手持ちのカメラをチェック




Canon EOS 5DsRをチェック

2016/6/10

今日届きました。マップカメラの中古品で価格は388,000円でした。高いです。

つい先日までα7RUを買おうとしていましたが、画素数の多さ以外に特別に優れた点がないので断念。
でもEOS 5DsRなら圧倒的な高精細で、しかも手持ちのEFレンズが本来の性能を発揮できます。

α7Uは電子アダプタを付けてEFレンズを使う事が可能ですが、ピントが迷った時にフォーカスリングを回してアシストしないとストレスが溜まるのが難点でし た。

EOS 5DsRの特徴など
機材名 評価項目 性能等 評価 カメラの位置付けと今後の方針
Canon
5DsR
EVF
内臓EVF
視野率100%
位置付けはメインカメラです。
これを買ってしまったのでα7Uは今後使わなくなる可能性大です

元々EOS1桁シリーズの操作性は抜群なのでネガ要素はありません。
以前使っていたEOS 6Dはファインダーが見づらかったのですが、5DsRは良好です
同じフルサイズセンサーで1桁機なのにここまでファインダーの性能が違うとは残念ですね。
→EOS 6Dの事ですよ。残念と言うのは。
センサー
35mmフルサイズ
5,060万画素
操作性 メイン/サブ電子ダイヤル
マルチコントローラー
WB/DRIVE/ISO等独立
レンズ 超広角レンズあり
  EF16-35mm F2.8L USM


画質面での評価

  1. ISO1600までは本当に綺麗です。このカメラはISO100で運用するのがベストですね。
  2. 圧倒的な高精細で等倍にすると『おお!こんなものが写ってる』と感激します。
画質は大満足です。
レンズは純正でも社外品でもRAW現像時にプロファイルが選べ製品なら何の問題もありません。 

 

携帯性での評価 

  1. α7Uと比べると同じフルサイズとは思えない大きさです。
  2. フルサイズ用のレンズを付けると全体で2Kg近くになり重いです。

レンズの評価

  1. キヤノン純正のLレンズなら文句のない性能です。
  2. 純正レンズは大きくて重いですがボディとのバランスが良いです。
  3. 必要ならツァイスの高性能レンズも選べますが、α7Uと違いマニュアルになります。 


その他の評価

  1. ボディもレンズも優秀ですが、基本的にフルオート撮影が便利です。マニュアル設定が得意なカメラではありません。
  2. ツァイスのオータスの様な基本性能を徹底的に追求したレンズも選べますが40万円を超えます。
  3. ミラーの反動が驚くほど小さく音も他のEOSシリーズとは全然違います。


とにかくファインダーの見やすさに感激です。
EOS 6Dのファインダーが見づらくてα7Uに移行したのですが、こいつは凄くいいです。

同じ1桁機でも値段が全然違うので、ファインダーにも相当お金がかかっているという事ですね。



高画素機は手振れに弱い?

2016/06/13

古くから掲示板を賑わせる話題です。最近ではα7RU。ちょっと前のニコンD800などで掲示板が荒れましたね。

正解はどっちなのでしょうね?私はあまり関係ないです。

撮った写真が満足出来るならそれでいいじゃないですか。(*^_^*)

でも簡単に比較してみましょうか。手持ちの機材も多い事ですし。


【センサーの単純比較】

Canon EOS 5DsR Sony α7U Canon EOS M3
センサー種類 35mmフルサイズセンサー 35mmフルサイズセンサー APS-Cサイズセンサー
センサーサイズ 36mm×24mm 35.8mm×23.9mm 22.3mm×15.8mm
センサー面積 864平方mm 855.62 平方mm 352.34 平方mm
対角線長 43.27mm 43.05mm 27.33mm
画素ピッチ 4.14μm 5.96μm 3.71μm
最大画像サイズ 8,688×5,792 6,000×4,000 6,000×4,000
有効画素数 5,060万画素 2,430万画素 2,420万画素
手振れ補正
レンズ側
ボディ ・ レンズ併用
レンズ側


メーカーも掲示板の常連も高画素機はレンズを選ぶと言いますね。

多分、ある意味合っていると思います。

レンズの解像度が低ければセンサーを活かす事が出来ません。単純ですね。

でも一定程度の解像度を持っているならレンズ側に責任は無いですよね。その場合解像度よりも収差の方が影響が大きいはず。


ここで忘れちゃいけないのが今のデジタル一眼は現像時にレンズ補正データを元に各種収差の補正をやっていると言う事。

なのであまり気にしなくて良いのでは?
と私は思っています。


上で単純比較していますが、5,060万画素のEOS 5DsRよりも、2,429万画素のEOS M3の方が画素ピッチが狭いんです。
α7Uのピッチと比べると大きな差がありますよね。

じゃあEOS M3で撮った写真はどうかと言うと、モニター上でピクセル等倍で確認してもα7Uよりも大きく劣っていると言う訳ではありません。


EOS M3はAPS-C機なのでフルサイズに対して半分以下の面積で像を結ぶ必要があります。

つまり、同じ被写体(仮に100本並べた色鉛筆)をフルサイズで結像させるのと、APS-Cで結像させるのではレンズに求められる性能が変わってきます。半 分以下の面積に100本の色鉛筆を結像させるには高い解像力が必要です。

この辺の言い方が難しくて掲示板が荒れるのですが、イメージサークルが小さくなると空間周波数特性のうち高い周波数での特性が更に重要になると言う事です ね。


フィルム時代のレンズ性能を測るのに1mmあたり10対の白黒の線を表したものと30対の線を表した物を用いてMTF曲線図等を作って居ましたが、APS- C機であれば45対で測定すべきとの意見があります。つまりもっと高い周波数で測れと言う事ですね。


ここから先の議論になると私はついていけませんが、EOS 5DsRよりも画素ピッチの狭いEOS M3に値段が大して高くない EF-M 11-22mm(手振れ補正つき)をつけて撮った写真と、EOS 5DsRにEF13-35mm F2.8L(手振れ補正なし) をつけて撮った写真で何処が違うかと言うと、差はあまり感じません。

勿論、イメージサークル上で被写体が同じ大きさになるように撮影して比較しているので、より細かい所まで鮮明に見えると問う違いはあります。


EF16-35mm F2.8Lに手振れ補正が無いから像がぼけているとか、滲んでいるとかは感じません。