※2004/09/25現在の状況では大分古いコンテンツになりました。
※最新版はユーザーインターフェイスが一新されバカチョンで使えるコーデックになっています。
※これはDivXをハードウェアでデコードできる家電が増えてきたため、将来にわたって互換性を保つことも目的としています。
※ですので、マニュアルでコテコテに画質を高めることも出来ますが、あまりお勧めしません。

-------------------以下、以前の物をそのまま残します---------------------


このページはDivXについて適当なこと書きます(^-^)

映像系のBBSやツール類のダウンロードページについては、google等で適当に検索してください。
以下のリンクについては、相手方に通知するのも面倒なので紹介のみです。
したがって「http://」部分を削除してますのでご了解ください。

http://www.divx.com/divx/
   先ずはこれ! ここでコーデックを拾ってこない事には始まりません。
   広告が出るけどPROのフリー版がお勧めです。PROじゃないとBフレームが使えませんからね。


http://easy.to/dvd
   Digital-2LZ-info のトップページに繋がります。
   このページを押さえておけば大抵の情報は手に入ると思います。

http://www.marumo.ne.jp/
   このページはとても重要なツールがあります。
   MPEG2の編集を出来るだけ金を掛けずにするならここの情報を良く読んでください。
   TMPGEncのmpegツールではなく本体側でm2vファイルなどを入力ファイルに使用する場合、ここのVFAPIプラグインが必要になります。

   このページで説明しているDivXへの変換手順は、このVFAPIが登録されたTMPEncをフロントエンドに使用することで可能になっています。
   登録していないTMPGEncではm2vを受け付けませんので事前に環境を整えてください。


ダウンロードしたaviファイルがMS謹製のメディアプレーヤーで再生できない場合は、大抵がDivXでエンコードされたファイルです。
このエンコーダーの歴史云々は色んなホームページで詳しく解説されてますので、ここでは書きません。
ただ、同じDivXでも古いバージョンでエンコードされたものは最新のVer5.0.2では再生が出来ません。そういった悲しい状況を回避するためにも先にDivX Ver3.11_alpha を入れておくことをお勧めします。

DivX Ver3.xxはMS謹製のMPEG4コーデックをハッキングして作られたといういわく付きのDivXコーデックですが、その中でもこのalphaは最終形態と言って良いものです。(^-^)
ですからDVDリッピングソフトが地下に潜るがごとく、なかなか見つけられないかもしれません。
(誰もMS相手に正面からは喧嘩売れませんよね。(^o^;; )



さて、それではダウンロードしてきたVer5.0.2PROをインストールした後の説明です
インストール自体は普通のアプリと一緒です。
まあ、このPRO版はスパイウェアが入ってると言う事なので、気にする人は後からADWAER 等を使って除去するのも良いかもね。やったこと無いから動作保証はできませんが.....

インストールが済んでいればDivXなaviを再生するための準備は既に整っていますが、この5.0.2は再生クォリティを調整(CPU使用率を調整)することができますので、ご自分のPC環境に合せて調整しましょう



<<ファイル置き場>>

見つけられないalpha (^-^)
DivX5.0.2PRO版 (^-^)


<<再生環境の設定>>

まずはデコーダーの設定画面を呼び出します。



つぎにこの画面でクォリティレベルを調整します。そのまんまなので見れば判るってか。
でも、このスライダを目一杯右に送ると、PCによっては再生時にエラーが出る場合があります。
ですので、最初は左から一段階づつ送って様子を見ましょう(^-^)




こちらのタブはスムースプレイバックとダブルバッファリングを使用するかどうかの選択をします。
ただし、こちらのチェックを入れると再生そのものが出来ない場合があります。 まだバグ付きなのかもね。





<<DivX変換の手順>>

ここから先はDVD等からDivXを作成する場合の手順を書くつもりです。
今回は先ずTVチューナー付きMPEGキャプチャーカードで作成したMPEGの加工を取り上げます。

手順1:MPEGファイルの読み込み
まず、TMPGEncを起動します。私が使用しているのは商用版のPlusです。
TMPGEncのウイザードはカットしてください。うざったいだけです。
ここで先ず画面の右下の映像の「参照」ボタンでダイアログを表示し、読み込むMPEGファイルを指定します。
読み込む対象がMPEGファイルなら、映像ファイルを指定すると音声と出力が自動的にセットされます。




次にMPEGの設定をします。右下の「設定」ボタンですね。
出力するのはDivX変換のaviファイルなのですが、ここで設定した画面のサイズがaviにも反映されますので、初期値の720*480から640*480に変更しておきます。
ここを変えておかないと、aviが720*480サイズになり画面の上下に黒いバーが出てしまいます。




では入出力の基本設定が終わりましたので実際の変換作業に入ります。
TMPGEncのドロップダウンメニュー{ファイル}から{ファイルに出力}{aviファイル}を選択します。




選択が終わるとこの画面になります。次は「映像を出力」の変更です。
「設定」ボタンを押してavi変換に使用するコーデックの選択に入ります。




「ビデオの圧縮」ダイアログが現れますので、圧縮プログラムをプルダウンメニューから選びます。
ここでは当然「DivX5.0.2 codec」を選択します。
そして一番重要なのがここでの「設定」です。先ずは「設定」ボタンを押しましょう。




「設定」ボタンを押すとこのダイアログが現れます。
このダイアログはDivXのエンコード条件を設定するもので、TMPGEncから呼び出されます。




次にこのダイアログの「Variable bitrate mode」のドロップダウンメニューから「1-pass quality-based」を選択します。
あと、折角PRO版を使うのですから「Use Bidirectonal Encoding」にチェックを入れましょう
ここにチェックを入れないとPRO版のメリットであるBフレームが使えなくなります

ここには他にもモードがありますが、利用方法はこんな感じになります。
1-pass
ビットレート決め打ちで変換する方法で、画質はそれなりですがファイルサイズが大体わかります。

1-pass quality-based
クォリティ優先で動きが激しい場面では容赦なくビットを割り当てるモードです。
そのためファイルサイズが予測できません。画質は良いんですけどね。

2-pass first pass
2-pass second pass
これはエンコードを2回繰り返して最高画質と最小ファイルサイズを同時に実現するモードです。
見てのとおり2回エンコードを走りますので時間は2倍掛かります。

ここでのお勧めはやっぱり「1-pass quality-based」ですね。




このモードを選ぶと画面が若干変わります。
ビットレートの指定部分が1-passの時には「Encodding bitrate」だったのが、このモードでは「Quantizer」となり31〜2の間で画質を選択できるようになります。
ここでパーセント表示を下げると完成ファイルサイズも小さくなりますが、同時に画質も下がります。
どんな感じかと言うとビットレートの低いRealファイルって言うところでしょうか。全体的に霞が掛かった感じで画質が低いのをごまかしてますが、700MBのCD-Rに目一杯納まるサイズに調整するのが常道ですね。
この程度までサイズを上げるとビデオCDなんぞより遥かに画質の良い映像がCD-R一枚に納まります。
目指す画質を決めたらOKボタンを押して次に進みましょう。




実際には同じファイルサイズのMPEGファイルでもソースによって「Quantizer」の位置が全然違います
これはやってみるとわかりますが、同じ位置でエンコードしてもソースによって出来上がりのaviファイルのサイズが思いっきり変わります。
私は毎週「あるある発掘大辞典」をエンコードしてますが、その都度ファイルサイズが変わるので2〜3回は変換し直してます。
まあ、エンコード作業は夜間に走らせることが多いと思いますから、何度でも納得が行くまでトライしてください。(^-^)





さて、画質の設定がすめば次は音声の設定です。
音声を出力の設定ボタンで「サウンドの選択」ダイアログを表示させます。
ここでは形式でデフォルトの「PCM」から「MPEG Layer3」を選択します。
ビットレートはお好きなように選んでください。
その前にTMPGEnc側のオプションでMP3エンコーダーを変えておいたほうが良いかもね。
私は「午後のこーだ」を利用してます。
勿論、これを変更しなくてもTMPGEncの内臓エンコーダーを利用するので問題はありません。
単なる好みの問題です。(^0^)




ここまでくれば設定は全て終わりです。
保存ファイル名を設定して心置きなく「保存」ボタンを押しましょう(^0^)



実際のエンコード中の画面はこれです。
ペンティアム4 1.8GHzのマシンで3.4GBのMPEG-2ファイルをエンコードすると大体2時間掛かります。






<<実際のエンコード結果>>

折角、無尽蔵に近いファイルエリアを確保してますのでもう一寸実際のエンコードについて書いてみます。
実際にエンコードで利用したのは「あるある発掘大辞典」2002年9月15日放映分をソースとして利用します。
このファイルはI・O DATAのGV-MPEG3/PCIで作成したもので、高画質(720*480 ビットレート8MB)で録画したものです。
これを実際に上の手順で変換した場合の結果はこうなります。
環境は全て同一で、「1-pass quality-based」で「Quantizer」のスライダの位置を変化させた場合の画質とファイルサイズを検証します。


 Quantizerパーセントファイルサイズサンプルファイル
↑低画質8.478%257MBサンプル 1-1-8.4
mpegから直接変換時6.983%318MBサンプル 1-2-6.9
4.591%565MBサンプル 1-3-4.5
4.093%636MBサンプル 1-4-4.0
↓高画質3.595%794MBサンプル 1-5-3.5

この実際に変換された映像を見ていただくと判りますが、全体的にコントラストが悪く、明るすぎる映像になっています。その結果全体的に色彩が白く飛んだ状態になります。
勿論、これがDivXの実力と言うわけではありません。
お手軽にDivX変換するならmpegから直接変換するのが一番なのですが、高画質を追求するならmpegを映像と音声に分離してから変換すると良いでしょう。

ではmpegを分離した場合はどうなるのか? 以下にサンプルを掲示します。

 Quantizerパーセントファイルサイズサンプルファイル
↑低画質8.079%663MBサンプル 2-1-8.0
↓高画質4.093%1,753MBサンプル 2-2-4.0

サンプルを見てもらえば一目瞭然。コントラストも正常でかなりの高画質に仕上がっています。
ここで注目すべきは、「Quantizer」のスライダの位置と生成されるaviのサイズです。
同じ位置で比較すると(4.0の時)

mpegから直接変換した場合:636MB
映像と音声を分離した場合:1,763MB

この様にmpegから直接変換した場合は、ファイルサイズが3分の1になります。
ところが同じファイルサイズで比較すると、mpegから直接変換したものは鑑賞には堪えますが品質は明らかに低下しています。
つまり、DivX変換においては手間隙を掛けて分離→変換した方が満足度の高いものができると言う事です。ちなみに変換に要する時間は大体3時間ですので、処理時間が1.5倍に増えると考えてください。


<<映像と音声を分離する場合の手順>>

では、TMPGEncを利用した映像と音声の分離の手順です。
先ずドロップダウンメニューから{ファイル}→{MPEGツール}を選択し、表示されるダイアログの中で簡易分離を選択します。
あとは入力するmpegファイルを設定すれば自動的に映像と音声の分離後の拡張子が決定され、OKボタンにより分離が実行されます。




この後の手順については、先に映像の入力でmpegを指定する代わりにM2VとMP2(MPA)をそれぞれ指定するだけです。
時間にして15分程度のロスですので、仕上がりを考えたら分離して入力することをお勧めします。










<<DivX5.0.2のエンコード設定(その他)>>

2-passでの変換は、......
すでにこの情報は古くなったので更新はしないことにしました。
現在出回っている最新版のDivXはもっと簡単なユーザーインターフェイスになっていて、自分がどの目的で作りたいのかプロファイルを選ぶようになっています。
マニュアルで設定を詰めることも出来ますが、ばかちょんで使ったほうが後々の互換性で問題が出ませんのでそちらをお勧めします。