KYMCO Agility125
2007/05/12 暫定の写真です 通勤バトル必勝號!(三代目)
<<ジャンプ!>>
本日納車
トップケース(GIVI E370)を付けよう!
シートのアンコ盛り
フロントブレーキを変えたい
1,000km走破! 見えてきた欠点
トップケースの取り付け変更(リアシート撤去)
バーハンへの道
<<はじめに>>
(2007/05/12)
私にとってスクーターは普段の足であり荷物を満載する機会がとても多い乗り物です。
今日、朝ごはんを食べた後に郵便局まで荷物を取りに行きました。
ヤフオクで落としたコミック集を2種類です。(別々な人から購入)
V-Link125SRCは他の国産スクーターと比較しても大きな収納スペースを持っていますが、想定外に大きなダンボールで送ってきた人が居たため、窓口で受け取って途方に暮れました。
何とか腕と足で挟んで持ってきましたが、やっぱりもっと大きな収納スペースが欲しいところです。
だったらV-Linkにお得意のGIVI箱をつければいいじゃん!
と思うのですが、駐輪場に収まったときのサイズが問題になります。
ただでさえ一回り大きなV-Linkを誤魔化して駐輪しているのに、そこにGIVIを乗せたら邪魔で仕方ありません。
となると、次に考えるのはシートの後席部分を改造してGIVI箱を載せてしまうことです。
これはかなり有効な手段なのですが、今度はシートを開けたり閉めたりが面倒で、実行に移すまでには至りませんでした。
そんなこんなで悶々としていたのですが、先週、偶然にもKYMCOからAgilityシリーズの国内導入が始まったとの情報を得て、色々とデータを探っていました。
その結果、
@.後ろのシートが分割跳ね上げ式で、GIVI箱を載せてもシートの開閉に影響しない。
A.全長は更に延びるが、跳ね上げた後席部分にGIVI箱を載せると全長が殆ど変わらない。
B.中国生産であるがエンジン等はV-Linkと同じであり信頼性は高い。
C.車体が軽いので60kmまでは鬼の加速であり国産50cc(2st)は敵でない。
D.12inホイールで安全性が高い。(ヨーロッパでは安全基準の最低クラスが12in)
E.なんてったって価格が安い! たった168,000円です。
等等、これいいじゃん! となった次第です。
という事でボロボロになったV-Link125SRCを4万円で下取りに出し、目出度く購入と相成りました。
でもね、125ccなのに50cc並みの値段ってのは凄いね。
いくら中国生産としても。
スズキのアドレスV125Gも中国生産だけど、これよりずっと高いですよ。
ちなみにアメリカでは1999ドルで売ってます。
日本国内で買うV-Link125SRC並みの値段です。中国からの運送費用の安さが相当効いてますね。
納車は何時頃ですかね?
実は普段の足だったV-Link125SRCを出してしまったので、凄く不便を感じてます。
<<本日納車>>
(2007/05/19)
アジリティ125が納車になりました。
先ずは感想。
@.出足は良いです。V-Link125SRCと遜色ありません。
A.リアシートを跳ね上げると腰のサポート具合が最高です。
B.シートが硬いです。クッションがとても薄いんです。
C.シートが高いです。一番良い位置に座ると両足がつんつんです。FZ6でさえべったりなのに...
D.サイドスタンドが標準で付いてます。値段を考えるとお買い得感が高いです。
E.サイドスタンドキルスイッチが付いてません。なのでエンジン掛けたままサイドスタンドが使えます。
初日の感想はV-Link125SRCの時と一緒かな。
かなり良いですよ。エンジンも流石V-Linkの同系だけあって全く問題なし。
むしろ出足はこっちの方がよいですね。
今日は時間も余り取れなかったので、写真で簡単に説明しましょう。
まずはターンシグナルです。
アメリカ輸出仕様だとこのターンシグナル部分はデカールが貼られています。
ですからアメリカ仕様だと裏側の出っ張りも無いはずです。
と言うか、Agility125ってフロントフェンダー(カウル?)がペラペラなんですね。
足を投げ出す筈の位置なんて、どっかにぶつけると簡単に割れますよ。こんなんだと。
ちなみにスイッチ類は当たり前の物が付いてます。
バイクも車もユニバーサルデザインですからね。
ライトスイッチにパッシング機能があるのが嬉しいですね。
ステップボードですが、安っぽいです。
これ以上、お金のケチりようが無いぐらい安い作りです。
ちなみに中央の四角い切り欠きがある部分にはユアサのバッテリーが収まっています。
この位置ならメンテは楽です。
フロントブレーキですが、2ポットのピンスライドですね。
キャリパー上部に突起が見えますから、ここがピボットでしょう。
利き味は...まだ20kmしか走ってないのであたりが出てません。なので評価できないですね。
結構ガツンと効くと皆さん言ってます。
でも、今日の時点では利き味が悪いです。あたりが出てませんから仕方ないですね。
ハブに対して3箇所のボルト締めですので、これだと台湾仕様のV-Likk系統のブレーキシステムが転用可能でしょう。
確か125GP用に280mmのウエーブディスクが出てましたね。手に入る筈ですが、輸入ルートが問題かも。
でも、色々とここは遊べそうですね。
タイヤは120/70-12です。
車格に似合わず太いのを履いてますよ。
でも、こいつは中国製ですから減るのは早いでしょうね。
後ろから見るとこんな感じですよ。
赤いケーブルがやたらと目立ちます。
マフラーはV-Link125SRCとほぼ一緒ですね。
アクセルを煽ると威勢の良い音がしますが、これはV-Link125SRCも一緒でした。
ノーマルのリアフェンダーはでっかいですね。
ほんと邪魔です。
ターンシグナルがクリアレンズなのですから、V-Link125SRCのようにブレーキランプもクリアレンズにして欲しかったですね。
走すればLED化するのに...
これが一番興味があった部分。
リアシートを跳ね上げる機構です。
単純なプッシュボタンでしたね。ストロークは5mmぐらい。軽く跳ね上がりますよ。
跳ね上がると言っても手で『よっこらしょ』と起こすのであって、スプリングの力で起き上がる訳じゃありません。
この価格でそんな無駄なコストが掛かっている訳ありません。
でも、走ってる最中に左手で操作してますが、全然問題ないです。
リアシートの下にはガソリン給油口があります。
これが凄く変わってて、キーを挿すためにカバーを跳ね上げます。
そしてキーを挿したら跳ね上げたカバーを時計と反対側に回すんです。
普通はキーを回すんですが、違うんですね。
やり方を聞いていないと、まず給油できないと思いますよ。
無理にキーを回すとキーが折れますから。
シートを開けるとフルフェイスが入る収納スペースがあります。
シートの裏には工具がくくりつけられています。
シートの前方にヒンジが付いてますが、この両側にはヘルメットを引っ掛ける突起がついてます。
リアボックスを付けないでシート下だけで乗る場合はこれが使えます。
V-Link125SRCの場合、前のフック(ハンドル下)はハンドルロックと同期しているので、ここに引っ掛けても盗まれる心配はありませんが、アジリティはそんな高級な物ついてませんのでこの突起で我慢しましょう。
シート下の収容力ですが、およそ18リットルといった所です。
いつものアライのRX7-RR4を入れてみても良いのですが、フルフェイスで乗るつもりは無いのでV-Link125SRCで使ってたハーフキャップを入れてみました。
これだとガラガラ。
当たり前ですね。
ヘルメットの横に取扱説明書を立ててますが、これで大体の感じがつかめますよね?
アジリティの取扱説明書って通常のA5サイズです。
収納のサイズですが、後ろ側を測ると幅が27cmあります。この位置の高さは27cm。
意外と幅があって深いですよ。
一番前は幅が18cmで高さが20cm。 前後長は36cmあります。
十分なサイズなのですが、底面に突起があります。
このシート下収納は、キャブ等のメンテ用に窓が付いてます。
結構な大きさの出っ張りで、前後方向に17cm、横方向に12cm、高さが6cmあります。
これだけ大きな突起があると、フルフェイスを収めるためにはギュッ!と押し込まないとダメですね。
特に高さが6cmもあるってのは邪魔です。入らないヘルメットも出てくるんでしょうね。
書きっ放してのは気持ちが悪いのでアライのRX7-RR4(XLサイズ)を入れてみました。
普通なら顎を前にして入れるのですが、収まりが悪いので逆に入れてみるとすっぽり入ります。
特に底面の出っ張りは気になりません。深さが十分にあるせいですね。
V-Link125SRCのようにでっぱりにギュウギュウと押し込む必要が無く、ポン!と乗せるだけでシートが閉まります。
リアサスをアップで撮ってみました。
例によって取扱説明書には何の記述もありませんが、イニシャル調整が付いてます。
取扱説明書に書いていないぐらいなので、使い物になるかどうかは別ですけどね。
ちなみに乗り心地ですが、悪くないですよ。
他の人は『硬い』って書いてますが、私は余り感じません。
それ以上にシートが薄いのが原因でシートは『硬い』と感じてます。
もしかすると混同しているかもしれないですね。
同じくリアサスの下部をマクロ撮影したものです。
とにかく部品のひとつひとつにバリが残っていて、溶接の後も結構いびつです。
日本製と比べると物凄く手抜きされて作られてるって感じがします。
ただし、ここにバリが残ってたって性能には影響がありません。
日本人は余分なコストを掛けてバリを取りたがるし、見た目を気にしますが、この程度の割り切りは必要でしょう。
過剰品質で性能が良くなる訳じゃありませんからね。
オイルレベルゲージ付近です。これといった特徴はありません。
オイル交換の間隔は2,000kmごとです。
交換時のオイル消費量は0.9リットル。オイルフィルターはありません。
オイル交換2回につき一度の割合でオイルストレーナスクリーンを清掃するだけです。
ホンダのカブ系がこのタイプでしたっけ?
さてさて、このアジリティを買ってみようと思った最大の理由がこのリアキャリアです。
前後方向に19cmと結構な大きさのキャリアが付いています。
幅は前方が26cm、後方が16cmです。
約20mmのぶっといパイプで作ってありますので、かなり重い物でも大丈夫です。
塗装もしっかりしてますよ。V-Link用もSooner用も粉体塗装でしたが、多分これも粉体塗装ではないでしょうか。
V-Link125SRCもオプションで大型リアキャリアが付けられるのですが、あれを付けると車体の大きさが強調されるんですよ。
50ccしか停めちゃいけない駐輪場にこっそりと置いてますので、目立つのは御法度です。
その点、アジリティなら更に車体が10cm近く大きいものの、リアシートを立ててボックスを目いっぱい前に持ってくれば目立たないだろうと思ったわけです。
このキャリアにベースを乗せてみました。
この取り付け位置が標準です。これならリアシートが使えます。
その代わりキャリアからベースが10cmも飛び出してしまいます。
これが標準の取り付け位置にボックスが載った状態。
これが今回私が選んだ取り付け位置。リアシートに人が乗ることが出来ません。
そしてこれが本当はやりたかった取り付け位置。
目一杯前に持ってくるとガソリンを入れるために、いちいちボックスを外すことになりますが、一番コンパクトに収まります。
ただし、キャリアに取り付けられないので、キャリア自体を特注しないとダメです。
でも、リアフェンダーを外して今より小さく前方に収まるキャリアを特注すれば、ボックス付きとしては驚異的にコンパクトなスクーターになります。
やりたいけど、ガソリンを入れるのが面倒なのでやめました。
位置にして10cmも変わらないし、そこまで拘る理由もないので...
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<
これが最終的な固定位置です。
これ以上前には持って来れない位置まで前進させました。
すでに軽くガソリン吸入口に被さっているので、これ以上はスライドレールでも取り付けないと無理です。
<
これが最終的に固定した後で撮ったガソリン吸入口の写真です。
狭いけど特に問題なく給油できます。
あとはシートとボックスの隙間が15cm近く空いているのをどう見せるかですね。
このままだと間延びして見えるから雨具でも丸めて積んじゃいますか?
ボックスを載せた状態です。
アジリティってスリムな車体なのでE260だと収まりが良いですね。
リアフェンダーですが、後ろから覗いて見てもやはり後付けです。
元々のナンバー取付用のボルト穴を利用して車体に取り付けられています。
勿論、それだけでは心許ないので、左右に固定用のネジを追加してます。
左側というか固定用金具の所についているプラスチック製のネジは、FZ6のカウルを固定するのにも使われているクイックファスナですね。
※クイックファスナじゃなくて単なるプラネジです。
取り外しは簡単で、4本のボルトとプラスチックのネジを2本外すだけです。
最後に、いつものとおり目障りな白線はピリピリと剥がします。
<<トップケース(GIVI E370)を付けよう!>>
(2007/05/25)
予定通り今日の午前中にGIVI E370が届きました。
綺麗なブルーですね。これならアジリティにぴったりです。
比較のためにFZ6-S用に購入した44リッターケースと並べてみます。
44リッターは見た目にもかなり横幅がありますが、E370はこれでも39リッターのケースです。
物理的に形を変えられない物を積む場合は44リッターケースが重宝しますが、衣類などの形が自由に変えられるものであれば収容力がほぼ同じと言えるE370の方がコンパクトで良いです。
どれぐらい入るかというと、比較のためにいつものアライRX7-RR4を入れてみました。
端に寄せて入れるとこれぐらいスペースが余ります。
勿論、この状態で蓋がしまります。
ぱっと見て余ったスペースに20リッターぐらいの衣服類は収容できますね。
これぐらい大きいと普段の買い物で困ることはないでしょう。
では早速アジリティに取り付けてみます。
こうしてみるとE370のサイズって不恰好になる寸前の大きさですね。
もうちょっとでも大きいとかなりかっこ悪くなります。
これぐらい大きなトップケースだと、キャリアの標準位置に付けてリアシートを生かしたほうがバランスが良いかな。
若しくはリアシートにぴったりと付けて、バックレストと一体になったイメージにするかどっちかが良いのでしょう。
でも、標準位置に戻すのは簡単だけど、駐輪場に入れた時にかなり突き出してしまうのでそれはやっぱり拙いです。
<<シートのアンコ盛り>>
(2007/06/03)
まだやっていませんが、次の土日の天気次第ではアンコを盛ってみます。
Agility125の(若しかすると最大の)欠点はシートです。
とにかくウレタンが薄く柔らかいので、普通に座った状態で底付きしてます。
ですから路面の凹凸をお尻で吸収しているようなものですから、ちょっと痛いですね。
まあ、座る位置をこまめに変えると何とか我慢できてしまうのですが、ウレタンの厚みがあれば快適になること請け合いです。
そこで出てくるのが、以前、きんたさんから頂いて不要になったFZ6-Sのシートです。
前半分は色んな物を発送するときの詰め物にしてしまったので、手元に残っているのはリアシート部分のみです。
でも、Agility125は前後にシートが分かれているのでこれだけあれば十分です。
このウレタンは4cmほどの厚みがあるので、そのまま角を整えて使ってみようと思っています。
これでなくても、低反発ウレタンが30cm×100cmほど残っていますし、高弾性ウレタンもその3倍は残っていますから、何とでもなります。
シートさえ手を入れれば、長距離走行も快適にこなせるスクーターになります。
(2007/06/09)
今日は晴れたら城ヶ島までAgility125で行って見ようと思ってましたが、レーダーの予測を見ていると現地に着いた頃に雷雨の迎撃に逢いそうなので断念してシートの改造をしました。
先ずはここです。
このシート前方のヒンジを固定するナットを2個外します。
あとはサクッ!と上に引き上げるだけで簡単にシートは外れます。
加工前に全体をチェックします。
タッカーの間隔も広くて、割とお気楽につくられてますね。
シートをこのようにひっくり返すと良く判りますが、内側がガッポリえぐられていて、この分だけでも結構な容量を稼いでいますね。
さてシートの後端からリムーバーを使って針を外していきます。
水の進入防止用にゴムが張ってありますが、作業の邪魔なのでちょっと剥がしておきます。
※別に接着剤で着いてるわけじゃないので、簡単に外れます。
皮をぺりっと剥がすと、中にはポリエチレンの袋に入ったウレタンが入ってます。
この手の立体的なシートを持つスクーターは、一枚皮で張るのが大変なので立体裁断された複数の皮を縫い合わせたシートカバーになってます。
つまり縫い目があるんですね。
という事は、雨が降ると縫い目から雨が進入してウレタンがグスグスになってしまいます。
それを避けるために超高級品はシームテープで加工して一切雨水を通さないようにしますが、流石にこのクラスでそれはありえなくて雨水が進入します。
実際、ポリエチレンの表面に水滴が沢山ついてました。昨日の雨が進入してますね。
全部剥がした状態がこれです。
この位置から見るとシートの中で容量を稼いでいるのが良く判ります。
基本的にヨーロッパ輸出用のスクーターなのでシートは高いです。
もし足つきが気になるなら、このシートベース自身に熱を加えて盛り上がっている部分を凹ます必要があります。
あと横幅も少なくなるように熱を加えて変形させるのが良いでしょう。
この辺の加工はプロに任せたほうが良いでしょうね。
温度調整の利くアイロンで丁寧に変形させないと、使い物にならなくなりますからね。
シートに使われているウレタンは1cm程の薄い物ですので、これを削っても乗り心地が悪くなるだけです。
ここまで来れば後は簡単。
FZ6-Sのシートで余ってた部分をカッターでサクサク整形してポン!と乗っけてみました。
結論から言うと失敗です。
このウレタンはFZ6-Sのシートベースにぴったり合うように、裏側が凸凹してます。
その凸凹が邪魔になって余計なところが盛り上がってしまうので、これは捨てます。
次!
これはDT125Rをハイシートに加工するために購入した高密度ウレタンです。
厚さが20mmあって、この薄さでも適度なクッション性があります。
これを適当にハサミでチョキチョキと切って形を整えます。
いきなり切り出すと失敗するので、勿論、マジックである程度の形を書いておきます。
後端部分はベースが落ち込んでいるので、それを補う意味でここだけ二枚重ねにします。40mmのウレタンを追加したってことですね。
あとはポリエチレンに入った元々のウレタンを乗せて、カバーをタッカーで止めていきます。
シートカバーの素材は通常の延びのあるシートなので、この程度のウレタンを追加したぐらいでは何ともありません。
車体に戻して実際に近所にお買い物に行ってきましたが、なかなか良いです。
今まではシートベースに底着きしてる感じがありましたが、それが無くなり良い乗り心地になりました。
ただし、後ろ側には4cmもウレタンを追加してますから足つきはちょっと悪くなりました。
でも、これなら宇都宮まで片道110kmぐらいへっちゃらで走れますよ。
この点が一番大きいですね。
<<フロントブレーキを変えたい>>
(2007/06/02)
今日は午前中に歯医者の予約を入れていたので、ほぼ一日他の予定が入れられませんでした。
天気が良いので走りに行きたかったんですが、仕事も持ち帰ってきたし、仕方ないです。
と言っても一日中家に篭ってると気が狂うので、フロントブレーキ周りのサイズを確認してみました。
現状で判っているのは、
@.方押しピンスライドの2ポットキャリパーだと言う事
A.ローター径は180mm、内径は58mm、ボルト数3、ボルト径10mm、のホンダ小排気量系と同じという事。
B.このハブに適合する最大のウエーブディスクは、ブレーキングのHO45FIDでNSR50/80と同じという事。
ここまで判っていれば部品の調達は割りと楽そうだという気がしてきます。
そこで部品を調達する前に、その他のサイズを測っておくことにしました。
先ずはフロントフォークのキャリパー取り付け部とブレーキローターの間隔です。
この写真の中に引いた黄色い線がキャリパー取り付け部の内側からディスク面までの距離ですが、ここが19.2mmありました。
つぎに緑の線が取り付け部の外側の面からディスク面までの距離になりますが、これが40.5mm>
つまりその差の21.3mmと言うのが取り付け部の厚みです。
かなりしっかりしてますね。
そしてキャリパー取り付けピッチは68mmになります。
次にキャリパーをひっくり返して裏側から確認すると...
右下のピンは下の表側から見た時に左上の突起(スライドピン)の下側になります。
通常は黒いキャリパーサポート側にピンが立っていて、そこにキャリパー本体の突起(中は空洞)をはめ込むようになっています。
YAMAHAの場合、メンテナンス性を考えてここをピボットにしてくるっと回るようになるのですが、ホンダ系はそんな単純では無いみたいです。
そもそも黒いゴムに覆われている部分を外してボルトを緩めなくてはいけないはずなんですが、変に抵抗があって外れなかったので確認できませんでした。
この黒いゴムの奥にもスライドピンが入っていて、
この写真で言うところのKYMCOの文字のMの所にあるゴムです。
しかもキャリパーを外してパッドも外そうとしたらがっちり付いてて外れません。
ブレーキホースが繋がる部分の両側にキャップボルトが2個付いてますが、これを外さないとパッドが外れないみたいですね。
当初、ディスクはブレーキングにしてローター径を180mm→220mmにするつもりでしたが、なんか危険な感じがするのでNSR50/80用のノーマルを転用しようかと思います。
物はこれです。
黒い塗装がさびしいので、買ったら真っ先に塗料を落としてブルーに塗り替えます。
このタイプは中古で豊富に出回っているのと、社外品が数多く出回っているので色んな物を選べる利点があります。
DT125Rの時は適合する物が全く無くて苦労しましたからね。
これはホントに助かります。
問題はキャリパーサポートです。
どう考えても現行のキャリパーサポートは使えません。
ネットで色々と探していますが、このキャリパーを転用するのは難しそうなんです。
となると、ブレンボかヤマンボを持ってくるんですかねぇ?
だとしてもキャリパーサポートが無いですねぇ...
ワンオフか?
海外では既に去年から売られているので、海外でパーツを探すのが早そうです。
...と色々と考えてたら、いい事に気が付きました。
現在仕込み中ですが、入手できたら加工して使ってみます。
キャリパーの位置が左右逆なので、一旦バラバラにして組みなおす必要がありますが、若しかすると逆にしただけで使えるかもしれません。
後は、別な道を探るかですね。
実はキャリパーは色々持ってます。
これは旧型になりますがカニブレンボです。
キャリパーピッチ84mmの2ポットですが、フロントに使うにはちょっと力不足かもしれません。
これは言わずと知れたヤマハのMOSキャリパーです。
同じ物をFZ6-S用に仕入れて既に去年組み込みました。
これは以前手に入れていた物で、左側のみです。
スクーターに使うなら片側でよいので、半端物として出品されていた物を落札しました。
値段は覚えてませんが、確か7,000円ぐらいでした。
左右セットだと20,000円超えるんですが、片側だけだと安く買えるんです。(滅多に出ませんけど)
こいつのキャリパーピッチは100mmです。
最終的には280mmぐらいのウエーブディスクを入手して、フロントホイールも別途入手して、キャリパーサポートは特注すると。
その時はカラーも特注でしょうね。
でも、そんなに都合よく12inのホイールって見つかりますかね?
280mmのウエーブが組める奴なんてYAMAHA CYGNUS-X用ぐらいじゃないかな?
それも怪しい台湾製のウエーブね。
ホイールは同じ12inだし、タイヤサイズもほぼ一緒だから、カラーさえ作ってあげれば転用は可能なはず。
これは焦らずじっくりと行きましょう。
(2007/06/09)
グランドディンクのフロントブレーキ一式を2セット落札しました。
同じ業者がIDを変えて出品していたのですが、気が付かずに両方に入札してしまい両方落札してしまいました。
125X用が1,820円で250Z用が2,980円です。
まあ、安かったからよしとしよう。片方は予備として保管できるし。
でも、これを見てあれ?と思いませんか?
そうです、ホンダ用のNISSIN製キャリパーと瓜二つのデザインなんです。
これがNSR50/80に使われているキャリパーと同型です。
現在ではタイホンダの各車種に積まれていて、輸入パーツとして6,000円で新品を購入できます。
キャリパー本体のデザインそっくりですよね。
キムコは元々台湾でホンダ車の生産をしていた会社ですから、パーツのサイズがホンダ車と共通の事が多いそうです。
実際、色々とノギスで測ってオークションで部品を探すと、サイズが共通ですねぇ...これは助かります。
NISSINつながりという事で、手持ちのYZ125のキャリパーも載せます。
これもピンスライドのキャリパーですが、スライドピンの位置とピンとピンのピッチが64mmと言う所まで一緒です。
ただし、こっちの方が設計が新しいので、ピンの立て方が違いますから流用は出来ません。
パッドの交換はこっちの方が楽なんですけどね。
今回落札したグランドディンクのキャリパーは、右側用なのでそのままでは使えません。
じゃあなんでこんな物を買ったのかと言うと、このキャリパーが220mmのローター用だからです。
つまりキャリパー本体は共通なので、スライドピンが付いているサポート側が220mmに対応しているってことです。
ただし右側用なのでスライドピンを一度引っこ抜いて、逆側に立てる必要があります。
全くの裏技になりますが、スライドピンを抜き差しするのは簡単です。
もっとも単純に逆にしただけで使えるかは不明です。
キャリパーピッチが合ってる前提で落札しましたが、もしサイズが違ってたらアウトです。
その時はサポートを特注ですね。
<<1,000km走破! 見えてきた欠点>>
バーハンへの道は作業時間が取れないので後ろに順送りしました。
(2007/08/04)
とうとう1,000km超えました。
納車が5月19日ですから、3ヶ月弱で1,000kmを走破しました。
今は宇都宮まで新幹線通勤をしているので、駅まではバスで通っています。
なので土日しか乗っていないのですが、結構距離が伸びていますね。
ところでここまで走ると色々と細かい所にも目が行き届くようになります。
そこで判った欠点とは、
@マフラーに錆が沢山でてきた。
Aセンタースタンドロックが付いていなかった。
この2点です。
シートが硬いとかの欠点もありますが、判った上で買っているので、あえて欠点とはしません。
マフラーの錆と言ってもネジ止めしている部分が錆びているだけなので、錆止めした上でネジをステンレスに交換すれば済む話。
自分でやれば1,000円も掛からないぐらいなので、大した事ではありません。
判っていれば購入時に手を打てる話です。
問題なのはセンスタロックが無いことです。
これは一部の人には痛い話です。
私も極まれにですが、坂道に駐輪する事があります。
通常は前輪を下に向けて停める場所なのですが、これだと後ろに停めた人が勢い余ってコツン!とぶつかると、センタースタンドが外れてその場で横転します。
ハンドルはロックされていますからね。
普通、ぶつかった人は自分のスクーターを停めている最中なので、私のスクーターが前に動き出しても停めるなんて事はしません。
なので必ず傷物にされるわけですね。
これじゃたまらんと言う事で、私は常に前輪を上に向けて停めます。
欠点と言うほどでは無いのですが、センスタロックが付いていない事を理解して購入された方がいいです。
後悔しないために。
<<トップケースの取り付け変更(リアシート撤去)>>
(2008/02/22)
今日はBandit1250sのローンを組むため銀行に出かけました。
銀行なので土日は駄目で平日のみ。従って今日はお休みを取りました。
ローンの設定自体はサクサクと終わり、4.4%で組むことが出来ました。
さて、サクサク終わると時間が余ってしまうわけで、じゃあ何しようかと考えたらAgility125が目に留まりました。
以前から給油がメンドクサイと思っていたのと、リアシートはどうせ背もたれにしか使わないなら要らないジャンと言うことで、これを改造してトップケースをすっきり収めることにしました。
先ずはリアシートの撤去です。
ここも気になっていたのですが、錆だらけなんですね。ネジが。
後で綺麗なネジと交換だねと思いつつ外して見ると、単なるカバーを止めるためのネジでした。
これは不要だね。ポイします。
内側についている黒いプラスチックのカバーを外してリアシートを固定するボルトを外します。
これは外側がヘックスで、内側がナットになっています。
外側にレンチを差込みググッ!と回そうとすると、このサイズに似合わないトルクが必要です。
おや?なんかおかしい。
危険を感じたので反対側も同様に回して見ると、やはり想定以上のトルクが必要です。
これは絶対におかしい。
危険感知センサーがピコピコ鳴ってきたので、ヘックスで回すのは止めて内側のナットを外すことにしました。
ナットを外すのは位置関係から作業性が悪いんですよ。
なので外側のヘックスを外すつもりでしたが、ナットを外してビックリ!
な〜んと。ヘックスは全然意味が無くて、車体側の切欠きとこのボルトの切欠きが噛み合い、ボルトが回らない様になっていて、ナットを回して外す仕様でした。
これはすごく意地悪な作りです。
ヘックスに限らずボルト等は使用するサイズに合ったトルクがあって、力任せに回したり締めたりするものではありません。
小さいヘックスやレンチなのに必要以上に硬いと思ったら、絶対に何かあると考えるべきですね。
今回も力任せにやってたら、この切欠き部分を駄目にしてました。
そして無事外れた状態がこれです。
これでリアシートは外れましたが、まだ邪魔なものが残っています。
それはリアキャリアです。
今回はリアシートの固定金具を利用してトップケースを直付けすることですので、これも取ってしまいます。
その取った状態がこれ。 すっきりしましたね。
給油キャップの後ろのゴムなんですが、これは後から便利に使えます。
ここにトップケースのベースが丁度乗るんです。
それでがたつかない効果がでるので、これは外しません。
それでは外したリアシートを部屋に持ち帰って加工を開始しましょう。
まずはシートを裏側から見て見ます。
このネジを4箇所外します。
すると、さらにその下にはシートベースがありました。
このシートの皮を剥がしてプラスチックのシートベースを利用することも考えましたが、よく見ると金属のフレームが付いてるじゃないですか。
トップケースのベースにするならしっかりしたものが必要なので、こっちの金具を利用することにしてシートベースは取っちゃいます。
ここまではあっという間の作業です。ドライバーだけですから。
そして今まで使っていたGIVIのベースを取り付けます。
根元しか固定できませんが、金具がしっかりしているので大丈夫そうです。
先っぽもタンクの上にゴムが乗っているので必要以上に折れたりしません。
本当はあと5cmぐらい被るともう一箇所固定できるんですが、現状ではこの3箇所が精一杯です。
そしてこの出来上がったベースを車体に取り付けたのがこの写真。
思った以上にすっきり収まりました。
この状態で走っててもおかしくない?
トップケースを載せて完成!
車体の後ろへの飛び出しもなく、すっきり収まりました。
<<バーハンへの道>>
(2007/06/09)
Agility125を購入した理由は色々ありますが、弄りやすそうだという点が最も惹かれた点です。
特にバーハンにし易そうだという点に惹かれました。
これがカバーを外した所です。
ホーンがカバーにくくり付いているので、これはハーネスを外してしまいます。プチッ!とね。
カバーはヘッドライト側から一箇所(長いボルトです)、シート側から4箇所で固定されていますが、取り外しは物の2分で出来ます。
カバーで隠れるのが前提の設計なので、ハーネスも防水になってる訳ではないですね。
コネクタの数も少ないのでバラバラにするのに大して時間は掛からないでしょう。
各部を見るにはカバーが邪魔なので取ってしまいます。
バーハンにした場合、一番問題になるのがこのハーネスの処理です。
このまま剥き出しのままだとみっともないですね。
ハンドルポスト(ハンドルセッター)をどうするかという問題はまだ解決してません。
恐らくホンダ用のステム径24mmのハンドルポストを購入すればそのまま使えるはずです。
問題はハンドルロックが出来るかです。
これがステムとの接合部分です。
ステム径が恐らく24mmで、そこにハンドルポストが刺さっています。
そのポストをステムに固定するためにボルトを貫通させて締め上げています。単純な構造ですね。
でも、正確にはポストじゃないですね。なんて言うんでしょ? ネック?
それは置いといて、大体のサイズはわかりました。
あとは部品集めですが、丁度グランドディンク用にハンドルポストの出品があったので入札したのですが、希望価格手前で押さえたら直後に希望価格で入札されてかっさらわれました。
デザインも良くて欲しかったのですが、残念です。
という事で別なものを探す訳ですが、これなんかどうでしょ?
G−1プロダクツの製品です。
これがなかなか優れもので、カバーの穴の部分を通すために普通は一旦ケーブル類をバラバラにして通すのですが、これはカバー自体が分解式ですのでそのまま通せます。
特に面倒なフロントブレーキの取り外しが無いのが良いですね。
ホースを外してまた組みなおして、フルード入れてエア抜きして...これだけで結構な作業時間短縮が図れます。
デザインを見るとこっちが新型で落札されていったのは旧型ですね。
ならば新型をどっかから調達しましょう。
その他にはズーマー用が使えますね。
メッキ処理された物でも1万円程度で買えますから、予算次第ではこっちでも良いかも。
G−1プロダクツの製品は品質が良い代わりに21,000円もしますからね。
これはメーターを下側から見たところです。
メーターケーブルが来ていますので、社外品に交換するならこのメーターケーブルが使える物にした方がお得です。
メーターはどうしようかな?
つけない訳にはいかないので、適当にステーを作って誤魔化す?