 只今冬眠中>>

(2005/11/03)
今朝の気温は15度。寒くなりましたねぇ。ウインタージャケットを着込んで丁度良い気温になりました。
今日は久しぶりに伊東まで行ってきました。
そしてジャケットを途中で脱いでもいいようにトップケースを積んで出かけることにしました。
トップケースは何時もの純正ではなくて、SOONER 113RSに積んでた26Lのタイプです。



こっちの方が横幅が半分ぐらいなので、風の抵抗が少ないんです。



さて、これぐらいの気温になるとそろそバイクのシーズンも終わりかなって気がしますね。
去年はこの時期には既にR1000を処分してましたが、FZ6-Sはまだまだ処分できません。
この9ヶ月ほど乗ってきましたが、この後のシーズンはプジョーをオープンカーにして走り回ることになるので、FZ6-Sは暫く冬眠に入ります。
なのでちょっと早めにFZ6-Sの総括など書いてみましょう。

とは言ってもこの近所ぐらいはちょくちょく乗るつもりですけどね。


先ずは気に入った部分から。
@.軽い。取り回しが凄く楽です。
A.パワーが手頃で思いっきり全開に出来る。(正直言うとあと20馬力ぐらい欲しいかも)
B.ハイスクリーンの防風性能が高い。(一日4〜500km乗る私にはありがたいです)
C.トップケースを積んでのロングツーリングが似合う。(流石オールラウンダーです)
D.低速でも粘る。(6速30km/hでも楽々走れますし、そこから加速できます)
E.ステップのバンクセンサーまで楽に倒せる。(変な抵抗感がありません)



次に気になる点
@.シートが気に入らない。(もう少し幅広で柔らかいほうが好きです。冬休み中に改造します)
A.ブレーキが気に入らない。(これはパッド交換で解決しそう)
B.サスの動きが硬い。(YAMAHAって柔らかい動きが売りじゃなかったっけ?)


全般的に気に入らない部分は少なくて、自分でちょっと手を入れれば済むことなので欠点とまでは言えないですね。
主戦場のヨーロッパではレギュラーグレードの車種ですから、買ってから手を入れるのが当たり前なんでしょう。
これは日本の400ccクラスだって同じですよね。


とは言ってもサスをどうしましょうかねぇ。
オーリンズに変える?
この冬にじっくり考えます。
なんか06'R6がすんごいスペックで出てきたので、そっちに目が移っているのも事実なんです。



(2005/12/02)
残業を終えて自宅に帰ってくると......?
なぜにバイクのカバーが外されてる?
誰が外したの?


昨日まではちゃんと掛かっていました。
となると、今日の出勤中か昨晩に外されています。
これってあれですよね。そのまま様子を見て放置されていれば盗みやすいと言う事でクレーンで釣って盗むってやつ。


早速、カバーを掛けなおして本格的な冬篭りをしました。





この手の窃盗団はクレーン付きトラックでやってきて、ものの5分で盗んでいきますので後輪にロックを掛けたぐらいじゃ何の役にも立ちません。
やはり大地ロックですよね。
前輪と鉄柱を多関節ロックで結びました。これで完璧。


こういうときにレッドバロンの多関節ロックは便利です。
私のFZ6-Sはたまに目覚めることは有っても、このまま3月まで冬眠に入ります。