曲がりくねった道(Winding Road)








<<箱根の裏道:椿ライン>>

国道でも何でもない県道75号線です。
芦ノ湖畔の元箱根からぐるっと芦ノ湖を回って大観山経由で湯河原に降りていく道路です。
一般的には「椿ライン」といった方が通りが良いでしょうね。


箱根に遊びに行った際に大観山から芦ノ湖に下りて国道1号で帰るのも良いのですが、反対方向に下りていくとこのルートになります。
真鶴の海側から見ると、右手の麓が小田原になり、そこから箱根ターンパイクで頂上の大観山に登り、そのまま左手の麓に下りてくる感じです。
左手の麓は湯河原です。


湯河原に下りてきたら真鶴有料道路か国道135号線で小田原まで帰ります。
海岸線を走りたければ有料道路になりますが、135号線から見える真鶴の海は綺麗ですよ。
かなり高いところを走っているので眺望が良いのですが、大観山と比べたら135号線は麓ですね。



さて、椿ラインのうち大観山の近くにあるレーダー観測所の付近から眺めた写真をちょっと貼ります。
この付近は標高が高く、一気に湯河原の海岸まで降りていく椿ラインの様子が所々に見えます。
小さい写真だけだとわかりづらいのでクリックすれば大きくなるようにしました。





制限速度30km/hなんて書いてますが、ここを走ってる自転車でさえ40km/hは出てます。
自転車と言ってもロードレーサーですから、その気になれば60km/hぐらいなら簡単に出ますからね。


---------------------------パノラマの追加--------------------------

(2006/10/07)
毎週の様に伊豆方面に出かけてますが、本当に澄み切った天気の良い日ってなかなか土日にはやってこないですね。
ほんと、朝起きて天気が良かったら会社を休みたいぐらいです。
それは置いといて、偶々出かけた10/7は今までにないぐらい天気が良かったのでパノラマにしてみました。



天気が良い日は伊豆大島が良く見えるのですが、この日は利島、新島、式根島まで見えました。


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この椿ライン(県道75号)は大観山から途中の「しとどの巌」付近までは大きな木も少なくて景色は良いです。
上の写真見ても道路が見えていますから、それは分ると思います。
このレーダー観測所の近くの写真を数枚載せときます。







上の写真をクリックして見て貰うと分りますが、この付近は基本的に見通しは良いです。
対向車の確認もしやすいのでスピードを安心して上げることができますので、私は好きですね。
細かいカーブが続く部分も多く、スピードも上げやすいので楽しいですよ。
でも、大部分の人はずっと下の木立の中を走るのが好きみたいです。



そしてスピードが上がる分、注意が必要なのがこのカーブです。
パノラマを作ろうとして20枚ぐらい撮ってきたのですが、ここは凄く難しいです。
根本的に今のデジカメでは無理ですね。でも、雰囲気は出ていると思います。



この先にも「しとどの巌」に分岐するカーブがあり非常に楽しいのですが、あそこよりも高低差があります。
180度のフルターンですが、この短いカーブでターンしながら3mぐらい落ちますので、スピードを上げ過ぎると危険です。
すぐにロックするのでリアブレーキは殆ど使い物になりません。お尻を振って転倒する危険性もあります。





椿ラインは全般に交通量がとても少ないので、思いっきり走ることができます。
そして大観山から5kmぐらいの所でしょうか?椿ラインの途中から「しとどの巌」に分岐する部分に休憩できるスペースがあります。
バイクが沢山止まっているので直ぐに判りますが、非常に景色が良いポイントでもあります。







この案内図にも出ていますが、ここが「しとどの巌」へ分岐する林道の入り口です。
ハイキング客が沢山歩いているのでバイクで走り回るのは止めましょう。迷惑ですからね。




ここをカーブの中間点から上り方向(右手)と下り方向をパノラマにまとめてみました。



このカーブはギャラリーも多いので気合を入れて走るポイントになっているかと思ったら違いました。
殆どのライダーは下から上がってきて、ここのカーブを回ったところでクルッと反転します。
そしてギャラリーの中に入って休憩に入るか、そのまま反転して下りを攻めてます。

ここから上はあまり人気が無いってことですね。私は好きだけど。



さて、皆さんに人気がある下の部分も写真を載せます。



途中の風景です。
基本的に森の中を切り開いているので両側が木立になっています。
こんな感じの細かいコーナーが連続する部分も沢山あります。


色々と紹介したいのですが、ここから下は基本的に上の写真のイメージです。
木立の中を走るので何処を撮っても似たような写真にしかなりません。
なので省略します。

でも、楽しいのは間違いありませんよ。
是非走りに行ってください。




(2005/12/10)
久しぶりに椿ラインを走りました。プジョーでね。

椿ラインは既に紅葉も終わり、すっかり冬山の景色に変わってました。
夏と違うのは広葉樹が葉を落としたおかげでとても明るい道になったことです。
夏場は全線木陰の中といった感じで暗いのですが、冬場はいいですね。

ただ、11月から12月の頭にかけては落ち葉が多いので走行には注意が必要です。



なんせこれですよ。
センターライン上に落ち葉が沢山乗っています。
これは上下線を車が行き来するために巻き上げられて路肩とセンターラインに集められるんですねぇ。

つまり、車が通るたびに葉が移動するので、下るときはクリーンでも上りでは走行ライン上に葉っぱが沢山のってる場合があります。
なのでアクセルの開け過ぎは厳禁。
葉っぱの上ではブレーキだって効きませんから、事故を起こす可能性が高くなります。



さて、細かい話は無しにして現在の風景を幾つか貼り付けます。




















(2006/04/09)

春ですねぇ
久しぶりに椿ラインを走ってきました。
今日は途中一箇所で前走の車に絡んだだけでほぼクリーンな状態で一気に走れました。

一気に走ると気持ち良いですね。
葉が出てないから視界も良好で、おまけにタイヤのグリップも良くて安心して走れました。
と言う事でこの時期の写真を数枚。
他の季節と比べると違いが判りますよ。





椿ラインは、普段は木立の中に隠れているのでなかなかイメージを伝えにくいのですが、上の写真は葉が落ちた状態なのでルートが良く見えます。
こんな感じでうねうね走る途中にヘアピンが数箇所あるって感じです。
上の写真でも左下からず〜っと下っていって、中央上辺りでぐるっと回ってこっちに帰ってきます。






春ですねぇ
綺麗なのよ。この時期も。
秋は秋で紅葉が美しいし、一年を通じでいい峠だね。




これは大観山を越えた先の展望台から見た風景です。
あんまり高低差が無いように山肌を横に切り開いて作られているのがわかりますか?






(2007/02/03)

実際にこれを書いてるのは7/23なので記憶を元にという事になります。
ブログを読み返してて一番大事な写真が上がっていないことに気が付きました。


なぜここが椿ラインなのか。
それは熱海の梅ラインなどと同じで道の両側に椿が咲くからです。







この写真は一番下の方です。
湯河原パークウエイとの分岐点から1kmぐらいの所で撮影しました。
この辺りは標高も低いので、日のあたる斜面であればほぼ満開状態です。
日陰が多い所はまだまだ蕾ですけどね。





椿の花は私の実家でも育てている関係で好きです。
実家は神道なので、法事などではこの椿の枝を榊として使います。
仏式なら線香を上げるところを、神道では榊をお供えすると言う違いが有ります。


葬式もかなり違いますよ。
坊さんがポクポクと木魚をたたくのを見慣れている人はビックリするでしょうね。
神主が太鼓を叩いて、周りの雅楽隊が笛を吹くんですが、まるで宮中の儀式のような雰囲気です。





もっと綺麗な写真があった筈なんですが、過去2年分ぐらいひっくり返しても出てきません。
ま、来年は道の両側に咲き乱れる場面などを綺麗に撮ってきましょう。