GSX-R1000の話
<<SUZUKI GSX-R1000 オーナーズマニュアル>>
先ずはマニュアルをスキャナで取り込んだものがありますので、それを載せましょう。
中古で購入したけどマニュアルが無いって人もこれから沢山でてくるでしょうし(^-^)
かく言う私もCB400SFを購入した時はマニュアルがなくて何処をどう弄ればどうなるのか全くわからない状態で苦労しました。
バイクってどれも似たような物なので、普段整備している人はそんなことないんでしょうけどね。
実際のマニュアルはこっちに載せてあります。
<<SUZUKI GSX-R1000を購入するきっかけ>>
さて、私のバイク遍歴ですが、実はまだまだ浅いんです。
と言っても大型の話で、普通免許取ると同時に原付に乗り始めて、以降、色んな車種にのってます。
ただ、23歳で自分の車を買ってからは車中心になり、通勤に使う原付以外は乗らなくなってしまいました。
今回、大型免許を取るにあたり、運転感覚を取り戻すためにCB400SF'01型を購入して一ヶ月ほど乗り回しました。
おかげで教習所は時間オーバーすることなく通過できたので良かったと思ってます。
そんな訳で無事に大型免許が取れたということで購入したのが SUZUKI GSX-R1000(カナダ仕様) です。
この写真は購入した日に房総半島を一周した時の物で、手持ちの携帯電話(So505i)で写してますのであまり画質は良くないです。(^-^;;
このバイクは平成15年の11月に購入しましたが、これを購入するにあたって比較したのがYAMAHA YZF-R1 と同じSUZUKI GSX-1300R HAYABUSAです。
本当はネイキッドの方が好きなのでCB1300SFとかFZS100Sフェーザーを考えてたのですが、なんせ高速に上がると辛いってのがネックになりました。
そこでビッグスクーターなら荷物も積めるし、風防もかなりのもので高速では楽チンと話を聞き、購入車種をビッグスクーターに方向転換ました。
ところが、たまたま立ち寄ったレッドバロンにGSX-R1000('03カナダ仕様)がありました。
しかも店員曰く「昨日の閉店後に入荷したんですよ」と。
勿論、私も開店直後に入ったので、商談中の札が下がっていませんでした。
これを見た直後「ヤバイ物みちゃったな」と思いましたが、覚悟を決めてその場で契約しちゃいました。
前のオーナーはたった2500Kmで手放してますが、傷ひとつ付いてない綺麗な車体でちょうど慣らし運転が終わったばかりとかなり好条件で購入できました。
盗難保険も自賠責も前のCB400SFから載せ変えてますので、費用的には安かったですね。
と言っても、前のCB400SFはやっと一回目のローンが払い終わったばかりですので、残債の載せ換えもあり、総額138万円になってしまいました。
通常、このバイクは新車で買うと119万円ですので、保険や整備費を入れると同額になりますから、乗り換えたにしては損していないことになります。
<<ロードインプレッション:GSX-R1000編>>
さて、今日(2004/05/01)現在、購入してから5カ月で2,500Km走りました。
今年に入ってから3月の下旬までは寒くて殆ど乗っていないのですが、4月以降は色々と走り回ってきました。
先ずはお馴染みの房総半島でフラワーラインを一周し、次に津久井湖、相模湖、奥多摩湖と走り、先日は箱根ターンパイクを走って西湘バイパスから三浦半島を一周して帰ってきました。
お休みの日に朝から走ると大体400kmぐらい走りますね。そのせいかやっとバイクが体に馴染んできました。
バイクはそれぞれ曲がり方に癖があって、それを覚えないとギクシャクした走りになります。
特にGSX-Rは1000ccもありながら高回転型なので下のトルクがありません。
うっかりラフなクラッチ操作をすると街中でエンストするんですよね。
また、低速コーナーや停止状態からの低速での右折なんかもフラフラと非常に危なっかしい走り方になります。
『後日談』
まず、トルクの話ですが、他の車種(R1とかZX-9R)に比べると下のトルクが有ります。
この辺は慣れが解決する話ですので気にしないほうが良いです。
それから低速域でフラフラするのはタイヤの特性もあると思います。
走りこんでタイヤが温まった状態では気になりませんが、始動直後は接地感が希薄になる傾向にあります。
ただし、ローギアで30km/h以下になるとノッキングの嵐ですので、渋滞時には半クラッチを多用することになります。
クラッチも1000ccに見合った重さですから、渋滞の多い市街地走行は辛いものがあります。
この辺もだんだんとコツが判って来て、この速度の時にはクラッチはこれぐらい。アクセルもこれぐらいってのが無意識に出来るようになりました。
後は中高速コーナーでの走りですね。
このバイクは積極的に体重移動をやらないとダメなのかも知れません。
高速に上がり、リーンウイズでコーナーを曲がろうとするとズルズルと車線から飛び出してしまいます。
単に体重を内側に掛けても足りないんですね。また、この状態でアクセルを戻すと更に外側に行こうとします。
なかなかこのバイクの癖が判らなかったのですが、ある日、箱根ターンパイクをグルグルと回って気が付きました。
箱根ターンパイクの良さは、高速コーナーが連続していることと、何よりもバイク乗りが多いってことです。
バイク乗りが多いって事は、同じ車種に載っている人が沢山居ると言う事ですので、走り方を参考にすることが出来ます。
相手には申し訳ないのですが、私も同じR1000乗りの後を付いていって走り方をじっくりと見させてもらいました。
するとMOTO-GP等でよく見かけるハングオフスタイルで走る人が殆どです。
腰の落とし方は様々ですが、リーンウイズで走る人はR1000乗りでは居ませんでした。
リーンウイズで乗っているのはBMWとかアメリカンの人達ですね。
ドカッティ乗りは何故かリーンインの人が多い...あれで曲がれるのか?
私も彼らの走りを参考にして、こんな感じの走りにたどり着きました。
@コーナー手前でお尻を曲がる方にオフセットする。
A曲がり始めると同時に腰を落とす。
B外側のひざの裏側でタンクを引っ掛けながら体を支える。
C上体は出来るだけハンドルに引き付けて腕をフリーにする。
こんな感じにするとスルッと曲がるようになりました。
これがこのバイクに合う乗り方ですね。
もしかすると間違っているかも知れないけど、曲がるために車体を倒しすぎる(膝を擦る)のは私には無理なようです。
箱根まで行って始めてこの乗り方に気がつきましたが、やはり同じ車種に乗る人の走りをじっくり観察できる環境がないとダメですね。
そういう意味で神奈川在住の人が羨ましいですね。
千葉には無いんだよな〜あの手の峠道って。
この写真はやはり携帯のカメラで撮ったものですが、津久井湖で休憩したときの物です。
<<ロードインプレッション:GSX-R1000編 その2>>
このバイクも7月に入ってオドメーターが8,500kmを越えました。
今月は夏休みを取り箱根ターンパイクに行ってきましたので、その感想などを書きます。
前回の雪辱戦を挑むつもりで意気込んで出かけていきましたが、平日だったせいもありターンパイクは殆ど人が居ませんでした。
通常は人が溢れ帰っている頂上のドライブインも、改装のため閉店しており、自販機の前に数名居た程度です。
そのせいもあり、ターンパイクは空いてて良かったですよ〜。ここは普段から空いてますが、今日は片道で追い越す相手が2〜3台しか居ませんでした。
今回は、地元の房総半島である程度腕を磨いたつもりなので、徹底的に攻めてみました。
先ず、基本は2速全開です。
このバイクで2速全開なら180km/hでますが、レブリミットまで回すつもりは無いので160km/hぐらいで3速にシフトアップします。
これを忠実に守るべく各コーナーに突っ込みましたが、気持ちが良いですね〜
かなりスピードが出ているので、腰をしっかりと落としたハングオフスタイルで攻めていきます。
気分はノリックの三角乗りですね。
殆どのコーナーで10,000回転を越えて加速していきますので、タイヤもしっかりへりの方まで削れて居ます。
やっぱりここまでやらないと「乗りこなした」気になれませんよね。
途中で数台、同じ二輪車を抜いていきましたが、ある人はびっくりして路肩に停車してしまいました。
今日は全員1,000ccのスーパースポーツ系のバイクに乗っていましたが、後ろから近づくとエンジンが5,000回転ぐらいしか回ってない様です。
購入当時の私もこんなものでしたね。
あの日、私を抜いていった数台のバイクは同じことを思ってたんでしょうね。
「こんなところでコケるなよ」てか?
でも、2速で160km/hまで加速しながら回れるコーナーって良いですね。
一般道路では「全開」と言っても2速なら7,000回転ぐらいまでしか回せません。
路面も良くないですし、視界も良くないですから、ターンパイクの様な安全に飛ばせる道路が千葉にも欲しいです。
<<最後のツーリング(2004/10/23)>>
今日は売却を前提に最後のツーリングに出かけました。
三浦半島を一周する時などは朝7:00に出発してましたが、箱根のために朝7:00に出かけるのは初めてです。
最後の朝を迎えるGSX-R1000
さて、現地到着は9:00。既に大観山頂上にあるドライブインには沢山のライダーが集まっています。
前回来た時はお盆のシーズンだったためとんでもない渋滞でしたが、行楽シーズンを外せば土日でもこの程度の人手で済みます。
今日は午前中は良く晴れて富士山も良く見えます。
下界では晴れてよく見えてても、ここまで来ると雲の中に入って見通しが良くないってのが多いので、今日はラッキー?
今回は最後のツーリングですが、残念なことに道路の一部が補修中でした。
割合としては全体の1割以下なのであまり影響はありませんでしたが、スピードが乗る区間が補修中だったのがちょっと残念です。
そして、今日も後ろにつかれました。今日の相手はドカッティです。
マフラーがシングルでカウル無しのイエローの車体。これはMONSTER1000Sっぽいですね。
どちらにせよ120馬力のマシンなので、コーナリングで10,000〜12,000回転をキープしていけばズリズリと引き離せます。
コーナーが終わって直線になれば3速にアップして更に加速すれば全然敵ではありません。
と言いつつも前走車に追いついて速度が落ちれば相手も追いついてきますので、前走車を抜いてバトルの繰り返しと。
不思議なのはドカッティ乗りってリーンインでコーナリングする人が多いんですね。
これは車体のクセに合わせているんでしょうか?
GSX-R1000ではあんなに上体を内側に振っても曲がらないっすよ。
ちゃんと腰を落として重心をシフトしないと真っ直ぐ走ってしまいます。
最近の本を読むと1,000ccのSSは下のほうでもそこそこ使えるトルクがあるので、ギアを一段あげて6〜7,000回転ぐらいで回るのが楽で良いと書いてました。
確かにそれは言えます。GSX-R1000も4,000回転以上ならギアを落とさずにそのままガバッとアクセル開けたほうがスムーズに走れます。
昔のレーシングマシンの様にパワーバンドが10,000回転以上に設定されてて8,000回転以下に落とすと失速するようなエンジンなら高回転キープは意味がありますが(と言うかそうしないと走れない)今のリッターSSは下からフラットなパワーカーブなので無理に高回転をキープする必要がないのだそうです。
そうは言ってもね。
やっぱりこの手のエンジンは高回転キープでしょう。
車体のスピードも乗っているし、レスポンス最高なので気持ちが良いです。
このエンジンも今は非常に調子が良いのですが、GooBike等の雑誌みてても20,000kmを超えたリッターSSが売りに出てませんね。
メーター付け替えてるんじゃないの?って気がしないわけではないのですが、出ないって事は部品の磨耗が早いのかもしれませんね。
20,000km越えた頃には交換部品が多くなりすぎて、整備費用考えると新車を買った方が安いのかも。
バロンの店員も「う〜ん。微妙だな〜」「どこまでパーツの交換が出るかなぁ」と言ってましたしね。
元々がレース用の車体ですから、レース毎に分解整備するのを前提に設計してるんでしょうし、それと同等の知識を持った奴が買うと考えているでしょうし。
今日もいつものところでUターンして3往復してきました。
ここには「Uターンしないでください」と書かれているのですが、結構みなさんやってます。
今日はフェラーリもポルシェもやってました。